・-----毎日新聞、2011/08/31
------小水力発電ニュース------
◇びわこ成蹊スポーツ大
福島第1原発事故で自然エネルギーに注目が集まる中、びわこ成蹊スポーツ大学の青木豊明教授(環境科学)が28日、大津市北比良の比良川で渓流を利用したマイクロ水力発電の見学会を開いた。
長さ約240メートル、内径5センチの導水管を、落差が約35メートルになるよう山の斜面に沿って設置。沢に取り付けた取水口から毎秒約1・3リットルの水を取り入れ、ステンレス製のタービン(直径25センチ、厚さ3センチ)を回す仕組み。自動車用発電機を利用し、一般家庭の電力使用量の約3分の1に相当する毎時0・35キロワットの電力を生み出せる。
青木教授によると、今回利用した沢では渇水時でも毎秒120~130リットルの水が流れ、発電には水力の約1%を使っている。一度タービンを回した水も落差を利用すれば別のタービンを回すことができ、比良川の水力の4分の1を活用して複数のマイクロ発電機を動かせば約250世帯分の発電が可能という。
マイクロ発電機は06年秋、青木教授が町おこしの相談を受けたのを機に約25万円で設置した。今後は用水路などで使える携帯用水力発電機も作りたいという。
つづき
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110831ddlk25040422000c.html
※びわこ成蹊スポーツ大学の隣を流れるのが、比良川
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