------小水力発電ニュース------
富士緒井路土地改良区の発電所 |
賦課金下げたい
「売電でお金が入れば農家の賦課金を下げたい」。すでに本調査に入っている元治水(げんじすい)井路土地改良区(由布市)の佐藤高信理事長 は話す。農業用水を使う稲作農家は、水路を維持管理する改良区に賦課金を支払っている。米価下落で稲作農家の経営は厳しく、改良区が売電収入を確保するこ とで賦課金を下げ、農家の負担を軽減したいというわけだ。
同改良区が想定している水力発電の最大出力は300~350キロワット。現在の賦課金は10アール当たり年3千~8千円程度だが、「計画がうまくいけば半額ぐらいにできるのではないか」(佐藤理事長)と試算している。
9月から本調査が始まる玖珠町土地改良区(玖珠町)の長野道範事務長も「売電収入で水路の維持管理を賄い、農家の賦課金を下げられれば」と 期待する。一方、明正井路土地改良区(豊後大野市)の阿孫栄理事長は「発電した電力を揚水機の稼働や、農家が獣害防止で設置している電気柵に使いたい」と 語る。
県内に適地多い
大分県は農林水産省が2009年度に補助制度を設けたのを機に農業用水発電の普及を積極化。中山間地が広がる県内には適地が多いとみている。
お手本もある。県内5カ所の既存の農業用水発電のうち、2カ所を手掛ける富士緒井路土地改良区(豊後大野市)だ。同改良区が水力発電を始めたのは1914年(大正3年)。台地の上に灌漑(かんがい)用水を揚げる揚水機の電源として設置した。
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http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819891E0E6E2E2808DE2E0E2EBE0E2E3E39E8AE2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E5E2写真はこちらのブログより拝借
http://blogs.yahoo.co.jp/echq96/46847886.html