2011年9月20日火曜日

”小規模水力発電促進を”/高知県

-----NHK、2011/09/20

------小水力発電ニュース------
   雨の量が国内で一番多い高知県の自然環境を利用した小規模な水力発電の利用を進めようという講演会が、19日、高知市で開かれました。
   この講演会は、ウランや化石燃料などの限りある資源ではなく、雨の量が国内で一番多く傾斜が急な山間部が多い高知県の自然環境を生かして持続可能な小規模な水力発電を進めようと、「高知小水力利用促進協議会」が開き、およそ200人が参加しました。
   はじめに独立行政法人農業・食料産業技術総合研究機構の後藤眞宏研究員は、「農業が盛んな高知県は各地に農業用水路が通っていて、高低差があったり絶え間なく水が流れていたりして発電の要件が備わっている」と高知県の自然環境が水力発電に適していることを説明しました。
   続いて推進協議会の会員などが水量が豊富で落差がある用水路や河川など小規模水力発電の条件を満たした具体的な場所を写真で示し、適した場所は多いと紹介 しました。講演会に参加した人は、「コストが高いという課題はあるが、小規模水力発電を通して雇用の創出など地域の活性化につなげられたらいい」と話して いました。

掲載元
http://www.nhk.or.jp/lnews/kochi/8015539801.html