2012年5月30日水曜日

(インタビュー)自然エネルギーが開く未来 NPO法人「地域再生機構」平野彰秀さん

-----朝日新聞、2012/05/29

------小水力発電ニュース------
   7月から自然エネルギーの固定価格買い取り制度が始まる。東京電力福島第一原発事故を受け、「脱原発依存」に向けた具体的な一歩だが、話は電源選択の問題にとどまらないようだ。何がどう変わりうるのか。岐阜市中心部から車で2時間、山あいの過疎地で一足先に、水車で起こした電気で地域再生に取り組む平野彰秀さんに会いに行った。

   ――NPOの一員として2007年から水車を使った小水力発電を推進してきたそうですね。
   「地域をなんとか再生させたい、という石徹白の方々の切実な願いにこたえたかった。昭和30(1955)年ごろまでは水車があり、昼は製材所の動力に、夜は集落の電気に使っていたそうだから、温故知新で地域再生のシンボルにしようと」
   「昨年3月、実働機としては三つ目の水車を設置し、電気代の負担が重くて休眠していた農産物加工所に電気を送っています。息を吹き返した加工所では夏場、特産品のトウモロコシのハネ品を使ってパウダーをつくり、半年間ですが、パート数人の雇用が生まれました。水が流れる限り、24時間365日コツコツ発電できるのが、小水力の利点です。将来的には売電も考えています」
   「地元の女性有志が特産品を使ったカフェを定期的に開くなど、水車は地元の人々の意識を動かし始めています。小水力発電の見学などをきっかけに昨年、4世帯9人が移住。うち1世帯は私と妻で、築130年の古民家に住んでいます」

   ――経歴は見事なエリートっぷりで、コンサルタント時代は年収1千万円を超えていたと。それがなんでまた? と問わずにいられません。    「よく誤解されるのですが、社会の一線から『降りた』とか『はずれた』つもりは全くありません。時代の流れは『こっち』だと思ってますから。感覚的にはベンチャーの起業家とそう変わらないかもしれない」
   「『失われた20年』で喪失したものを取り戻そうと躍起になっても、もう無理でしょう。経済成長を前提にした社会モデルに固執するのはやめて、次の社会モデルを準備した方がいい。日本が次にめざすべきは『足るを知る』社会であり、地域の特性を生かした地産地消型の自然エネルギーがカギになると思います」
   「石徹白は、まさにそういう社会だったんですよね。雪深く、隔絶された集落なので、食べ物はもちろん、衣服や道具類も手近な材料でつくってきた。そして雪解けの春を迎えるころ、『いいお天気ですね』とあいさつすると『ありがたいなぁ』と返ってくる。自らの手で暮らしをつくるからこそ、『足るを知る』ことができる。そんな地域の知恵と精神性をもとに、次の時代の社会モデルを実現させたいです」

省略

こちらの記事は、2012年05月29日 朝刊 オピニオン1 p17に掲載さています。
全文はそちらを御覧ください。朝日デジタルでもご覧いただけるようです。

2012年5月29日火曜日

鹿児島県小水力利用推進協、6年で40カ所の水力発電施設計画

・-----南日本新聞、2012/05/29

------小水力発電ニュース------
   鹿児島県内の首長や、県、大学研究者らでつくる「鹿児島県小水力利用推進協議会」(池畑憲一会長)は28日、河川や農業用水路などを利用する小水力発電施設を、今後6年間で県内約40カ所に建設する計画を発表した。総出力は計約2万4000キロワットで、一般家庭約5万世帯分の消費電力に相当。全国小水力利用推進協議会(東京)によると、国内最大規模という。
   計画では、2018年3月までに、出力約350~約1500キロワットの発電機を県内各地に設置する。立地協定を結んだ場所から順次着工し、それぞれ1年をめどに稼働させる。年内は霧島市と大隅半島の自治体4カ所で着工予定。
   事業運営は九州発電(鹿児島市)で、同市の本坊商店と南国殖産などが出資して今年1月に設立した。総事業費は約240億円。    発電した電力は、7月施行の再生可能エネルギー特別措置法を踏まえ、全量を九州電力に販売。収益は年間約二十数億円を見込む。 つづき http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=40778&sp=1&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

電力の「地産地消」期待 福井

・-----読売新聞、2012/05/29

------小水力発電ニュース------
福島第一原発事故以降、太陽光や風力などとともに再生可能エネルギーとして注目されるようになった小水力発電。水資源が豊かな北陸地方に適した発電方法で、県内でも、砂防ダムや農業用水で導入に向けた動きが出始めた。地域で起こした電気を地域で使う<エネルギーの地産地消>への期待が高まっている。(酒本友紀子)
砂防ダム 越前和紙の里で知られる越前市大滝町では、岡本川の砂防ダムを活用するため、29日に地元住民らで利用協議会を発足させる。約10年前から地元の公共設備の電気を一部まかなう構想を練ってきたが許可申請の手続きが複雑で、素人ばかりの約150世帯の集落が担うには負担が大きく、思うように進まなかった。
だが、福島の事故などを機に手続きが簡素化され、・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120528-OYT8T01724.htm?from=tw

2012年5月28日月曜日

土佐山で小水力発電

-----高知新聞、2012/05/28

------小水力発電ニュース------
   「高知小水力利用推進協議会」(会長=篠和夫・高知大学名誉教授)は26日までに、高知市土佐山高川地区の高川川で小水力発電の事業化を進めることを決定した。最短で2014年春の稼働を目指す。既に土地所有者の合意も得ており、27日に開く地区総会でも理解を求める。高知県内には、高岡郡梼原町の町営発電所など7カ所に四国電力や公営(第三セクター含む)の既存施設があるが、同地区での事業化が実現すれば、電力会社を除く民間の発電事業としては県内初の小水力発電となる。 つづき http://203.139.202.230/?&nwSrl=288944&nwIW=1&nwVt=knd

小水力発電建設へ/高知・高川川

・-----朝日新聞、2012/05/28

------小水力発電ニュース------
   高知小水力利用推進協議会(会長=篠和夫・高知大名誉教授)は、高知市土佐山の高川川に小水力発電所を建てることを決めた。すでに地権者の同意は得ており、早ければ2014年春の稼働をめざす。
   小水力発電は出力が1千キロワット以下の水力発電。同協議会は昨年3月、NPO代表や大学の研究者、企業経営者らが設立した。
   構想では、高川川から取水した水を管で約0・8キロ、高低差120メートル下流に流し、水車を回す。最大出力は180キロワット、年間発電量は100万~120万キロワット時となる見込み。一般家庭350世帯分の消費電力にあたり、全量を四国電力に売却する・・・ つづき http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001205280005

2012年5月27日日曜日

鹿児島全域に小水力発電所 40ヵ所、計2万キロワット超

・-----西日本新聞、2012/05/25

------小水力発電ニュース------

鹿児島県内の首長などでつくる「鹿児島県小水力利用推進協議会」(会長・池畑憲一県議)は24日、県本土全域の約40カ所に用水路などを利用した 小水力発電所を建設する計画を明らかにした。民間資金で建設・運営し自治体が設置場所選定に協力する。建設期間は6年で投資総額は200億円。合計出力は 2万数千キロワットで「国内最大規模」としており、一般家庭5万世帯分の電力を賄える。1カ所目を年内に着工、来年に運転を開始する。
7月に施行される再生可能エネルギー特別措置法に基づき、全量を九州電力に売電する。発電所の水流管理などは地元集落に委託し、管理料を支払うことで地域振興にも役立てる・・・

つづき
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/304185

2012年5月24日木曜日

<小水力発電>愛知県、日本一を目指す 豊富な用水路活用

・-----毎日新聞、2012/05/23

------小水力発電ニュース------
  東京電力福島第1原発事故で再生可能エネルギーへの注目が集まる中、愛知県が農業用水を使った小水力発電の発電量日本一を目指して取り組みを進めている。愛知県によると、同県は農業用水の延長が2467キロあり、北海道、新潟県に次いで全国3位。農地面積に対する水路の密度は全国トップという。愛知県の担当者は「環境に負荷を掛けずに多くの電力を生み出したい」と意気込んでいる。
 県は11年度、農業用水路などで小水力発電施設が設置可能な場所を調査。水路の高低差が1メートル以上で一定以上の水量がある候補地として、木曽川水系で87カ所、豊川水系で40カ所、矢作川水系で20カ所の計147カ所をリストアップした。全てで発電すれば一般家庭2万2000世帯分の電力となる。中部電力が11年に建設した大規模太陽光発電所「メガソーラーたけとよ」(武豊町)の発電量は一般家庭2000世帯分で建設費は約40億円。小水力発電の設置費用は約100億円で、11倍の電力が賄える計算になる・・・

つづき
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000049-mai-soci

小水力発電や地中熱利用、除染技術も――「地球温暖化防止展」25日まで

・-----オルタナ、2012/05/24

------小水力発電ニュース------
 地球温暖化防止に役立つ技術などを展示する「2012地球温暖化防止展」(日報ビジネス主催)が25日まで東京ビッグサイトで開かれている。会場では 153社が自然エネルギーや省エネなどに関する技術やサービスを紹介しており、中でも小水力発電や地中熱利用では大きなブースが設けられた。
 田中水力(神奈川県座間市)は、九州工業大学と連携して開発した最大出力5キロワットの小水力発電装置を出品。7月に施行される自然エネルギーの全量買取 制度を前に小水力発電に期待が高まるが、同社の小林征四郎氏は「小水力発電の普及は系統連系の手続きの簡素化がカギになる」と語る・・・

つづき
http://www.alterna.co.jp/9114

全量買取制度で期待高まる小水力――新製品投入、電力自給の動きも

・-----オルタナ、2012/05/22

------小水力発電ニュース------
 7月から施行される自然エネルギーの全量固定価格買取制度(全量買取制度)を控え、小水力発電への期待が高まっている。各地では相次いで小水力発電所が稼働を開始し、発電機の新製品も発表。住民が主体となって小水力発電で「電力自給」をめざす動きも始まった。
■小さな水源で発電 新製品も登場
 小水力発電は、河川をダムでせき止める大規模水力発電とは異なり、落差と一定の流量があれば、農業用水や沢などの小さな水源で十分発電が可能。投入したエネルギーに対して得られるエネルギーが大きいのも利点だ。環境省の2009年度の推計では、全国の河川などでの導入可能量は最大約1500万キロワット(原発15基分)にも達する。 エンジン発電機・溶接機メーカーのデンヨーは17日、同社初となるマイクロ水力発電装置「MHG-5」を7月1日より発売すると発表した。全量買取制度実施にともなう需要を見越しての市場投入だ。出力は5キロワットで、同社担当者は「他社従来品が1千万円程度するのに対して6百万円(系統接続型)と安価。主に自治体を中心に引き合いがある」と話す・・・

つづき
http://www.alterna.co.jp/9103

住民主体の小水力発電 自然エネで地域再生 岐阜県郡上市 平野彰秀さん

・-----日本農業新聞、2012/05/21

------小水力発電ニュース------
 過疎化、高齢化に悩んでいた岐阜県郡上市の石徹白(いとしろ)集落が、小水力発電を核にした地域づくりに乗り出した。仕掛けたのは、東京から移り住んだ平野彰秀(36)。小水力発電の導入をきっかけにカフェがオープンしたり、若者がIターンしたりと地域が変わり始めた。事業主体は行政や企業ではなく、地域住民という珍しさから、今や視察が絶えない集落となった。平野自身は裏方に徹し、行政との橋渡しなど補佐的な役割を担う。持続可能な地域づくりに向け、小さな集落から提案を続ける。

転載元
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=14374

2012年5月22日火曜日

愛媛県西予市、既設の水車で発電・売電 休止の宿泊施設使い

・-----日本経済新聞、2012/05/22

------小水力発電ニュース------
 愛媛県西予市は今冬、市の宿泊施設「城川自然ロッジ」の近くにある水車を活用した小水力発電事業に乗り出す。家庭の消費電力換算で、約7世帯分に相当する電気を12月から発電し、四国電力に売電。売電で得た収入を元に発電機を新たに整備して発電量を増やし、イノシシが地元名物の栗を食べるのを防ぐ電気柵に電気を流す計画。  西予市は城川自然ロッジの運営を指定管理者制度で民間に委託していたが、3月末で契約が切れ、ロッ…

つづき
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C889DE6E3E4E4E4E4E4E2E0E3E2E7E0E2E3E09E93E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4EB

再生可能エネ買い取り制度 20年超の小水力発電 本体更新で対象に

・-----日本農業新聞、2012/05/21

------小水力発電ニュース------
 資源エネルギー庁は、7月から始まる再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の対象から漏れた、20年以上経過した小水力発電について、発電施設本体を新規に更新すれば、同制度の対象とする方針を固めた。老朽化が進んだ発電施設本体を更新すれば、水路などの既存の設備は、そのまま活用できる見通しとなった・・・

つづき
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=14343&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

電力不足で期待高まる「小水力発電」 自治体が導入に向けて動き出す

・-----ヤフーニュース、2012/05/20

------小水力発電ニュース------
 再生可能エネルギーの1つでもある「小水力発電」は、河川や農業用水、上下水道などを利用して発電する小規模な発電方式のこと。全国小水力利用推進協議会によると、河川や農業用水などを利用して発電する、出力1,000キロワット以下の水力発電を、小水力発電と呼んでいる。
 小水力発電は大規模なダムなどの開発をともなわないため、環境にやさしく、初期投資が少なくて済むのが特徴。私たちの周りにある農業用水路のほか、ビル の循環水や工業用水、上下水道施設、一般河川など、水の落差と流量があればどこでも発電できることから、自治体が中心となって開発する動きがみられる。
 岐阜県では、小水力発電可能地について調査を行い、その結果を4月26日に公表した。それによると、通年通水に対応できる農業水利施設のうち、流量や落 差から算出した発電出力が1キロワット以上見込める発電可能地が33カ所あり、その合計が2,300キロワットになると試算した。これは、一般家庭 1,600世帯分に相当する。今年度は中津川市加子母小郷地区で、平成26年4月の供用開始を目指して工事に着手するという。これにより、220キロワッ トの発電出力を見込む。また、郡上市石徹白地区と中津川市西山地区で、事業化に向けた基本設計を実施すると発表している。
 また神奈川県開成町は、町内を流れる水路を活用した発電設備の導入に着手するため、2012年度当初予算案に調査費として約510万円を計上した。町内 全域が酒匂川の扇状地に位置する開成町は古くから稲作が盛んで、生活や農作業に利用するための水路網が張り巡らされている。こうした特徴を生かし、自然エ ネルギーの利用と開発を狙う。
 このほかにもさまざまな自治体や団体が、小水力発電の導入に向けた動きを見せ始めている。原子力発電所のあり方が問われており、今後の電力源の1つとして期待が集まりそうだ。
(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)

転載元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120520-00000000-sh_mon-bus_all

2012年5月18日金曜日

小出力の水力発電装置、デンヨーが参入、再生エネの買い取り受け。

・-----日経産業新聞、2012/05/18

------小水力発電ニュース------
発電機メーカーのデンヨーは17日、出力が5キロワットと小さい水力発電装置に参入すると発表した。大規模なダムの建設や大きな水源がなくても利用できる 出力100キロワット以下の「マイクロ水力発電」と呼ばれる分野の発電装置。7月から始まる再生可能エネルギーの全量買い取り制度で、小出力の水力発電装 置も対象となっていることから参入の動きが活発化しそうだ。
7月1日に発売する。小さな水源からパイプで水を取り込み、10~30メートルの落 差によるエネルギーを利用して発電する。水の流れる力を受けて装置内部のプロペラを回転させ、発電機で電力を生み出す。水の流れは一定でないため、電力を 安定させるためのインバーター(電力変換装置)を組み合わせて利用する。
装置価格は、発電した電力を施設内で使う場合が400万円、施設内での利用に加えて電力会社に売電する場合が600万円。初年度で50台の需要を見込む・・・

※紙面より転載(日経産業新聞 2ページ)

2012年5月17日木曜日

呑吐ダムに小水力発電 兵庫県などが設置計画

・-----神戸新聞、2012/05/17

------小水力発電ニュース------

 神戸や東播、淡路地方の水源となっている呑吐(どんど)ダム(神戸、三木市)で、兵庫県などが水力発電装置を設置する計画を進めている。最大出力 300キロワットの「ミニ発電」だが、安定した供給が利点で、4年後の稼働を目指す。自然の力を利用した再生可能エネルギーが脚光を浴びる中、既存のダム を利用した身近な電力源として注目されそうだ。(岸本達也)
1986年に完成した呑吐ダムの有効貯水量は県内有数の約1780万トン。農業用、水道用の水を供給している。
水力発電は、近畿農政局淀川水系土地改良調査管理事務所と県企業庁などが計画。県内のほかのダムなどと比較したところ、堤高が約70メートルある呑吐ダムが最も発電効率が良かったという。

つづき
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005059823.shtml

東電、長野県大町市で小水力発電所の運転開始 農業用水を活用

・-----日本経済新聞、2012/05/17

------小水力発電ニュース------

 東京電力は大町市で小水力発電所「大町新堰(しんせぎ)発電所」の運転を15日から始めた。最大出力は1000キロワット、年間の発電電力量は約610万キロワット時。一般家庭に換算し1700世帯分の年間電力需要を賄えるという。
 高瀬川の支流である籠川(かごがわ)から取水する2.5キロの農業用水を使い、114メートルの落差を利用して発電する。同社で農業用水を使った水力発電所は81年ぶりという。総投資額は明らかにしていない。

つづき
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C889DE6E3E6EAEAE0E4E2E3E4E2E7E0E2E3E09EE1E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6

2012年5月16日水曜日

両機、マイクロ水力発電機を開発-瓢湖浄化にも一役

・-----日刊工業新聞、2012/05/16

------小水力発電ニュース------
【新潟】両機(新潟市北区、西山修司社長、025・258・5970)は、用水路に設置して街灯電力などに利用できる「マイクロ水力発電機」を開発し、10台をラムサール条約指定湖である瓢湖(ひょうこ)(新潟県阿賀野市)の用水路に設置した。
阿賀野市が推進する新エネルギー(再生可能エネルギー)ビジョンの施策として採用された。合計10台でイベント用の7ワット発光ダイオード(LED)ぼんぼり125個を点灯させることができる。湖水の浄化にも役立てられる。
同発電機は筐(きょう)体がステンレス製。水流を受けて水車が発電する発電機と電気を充電するコントローラー、バッテリーで構成する。水路幅150セン チ、水深50センチメートル、流速毎秒1メートルで毎時25―35ワットを発電。発電機のバランサーにより、水深25センチ―60センチメートルに自動対 応する。

掲載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120516aaax.html#he20120516 写真はこちらからお借りしました→江南サイト

桜ヶ池周辺にエコビレッジ 南砺市がPT発足 富山県

-----読売新聞、2012/05/16

------小水力発電ニュース------
電力や食料を自給自足
 農地やレジャー施設が広がる南砺市立野原東の桜ヶ池周辺で、電力や食料の自給自足を目指して「エコビレッジ」を作ろうと、市が動き始めた。今月2日、職員8人からなるプロジェクトチーム(PT)が発足。小水力発電など地域の自然条件を生かした構想を練っており、来年度から本格的な事業に取りかかる。
 エコビレッジは、環境に調和した資源循環型のコミュニティー作りの取り組み。平野と山間部の中間に位置する桜ヶ池周辺は、池からの用水を利用した農地が広がり、温泉やキャンプ場、宿泊施設も整っており観光客も多い。食べ物だけではなく、用水を使った小水力発電や地熱発電で各施設の電力を賄うことができれば、エネルギーの自給自足も期待できるという。

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20120516-OYT8T00051.htm?from=tw

ふるさとのエネルギー:秋田・奥羽山系仙北平野水資源調査研究会 小水力発電で企業育成 /秋田

・-----毎日新聞、2012/05/15

------小水力発電ニュース------
 秋田県最大の穀倉地帯、仙北平野を流れる農業用水路に小水力発電機を設置して地域で電気を作ろうと、地元企業や自治体、大学などが今年1月、「奥羽山系仙北平野水資源調査研究会」を設立した。研究会事務局のある仙北市の株式会社たざわこ芸術村・わらび座で、エネルギー問題を担当する長瀬一男さん(58)は「エネルギーを生み出すだけではなく、企業や人材を地域で育てたい」と意気込む。【小林洋子】

 −−小水力発電に取り組むきっかけは?

 直接には東日本大震災です。わらび座は震災以前から自然エネルギーを有効に活用しようという基本理念を持っていましたが、震災で観光客が激減し、大口需要家として15%節電が義務づけられ、経営的にもコスト削減が必要となったことなどから、わらび座の近くにある農業用水路のエネルギーを利用できないかと考えたのです。

 −−単独ではなく研究会の形にしたのは?
 ・・・ つづき http://mainichi.jp/area/akita/news/20120515ddlk05040072000c.html

福井県 再生可能エネルギー導入、検討する地域協議会を募集

・-----タイナビニュース、2012/05/14

------小水力発電ニュース
福井県が平成24年5月8日、同県HPにて発表した内容によると、地球温暖化対策とエネルギーの供給力強化の両方に資する「エネルギーの多角化」を、地域の活性化(まちおこし)にも役立てるため、「1市町1エネおこし」を目標に掲げ、各地域の特色を活かした再生可能エネルギー・省エネルギー事業を推進してくということだ。
本事業において、「1市町1エネおこし」の「構想」、「事業化検討」を支援するために、補助金を交付する。

構想から事業実施までを県が支援
補助事業は、小水力発電やバイオマスの利用など県内各地域のポテンシャルに即した再生可能エネルギーの導入等のうち、当該地域のまちおこしにも資するものの事業化を促進することを目的としており、補助対象者は、再生可能エネルギーの導入等を検討する行政、企業、NPO等で構成される地域協議会として募集される。

つづき
http://www.eco-front.com/news_af1UMsQ9je.html

2012年5月12日土曜日

千枚田で小水力発電 愛知県、新城に年度内設置

-----中日新聞、2012/05/12

------小水力発電ニュース------
   愛知県は、新城市四谷の棚田「千枚田」に引かれている湧き水を使い、小水力発電を整備する。「日本の棚田百選」や2010年にあった生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の参加者向け小旅行「エクスカーション」の行き先にも選ばれた棚田。福島第1原発事故で再生エネルギーへの注目が集まる中、小水力発電のモデルケースを示し、県内での普及を目指す。
   発電施設は、千枚田の最上部にある「ふれあい広場」の遊歩道の橋近くに、訪れる人が見られるように設ける。水量が安定している湧き水を使って1キロワット程度を発電し、ふれあい広場にある公衆トイレの電灯や街路灯、イノシシといった鳥獣被害を防ぐ電気柵などに供給することを検討している・・・
つづき
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012051290160702.html

夢の水車フル回転 一関の中沢さん、自家発電装置を手作り

-----河北新報、2012/05/12

------小水力発電ニュース------
   岩手県一関市大東町の農業中沢善一さん(74)が、自宅脇を流れる沢水を使った自家
発電装置を製作し、電気の使用を始めた。福島第1原発事故に伴う「原発ゼロ」事態で電力不足が懸念される中、身近な再生可能エネルギーの有効活用策として、集落の話題を集めている。
   大東町大原地区の山あいにある中沢さん方の敷地内は、一年を通して枯れることなく豊富な沢水が流れている。
   中沢さんは地元の中学を卒業後、長年、型枠大工として従事。若いころから電気や機械に興味があり、2010年に沢水を使って発電している一関市室根町の住民の取り組みを見たのをきっかけに、自分でもやってみようと思い立った。
   幅約60センチの水路を流れる沢水を、土地の高低差を使って水の勢いが増すように取水パイプを設置。毎分180リットルの水を3.5メートルの高さから滝のように落とし、直径2メートルの木製水車を1分間で60回転させることに成功した・・・
つづき
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t35009.htm

那須塩原市、自然エネルギーに投資基金検討

-----朝日新聞、2012/05/12


------小水力発電ニュース------
   那須塩原市が、市民らから資金を募り、太陽光発電など自然エネルギーの事業に投資するファンド(基金)の創設を検討していることがわかった。11日に開かれた市議会の会派代表者懇談会で阿久津憲二市長が明らかにしたという。
   市幹部などによると、太陽光や小水力、バイオ発電などを行う事業者(個人)に投資し、売電した利益を基金に還元してもらい、基金への出資者に配当する仕組みで、エネルギーの地産地消を推進する。阿久津市長の公約でもあった。基金について、市直営か、公社か、株式会社にするか、など具体的な内容は秋までに詰める。来年度の創設をめざしたい考えだ・・・
つづき http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001205120001

小水力発電設備:酒田の平田浄水場に設置へ 13年春完成−−県企業局 /山形

・-----毎日新聞、2012/05/10

------小水力発電ニュース------
 県企業局は9日、酒田市の平田浄水場に小水力発電設備を設置する工事を行うと発表した。年間43万キロワット時を発電、同浄水場で1年間に使用する電力量の8割をまかなう。
 同局公営事業課によると、10キロ上流の田沢川ダムとの総落差48メートルを利用して、発電を行う。最大出力は55キロワット。同浄水場でのみ使用し、売電は行わない。工事費用は約8390万円。13年3月に完成させ、今年度内の使用開始を目指している・・・ つづき http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120510ddlk06010057000c.html

2012年5月10日木曜日

小水力発電施設 県が今年度中に/山形

-----朝日新聞、2012/05/10


------小水力発電ニュース------
   県企業局は9日、酒田市の平田浄水場に小水力発電施設を造ると発表した。総工費は8390万円で東北電化工業(山形市)が工事を請け負う。今年度中の完成を目指し、今月末から発電機の製造などを始める。
   取水源の田沢川ダムと浄水場との総落差48メートルを利用して発電する。最大出力は55キロワットで年間約43万キロワット時の発電を見込む。一般家庭120世帯の消費電力を賄える計算だ・・・
つづき
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001205100001

2012年5月9日水曜日

丸紅、山梨・北杜市の小水力発電所が本格運転-景観配慮、効率も向上

-----日刊工業新聞、2012/05/09


------小水力発電ニュース------
   丸紅100%子会社の三峰川電力(東京都千代田区、吉賀博社長、03・3282・7400)は、山梨県北杜市に設置した小水力発電所の本格運転を始めた。
   地域を走る農業用水路に発電所を3カ所設置したもので、合計の年間発電量は4600メガワット時の見込み。発電所には小川の横に居並ぶものもあり、地域の景観と共存する発電所をアピール。再生可能エネルギー導入の関心が高まる中、普及を促す“ショールーム”の役割も担っている。
   小水力発電は水の落差を利用し、水車で発電機を回して発電する仕組み。北杜市のケースでは農業用水路から取水して電気をつくる。発電に使った水は、そのまま農業用水路に戻り、生活用水などに活用される。複数拠点を同時に開発したことで開発期間の短縮や費用を圧縮。また運転後の保守の効率を向上することで、事業性を高めた。
   丸紅は2020年までに国内で合計30カ所程度の中・小水力発電所を開発する計画。
つづき http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120509caaa.html

シーベルインターナショナル、被災漁村で小水力発電-分散電源、来年度に実証

-----日刊工業新聞、2012/05/09

------小水力発電ニュース------
   シーベルインターナショナル(東京都千代田区、海野裕二社長、03・5822・2275)は、東日本大地震で被災した岩手県の漁村地域で、小水力発電を利用した自律分散型電源システムの研究に取り組む。
   漁村内を流れる川や水路に小水力発電装置を複数台設置、スマートグリッドや蓄電池と連携し、軽トラックなどの電気自動車(EV)電源、水産加工施設の補助電源、非常時の分散電源に用いる。釜石市付近の実地調査を経て、2013年度にも実証実験を始める。    事業は農林水産省の食料生産地域再生事業に採択された。小水力発電は太陽光や風力など他の再生可能エネルギーに比べ出力が安定している利点があり、7月に予定される電力全量買い取り制度もにらんで、事業化研究を進める・・・

つづき
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120509hhal.html

岐阜県、小水力発電の候補地調査 33カ所での発電可能が判明

-----環境ビジネス、2012/05/08


------小水力発電ニュース------
  岐阜県は、平成23年度に、農業水利施設を活用した小水力発電可能地について調査した結果を発表した。これによると、発電可能地は33カ所あり、発電合計出力は一般家庭約1,600世帯分に相当する、約2,300kWとなることがわかった。
  本調査では、市町村、土地改良区からの聞き取りや農村振興GISより、農業用水路、農業排水路、ため池など108カ所の候補地をリストアップし、1.通年通水に対応できる農業水利施設であること、2.流量、落差から算出した発電出力が1kW以上見込めること(流量は実測値又は水利権水量で算出)、の基準に照らして現実的に発電可能な地区を選定した。なお、本候補地に、国及び水資源機構が所有する農業水利施設は含まれていない・・・

つづき
http://www.kankyo-business.jp/news2012/20120508_c.html

2012年5月4日金曜日

【岐阜】 小水力発電、1600世帯分を供給可能

・-----中日新聞、2012/05/04

------小水力発電ニュース------
  農業用水やため池を利用した小水力発電の施設整備に向け、県が動きだす。県内の適地は33カ所あり、一般家庭約1600世帯分の消費電力に当たる2300キロワットを賄えると試算する。本年度は中津川市内で第1号施設に着工、将来的には費用対効果の高い計12カ所に発電施設を整備する。
  小水力発電は水の流れを利用した発電方法。二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーとして注目されている。
  中津川市内では、傾斜地にある小郷(おご)用水からパイプで取水し、発電タービンを回す水車を通して再び用水に戻す。事業費は四億円。発電出力は二百二十キロワットで、二〇一四年四月の供用開始を目指す・・・ つづき http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120504/CK2012050402000023.html

2012年5月2日水曜日

小水力発電:虹の懸け橋 糸島市と九大、研究連携事業 水車発電プロジェクト公開−−白糸の滝 /福岡

・-----毎日新聞、2012/04/30

------小水力発電ニュース------
   糸島市白糸の「白糸の滝」にある水車(直径3メートル)を使った小水力発電プロジェクトが29日、公開された。市の九州大学研究連携事業で、将来は地元が運営する観光施設や集落全体の電力を賄う計画や構想もある。
   プロジェクトは、九大工学研究院の島谷幸宏教授(河川工学)らが担当し、回転数を増やすギアと発電機を取り付け、水車を回し発電する仕組み。公開イベントでは、水車横の橋に発電した電気を利用してLEDで“虹”を作ったり、九大エネルギーサークルが超小型水力発電機で発生させた光で文字などを描いて見せた。島谷教授は「水は地域に根ざしたエネルギー。小水力発電が白糸からスタートすることに意義がある」と話した。
   水車による発電量は毎時500ワットだが、プロジェクトでは・・・ つづき http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120430ddlk40040162000c.html

シーベルインターナショナル 小水力発電、震災を機に脚光

・-----SankeiBiz、2012/04/30

------小水力発電ニュース------
シーベルインターナショナル(東京都千代田区)の開発した小水力発電「ストリーム」が、東日本大震災や原発事故を きっかけに一躍注目を集めている。全国の上下水道や工場排水などの水路に簡単に設置でき、発電性能に優れているからだ。海外約30カ国以上から引き合いが あり、同社はストリームの受注目標を2012年度に約3億円以上、13年度には3倍以上の10億円と見込む。
 ストリームは、水路に2メー トル程度の高低差があれば、流水の勢いで効率よく2つの水車を回して発電する。装置の大きさは、発電力15キロワットクラスで横1.8メートル、高さ 1.5メートル、奥行き1.8メートル。1基分で、一般家庭10~20軒分の安定した電力が供給できるという。これまで、鳥取県や秋田県、栃木県など全国 の自治体で採用されたが、二酸化炭素(CO2)排出量の削減目的の実証実験という扱いで、「ビジネスとしての注目度は低かった」(海野裕二社長)。
 しかし、昨年3月の東日本大震災以降、・・・

つづき
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120430/bsl1204300502008-n1.htm

滝でエコ発電、精米用水車も復活させ…福岡

・-----読売新聞、2012/04/30

------小水力発電ニュース------
   福岡県糸島市にある県指定名勝「白糸の滝」からの水流を利用した小水力発電の計画が進んでいる。    市と九州大、地元の白糸行政区がスクラムを組み、滝の下流3か所に取り付ける発電機で地区の観光施設や三十数世帯の電力を賄う。東京電力福島第一原発事故後、注目が集まる再生可能エネルギーを核に、地区全体をエコパーク化する構想で、29、30日には現地で発電機を公開するイベントを開く。
   白糸の滝は福岡、佐賀県境にある羽金(はがね)山(900メートル)の中腹、川付(かわつき)川の上流に位置し、高さ24メートル、幅14メートル。
   今回の計画は、滝を中心にした「持続可能な地域づくり」を目指し、市が昨年度、九州大大学院工学研究院環境社会部門の研究室に100万円を助成し、共同研究として始まった・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20120428-OYT1T00525.htm