2011年9月14日水曜日

庄発電所の起工式 農業用水活用 来年12月完成目指す/富山

-----中日新聞、2011/09/14

------小水力発電ニュース------

新たなエネルギー源に期待
(上)安全祈願の苅初の儀で鎌を入れる
石井知事(左)ら=砺波市庄川町で
(下)庄発電所の完成イメージ図
   地球温暖化対策の一環で県企業局が計画している農業用水を活用した小水力発電所・庄(しょう)発電所(仮称、砺波市庄川町庄)の安全祈願祭と起工式が十三日、現地であった。農業用水路を利用した発電所を県が設置するのは二カ所目。起工式では石井隆一知事や上田信雅砺波市長らが新たなエネルギー源に対する期待を込めた。(萩原誠)
   起工式のあいさつで石井知事は「自然環境のため既存の農業用水の活用に今まで以上に力を入れ、地域に親しまれる施設にしたい」と述べた。上田市長は「福島第一原子力発電所の事故もあり再生可能エネルギーの導入が課題になる中、天候に左右されず発電できる」と期待感を示した。
   庄発電所は庄川右岸幹線用水の四・五メートルの落差を活用して水中タービン方式で発電、最大出力は百九十キロワット。年間供給電力量は百二十八万キロワット時で、一般家庭二百九十五戸が一年間に使用する電力量に相当する。石油火力発電所で発電した場合と比べると、九百四十トンの二酸化炭素(CO2)削減効果がある。総工費四億五千万円で来年十二月の完成を目指す。

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20110914/CK2011091402000162.html