2011年9月8日木曜日

【でんきを見にいく】小水力発電 湧水で安定供給 CO2排出もゼロ

-----産経ニュース、2011/09/08

------小水力発電ニュース------

三峰川電力が長野県茅野市内で運営する小水力発電所
「蓼科発電所」の取水口
   夏は避暑地、冬はスキーで1年を通じて観光客が訪れる蓼科高原に丸紅の全額出資子会社、三峰川電力(東京都千代田区)が運営する小水力発電所「蓼科発電所」(長野県茅野市)がある。
   八ヶ岳からわき出た水が流れ込む小斉川の農業用水を水源に利用し水車発電機を回す。作られた電気は中部電力の配電線を通じて、近隣の旅館や民家に供給される。最大出力は260キロワットで、年間発電電力量は210万キロワット時といい、一般家庭の約500世帯の電力を賄える計算だ。三峰川電力の伊藤修一課長は「湧水なので水量の変化が年間を通して少なく、冬に凍ることもない。安定して電気を作れる」と胸を張る。
   歴史は古い。産業育成や近隣の旅館などの電力供給を目的に昭和29年に建設された。設備の老朽化や維持管理の負担から、平成19年5月に運転を休止したが、地元住民から復活を望む声が相次ぎ、3年後の22年6月、丸紅が三峰川電力(東京都千代田区)を通じて蓼科開発農業協同組合から発電所を買収した。
   取水口の工事や発電機の更新などに約3億円を投じ、今年6月に運転を再開した。




つづき
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110908/biz11090821160025-n1.htm