2011年12月22日木曜日

小水力発電:可能性を調査 新城市、予算案計上へ /愛知

-----毎日jp、2011/12/22


------小水力発電ニュース------
  新城市の穂積亮次市長は21日、小水力発電の可能性調査を12年度の重点施策として市内全域で実施することを明らかにした。新年度予算案に調査費を計上する。

  太陽光や水などを利用した地産地消型の再生可能エネルギー開発に向け、用水路やこれまで地域にあった水車などすべての小水力発電施設を、大学の協力で調査する。利用可能量なども調べ、事業化の可能性も探る。【丸林康樹】

掲載元
http://mainichi.jp/area/aichi/archive/news/2011/12/22/20111222ddlk23040260000c.html

高校生が指南役 小学生が小水力発電学ぶ 鹿児島

-----鹿児島放送、2011/12/21

------小水力発電ニュース------
リンク先に動画あり
http://www.kkb.co.jp/news_move/jchan_move_detail.php?news_flg=1¶m1=news4


参考記事
「高校生が小水力発電装置を開発…鹿児島」--読売新聞、2011/11/09

本県の「小水力」特区指定へ 政府方針 栃木

-----下野新聞、2011/12/22

------小水力発電ニュース------
  政府が、地域限定で規制を緩和し予算や税制の面でも優遇する「総合特区」に、全国33地域を指定する方針であることが21日分かった。特区のうち、国際競争力を高める拠点づくりを目指す「国際戦略総合特区」には7地域を選定。地域の活力を高める「地域活性化総合特区」には、小水力発電の活用を軸とした本県の「栃木発再生可能エネルギービジネスモデル創造特区」など26地域を選んだ。

  中略

  政府は昨年6月に決めた新成長戦略の地域再生支援の柱として総合特区と環境未来都市の構想を打ち出した。総合特区全体で2015年度に9兆1千億円の経済効果と36万5千人の雇用創出効果を見込んでいる。

  中略

国際戦略特区では、投資額の15%を法人税額から差し引いたりする優遇措置などが利用できる。

  中略

「栃木発再生可能エネルギービジネスモデル創造特区」は、那須塩原市、宇都宮市、塩谷町の農業用水路に発電施設を設け、年間700万キロワット時の売電を目指す。下野新聞社の取材に対し、吉沢崇県農政部長は「まだ正式な連絡はないが、認められたようでほっとしている。中身が具体的だったところが評価されたと思う。再生可能エネルギー普及の起爆剤となることが期待される」と語った。

全文
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111221/686546

2011年12月21日水曜日

「北の国から」ロケ地に小水力 富良野・麓郷 年明けにも発電

-----北海道新聞、2011/12/21

------小水力発電ニュース------
【富良野】川の流れを利用する「小水力発電」のための水車が20日、富良野市麓郷(ろくごう)の白鳥(しらとり)川に設置された。近くに保存されているテレビドラマ「北の国から」のロケセットに電力を供給する構想で、市内の小中学生や観光客への環境教育に活用する。

白鳥川では1960年ごろまで水車利用の発電が行われており、地元住民らが復活を提唱。昨年度の環境省の支援事業に道内で唯一選ばれたのをきっかけに、昨秋、官民による富良野地域小水力発電普及協議会(今利一会長)を立ち上げ、水車設置の準備を進めてきた。

掲載元
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/339064.html

2011年12月20日火曜日

大島ダムで小水力発電

-----東日新聞、2011/12/20

------小水力発電ニュース------
   独立行政法人水資源機構の坂野一平豊川用水総合事業部次長は19日、豊橋市駅前大通の名豊ビルで行われた東三河地域問題セミナー(東三河地域研究センター主催)で講演し、豊川用水の大島ダム(新城市)で小水力発電の実施に向けて検討していることを明らかにした。「売電で黒字化できる試算がある」と前向きな姿勢を見せた。
   小水力発電について「日常の管理業務の中で、小規模な発電ができないか調査してきた」と経緯を説明し、「管理している施設の中では大島ダムで可能」と明言した。
   小水力発電は、出力1000~1万キロワットの水力発電で、現在の施設に水車などの発電設備を備えれば発電が可能。

つづく
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=38730&categoryid=1

農業用水で小水力発電 岐阜

・-----Asahi.com、2011/12/20

------小水力発電ニュース------
   農業用水を利用した小水力発電を普及させようと、県土地改良事業団体連合会(県土連)は19日、推進協議会を設立した。福島第一原発事故で注目された自然エネルギーの導入で、売電収入による用水の維持管理費軽減や農山村の活性化をめざす。

◆売電での活性化も
   推進協には、農業用水を管理し、農業に使う水利権を持つ19の土地改良区や改良区連合と、28市町村が参加。今後、小水力導入に向けた研修や勉強会を行い、水利権の取得緩和などの施策を提言していく。
   会長の渡辺信行県議(県政自民クラブ)は総会後、「首相は事故収束を宣言したが、放射性物質の問題は残る。原発の危険性を踏まえた上で、エネルギー問題を議論しないといけない。小水力発電なら安全で、将来的には大きな力になる可能性もある」と話した。
   県によると、農業用水の全長は推計7千キロメートル、年間流量は約18億トン。農業用水は含まれていないが、小水力発電に利用できる河川の水資源量(包蔵水力)が全国1位だ。
   県土連は、小水力に利用できる農業用水が豊富で、国が自然エネルギーの固定価格買い取り制度を設けることもあり、採算が見込めると判断した。

つづき
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001112200002

地場産業センターで小水力発電セミナー開く 長野

-----南信州新聞、2011/12/19

------小水力発電ニュース------

   飯伊地場産業センターと飯田市は16日、飯田市上郷別府の同センターで小水力発電セミナーを開いた。信州大学工学部環境機能工学科の池田敏彦教授ら3人の講師が、その概要や身近な流れに置くだけで発電する小型水車の実証実験、実用化事例を紹介。「設置を検討している」という参加者など注目度は高く、会場いっぱいとなる50人以上が注意深く耳を傾けた。
   池田教授をはじめ、小水力発電用電機の開発を手掛けるウィンベル取締役相談役の中村勝海さんや、下掛水車方式による同発電設備の建設事例について本間組土木技術部技術開発研究室担当課長が説明した。
   このうち池田教授は、河川工事をほとんど必要としない小型水車(エコ水車)の開発と普及について紹介。未開発包蔵水力を都道府県別でみると、長野県は98万キロワットと3番目に位置し、約460万人分の電力に相当すると指摘した上で、ザボニウス水車、滝用水車、ジェット水車、せき水車(急流工水車)の4種類の仕組みや実証実験、実用化事例を紹介した。


つづき
http://minamishinshu.jp/news/local/%E5%9C%B0%E5%A0%B4%E7%94%A3%E6%A5%AD%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A7%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E9%96%8B%E3%81%8F.html

2011年12月16日金曜日

検証2011/小水力発電に脚光-群馬・栃木で導入意欲

-----日刊工業新聞、2011/12/13


------小水力発電ニュース------
   東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、電力の確保が課題となる一年だった。そんななか、北関東に位置する群馬県と栃木県で小水力発電の導入機運が高まっている。山地が多く、水資源が豊富な両県。出力100キロワット以下の小規模の同発電は河川や農業用水などの小さな落差を使って設置できるため、地産地消型の再生可能エネルギーとして関心が集まる。ただ、普及に向けては経済性の観点に加え、水利権の認可取得に要する期間の短縮化が求められている。

   群馬県は2010年度に総務省の事業の一環で、県内5カ所に出力10キロワット以下の小規模水力発電を設置した。事業終了後の現在も4台が稼働を続けている。市町村の取り組みでは、2月に伊勢崎市の下水道、5月に高崎市の上水道に小水力発電が設置された。また前橋市は3月、電気自動車(EV)の充電用として市街地内の河川に同発電を設置した。

   これに対し栃木県は企業連携を深めている。6月に日産自動車などと共同で「栃木県スマートビレッジモデル研究会」を設立。来春までに宇都宮市内の農業用水路に数キロワット規模の水力発電装置を設置し、日産自動車「リーフ」の充電などに使う考え・・・・

つづき
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/trend/nkx0820111213qtya.html

2011年12月12日月曜日

小水力発電で凍結防止 栄村の仮設住宅、入り口マットの電源に 長野

-----信毎web、2011/12/07


------小水力発電ニュース------

  下水内郡栄村は6日、県北部地震の被災者らが暮らす仮設住宅で、入り口に敷いた凍結防止マットの電源として、村内にある小水力発電装置の電力利用を始めた。入居している4世帯6人のうち、半数は75歳以上のお年寄り。「凍結で転んでけがをすることがないように」と導入を決めた。

  発電装置は昨年12月、県小水力活用検討会(会長・池田敏彦信大教授)の調査・研究事業のため、コンサルタント業者が設置した。同村北野の北野天満温泉横にある毎分6トンの湧き水を木枠の水路に誘導して水車を回す。ことし3月までの実証実験で、約500ワット発電できると分かった。湧き水は真冬でも水温が10度あるため、雪が降っても発電に使える。装置は近く村が買い取る予定という。

  仮設住宅での電力活用は、池田教授が提案した。発電装置の水車は、池田教授の研究グループが開発。「せっかくの電力を有効活用してほしい」と、・・・

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20111207/KT111206SJI090012000.html

2011年12月8日木曜日

マイクロ水力発電、スキー場の環境対策 カナダ

-----ナショナルジオグラフィーニュース、2011/12/07


------小水力発電ニュース------
   リフトに照明、降雪機やゲレンデ整備車など、スキーリゾートの運営では大量のエネルギーを消費する。燃料費が高騰し、気候変動への懸念が高まるなど、ウィンタースポーツを取り巻く環境が厳しさを増す中、各国のスキー場ではエネルギー消費削減や自然エネルギー活用に取り組んでいる。

   カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のスキーリゾート、ウィスラー・ブラッコムは、独創的な環境対策を導入。現地の天然資源の水を利用して自家発電を行っている。

   下を流れるフィッツシモンズ川のパワーを利用しているのは、スキー場の中心部を走るピーク・トゥ・ピーク・ゴンドラ(PEAK 2 PEAK Gondola)。「フィッツシモンズ・マイクロ水力再生可能エネルギー・プロジェクト」の一環だ。山から落下する水流でタービンを回し、年間約32ギガワット時の電力を発電している。ウィスラー・ブラッコムの公称年間エネルギー消費量に等しい。

   環境団体「スキー場市民連合(SACC:Ski Area Citizens Coalition)」と「ロッキー・マウンテン・ワイルド(Rocky Mountain Wild)」に所属するウォーレン・ライダー氏は、「再生可能エネルギーへの取り組みは集客効果が期待できる」と話す。「各リゾートにはさまざまな特徴がある。意識が高いスキーヤーやスノーボーダーには、環境責任も重要なアピールポイントになる」。

Photograph by Taylor S. Kennedy, National Geographic

掲載元
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011120701&expand#title

2011年12月7日水曜日

地元密着・地産地消型「小水力発電」の潜在力に期待する各地の取り組みを取材しました。

・-----FNNニュース、2011/12/07

------小水力発電ニュース------
水資源が豊富な日本で見直されつつある水力発電。中でも地元密着・地産地消型の「小水力発電」が注目されています。その潜在力に期待する各地の取り組みを 取材しました。大きなツリーを見つめるカップルや親子連れ。すっかりクリスマスムードのディズニーリゾート。ディズニーリゾートで使われている水は、ディ ズニーリゾートに来る前に、一仕事してきている。水が行った一仕事、それは「小水力発電」。千葉・浦安市の全域と、市川市の一部に水を送る妙典給水場。1 日平均およそ11万トンの流れる水が持つエネルギーを利用して発電を行い、施設内で利用している。北船橋給水場長の永野龍志さんは「(1年間で使う)電力 量は507万kWですね。それから発電量として137万kW。割合としては27%でございます。それなりの効果が出てるということなもんですから、びっく りしている」と話した。発電機でつくれる電力は、最大で毎時300kW。こうした1万kW以下の小規模な水力発電が小水力発電と呼ばれている。温室効果ガ スを出さないエコなエネルギーで、小さな川や水路も利用できる。そして日本は水資源には事欠かないということで、日本各地220カ所以上で行われている小 水力発電。震災後の電力不足、そして脱原発の機運の中、さらに注目が集まっている・・・

つづき
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/651308/?nv=r_cmn_movie

平松式水力発電機、開発の動き 滋賀

-----滋賀報知新聞、2011/11/24

------小水力発電ニュース------
農業用水路に設置された水車(高島市今津町)

=高島市の市民グループが平松氏や京大に協力要請へ=

◇高島市
草津市の平松敬司氏は発電機を回す際に生じる磁石の抵抗を大幅に軽減させる“平松式発電機”を発明したが、水車の発電機開発に取り組んでいる高島市の市民グループがこれに着目し、特許を持つ平松氏や同氏発案を解析で裏づけた京都大学などに、水力発電機の技術協力を近く要請する予定だ。合意が得られれば来年にも、わずかな水力で発電できる小型水力発電機の開発が動き出しそうだ。【石川政実】

小型の発電機として一般に知られているのが、自転車の照明用発電機。図の発電機のように、N極とS極が交互に配された永久磁石を回転することで、鉄片が磁化され、コイルに起電力が生れる仕組みになっている。しかし永久磁石の磁力を強力にすると、磁石が鉄片を吸着しようとする大きな引力が働くことになる。この引力が回転軸に及ぼす力を“コギングトルク”(一種の抵抗力)という。
このため平松氏は、図のように複数の発電機を同一の回転軸に連結し、鉄片の位置をずらして、“コギングトルク”を減少させる発電機を考え出した。そこで平松氏は昨秋、京都大学の中村紘准教授に解析を依頼。同准教授がコンピューターで解析したところ、発電機を八台並べると磁力の抵抗が大きく減少することが分かり、茨城県つくば市で今年五月に開かれた春季低温工学・超電導学会に発表した。これを契機に、平松氏の発明は、風力発電や小型水力発電、自動車、自転車などに実用化できるのではと、脚光を浴びている。

つづき
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0008958

百聞百見とくしま:佐那河内村 期待膨らむ小水力発電 徳島

-----毎日新聞、2011/12/05


------小水力発電ニュース------
◇県、普及に向け実証実験
 原発事故で自然エネルギーへの関心が高まる中、県と佐那河内村が小水力発電の本格活用に向けた取り組みをスタートさせた。県は11月下旬、村内に発電機2基を設置し、実証実験を開始。実験で得たデータなどを各市町村に提供し、県内での小水力発電の普及につなげたい考えだ。村も常設発電所の設置に向け独自の調査に乗り出しており、エネルギーの“地産地消”の実現に関係者の期待も膨らんでいる。【阿部弘賢】
 村内では1922年から、佐那河内水力電気(現四国電力)が大川原高原に近い山あいで小水力発電所を稼働させた歴史がある。老朽化で発電所としては73年に停止したが、水路などの設備や土地は村に譲渡され、現在も下流域のかんがい用水として使われている。
 県の実験は、この設備を利用し、5キロワットの発電機2基を貯水池の下流約300メートルに2カ所設置。園瀬川から引いた水で発電した電力を近くのキャンプ場内に設置したモデルハウスなどに送り、発電量や発電効率などのデータを集めている。
 現地では今月3日から見学会が開かれ、関係者が視察に訪れている。モデルハウス内にはテレビなどの電気製品を備え付け、リアルタイムで消費電力が表示される。小水力発電の仕組みを解説するパネル展示のほか、周囲では電動自転車や電気自動車などの試乗もでき、・・・

つづき
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111205-00000201-mailo-l36

2011年12月6日火曜日

地域で水力発電を 熊本

-----毎日新聞、2011/12/02


------小水力発電ニュース------

毎日新聞より切り抜き

県議会、小水力発電所整備目標 富山

-----北日本放送、2011/12/02


------小水力発電ニュース------
   富山県は、農業用水などを活用した小水力発電について、今後5年間で県内に新たに7か所整備し、その後の5年間で更に5か所程度の整備を目指します。
   これは、2日開かれた県議会の一般質問で、自民党の矢後肇議員の質問に対し石井知事が答えたものです。
   県内には先月末現在で、16か所の小水力発電所が整備されています。
   発電量は、最大出力の合計で7170キロワットアワーで、来年4月には小早月川で全国で初めての市民出資による小水力発電所も営業を始める予定・・・

つづき
http://www2.knb.ne.jp/news/20111202_30494.htm

2011年12月2日金曜日

片貝上流で水力発電 北陸電力27年ぶり、16年度運転開始

-----北日本新聞、2011/12/01

------小水力発電ニュース------


   北陸電力は30日、片貝川上流の魚津市三ケ地区で新たな水力発電所の「片貝別又(かたかいべつまた)発電所」を建設する、と発表した。出力4400キロワットの中規模水力で、4700世帯の電力をまかなえる。2014年度に本体工事に着工し、16年度の運転開始を目指す。北電の水力発電所の新設は27年ぶり。

   北電は河川に十分な水量があり、流水で発電するための落差も確保できる立地に着目し、09年10月から三ケ地区で環境、土木調査を実施。調査の結果、発電所を建設しても環境への影響は問題ない水準だと判断した。

   発電所は水路式。片貝川支流の別又谷で小規模のえん堤と水槽を造り、長さ約500メートルの水路を300メートルの高低差で設置。低地側に発電設備を設け、・・・

続き
http://webun.jp/news/A600/knpnews/20111201/49968

風力発電は東京湾沿岸、小水力は酒匂川水系で導入検討 神奈川県

・-----産経ニュース、2011/12/01

------小水力発電ニュース------
  再生可能エネルギーの発電量を増やす“創エネ”などを柱としたスマートエネルギー構想を掲げる神奈川県の黒岩祐治知事は30日の県議会本会議で、三浦半島や東京湾沿岸で風力、酒匂(さかわ)川水系で小規模な水力(小水力)発電施設を導入する方針を表明した。ともに自然条件の影響を受けるため設置に適した場所が限られ、地元市町村と検討会を立ち上げて適地を選ぶ。

   中略

  水力発電は、県西や県央を中心に整備されている農業用水に流水の速度を利用したタイプを導入する。このため、酒匂川水系の農業用水に10キロワット程度の小規模発電設備を試験的に設置する方針。県内でも企業庁などが小水力発電所を設置しているが、主に水の落差を利用したタイプのため、流量はあっても落差の少ない農業用水での発電がどの程度、可能かを検証する。

  太陽光以外の再生可能エネルギーについて具体的な方針を示したのは初めてだが、いずれも試験的な段階にとどまる。黒岩知事は同日の答弁で「太陽光以外では、県内における導入ポテンシャルが比較的大きいのは風力と小水力」と述べた。

全文
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111130/kng11113022480007-n1.htm