・-----上毛新聞、2011/09/23
------小水力発電ニュース------
福島第1原発事故を受けて、県は太陽光とバイオマス、小水力発電の再生可能エネルギー(自然エネルギー)の普及に向け、2015年度までの導入目標とロードマップを作成する。恵まれた自然環境を生かして3エネルギーを積極的に導入、県内電力の自給率を引き上げる。メガソーラー事業で、進出先を探す企業と誘致を希望する市町村を橋渡しするマッチングの準備も進め、エネルギーの地産地消を目指す。
目標設定に当たり、メガソーラー施設の展開が可能な場所をリストアップ。小水力・バイオマス発電施設の設置可能性も調べ、想定発電量を積み上げた「潜在能力」を目標に設定し、導入に向けた工程表を作成する。水力発電を中心とした現在の電力自給率(25%)にどれだけ上乗せできるかが焦点となる。
本県は、太陽光発電に有利な全国4位の日照時間(10年度)のほか、関東一の森林面積や盛んな畜産業などバイオマス発電に必要な条件がそろっており、再生可能エネルギーの導入に適した環境にあるが、実際の取り組みは遅れている。
東日本大震災と福島第1原発事故後、急速に高まる自然エネルギーへの関心や、電力の買い取りを電力会社に義務付けた「再生エネルギー特措法」の成立を追い風に、県は目標設定で再生可能エネルギーの推進を確実にしたい考えだ。
つづき
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/09/23/news01.htm