2012年9月29日土曜日

道が小水力発電施設の設置を庶路など9カ所で検討  北海道

・-----北海道建設新聞、2012/09/28

------小水力発電ニュース------
道建設部は、道が管理する15カ所のダムのうち、庶路など9カ所で小水力発電施設の設置を検討している。それぞれ発電可 能な電力量や施設の概算工事費、電力の固定価格買い取り制度による売電収入などの算出を進めていて、採算性が見込めるダムは整備を進める考え。水車や発電 機など発電施設の整備費用は、1カ所当たり2億―3億円を見込んでいる。
 28日に開かれた第3回定例道議会予算特別委員会第2分科会で、武田準一郎建設部長らが荒当聖吾氏(公明党)の質問に答えた。
 道管理のダムでは、大規模な水力発電をしている高見を含め・・・

つづき

身近な部品で手作り小水力発電 八王子のNPOなど

・-----東京新聞、2012/09/28

------小水力発電ニュース------
東京都八王子市上恩方町で炭焼き小屋を運営するNPO法人日本エコクラブなどは27日、手作りの小水力発電装置を近くの醍醐川で披露した。開発を進め、河川や農業用水、民家での活用を目指す。
 電力の自給自足を目指し、自然エネルギーを広めている市民グループ「藤野電力」(相模原市)と半年前から協力。ホームセンターで買えるアクリル板や排水管のパイプも水車に使った。自転車のライトに使われている部品を発電機に利用。雨どいほどの幅7センチの小型水車もある・・・

つづき
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012092890100619.html

県の小水力発電、中電と固定買い取り契約 瑞浪の釜戸 岐阜

・-----岐阜新聞、2012/09/28

------小水力発電ニュース------
 県は10月から、県営水道釜戸小水力発電所(瑞浪市釜戸町)で行っている中部電力への売電について、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を 利用する新たな契約を結んで売電する。価格は1キロワット時当たり(税抜き)29.73円。県水道企業課によると、太陽光発電を除く同制度の適用は県内 初。
 契約期間は10月1日から2028年5月末までで、売電利益は年約1470万円。08年3月の運転開始から約15年間を見込んだ建設費回収期間は、約8年に短縮する。建設事業費は9400万円・・・

つづき
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120928/201209281006_18181.shtml

2012年9月22日土曜日

高知・愛媛県が小水力発電に参入 四国電に売電

-----日本経済新聞2012/09/21

------小水力発電ニュース------
 高知県と愛媛県は小水力発電事業に乗り出す。高知県は土佐町で2016年度、愛媛県は松山市で15年度の稼働を目指す。原子力発電の先行 きが不透明になる中で地域の電力の安定供給につなげる。ともに発電した電気は全量を四国電力に売る。水資源の豊富な高知県は山間地の適地調査を進めてお り、市町村や民間企業などと協力して追加の設置を検討する。

 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の開始を受け事業化する。両県と…

つづき
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO46348580Q2A920C1LA0000/

茨城製作所、小水力発電に参入-モーター技術応用

・-----日刊工業新聞、2012/09/21

------小水力発電ニュース------
【水戸】茨城製作所(茨城県日立市、渡辺英俊社長、0294・21・5135)は、小水力発電市場に参入する。自社のモーター製造技術を応用し、集水・増 速できる水車発電機(特許出願中)を開発した。円筒の中にプロペラを収めた形状で、中低速の流水の中に設置するだけで羽根単体が回転するのに比べ約3倍の 出力向上を可能にした。実証実験を終え、2013年春の実用化を目指す。
 農業・工業用水路、小規模河川などでの利用を見込み、初年度10台、15年度100台の販売を目指す。価格は今後詰める。
 開発した水車発電機は内部で流速が1・5倍になるように円筒形状を工夫。水力エネルギーは流速の3乗と面積に比例するため羽根の回転が約3倍に上がる。 福島県只見町や茨城県内で実証実験した結果、只見町では水深53センチメートル、流速毎秒1・6メートルの用水路で一日当たりの発電量が約2・6キロワッ ト時となった。

掲載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120921aaaj.html

2012年9月20日木曜日

記念誌で小水力発電PR  中国地方

・-----中国新聞、2012/09/17

------小水力発電ニュース------

 中国地方の自治体やJAなど31団体でつくる中国小水力発電協会(広島市中区)は、設立60周年の記念誌を作った。再生可能エネルギーの普及促進で注目される小水力発電の魅力をPRする。
 A4判で63ページ。協会の60年の歩みと、中国地方の53施設(計約1万キロワット)の概要を写真付きで紹介。小水力の普及に携わったJAなどの関係者5人の座談会も収録した。500冊作り、1冊2千円。希望者に同協会が販売する。
 小水力発電は河川などの水流を利用する。同協会は1952年に発足し、発電設備の設置や稼働を支援してきた。事務局のJA広島中央会=電話082(243)6244。

転載元
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209170003.html

小水力発電、農業向け開拓 シーベルと大ガス

・-----日本経済新聞、2012/09/20

------小水力発電ニュース------
 用水路などでも発電できる小水力発電機を農業関係者や自治体に販売する動きが相次いでいる。ベンチャー企業のシーベルインターナショナル(東京・千代田)は大阪ガスと組み、初期費用ゼロのリース方式導入で設置台数を6倍に増やすほか、中型以上を製造・販売してきた日本工営も小水力に参入した。再生可能エネルギーの普及を促す制度の導入を追い風に、新たな販路開拓を目指す。  太陽光や風力など再生可能エネルギーでつくった…

つづき
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO46318530Q2A920C1TJ1000/

2012年9月19日水曜日

埼玉県上里町に小水力発電、農業用水を利用 埼玉県

・-----日本経済新聞、2012/09/19

------小水力発電ニュース------
 関東農政局は19日から、埼玉県上里町で農業用水を利用した小水力発電の運用を始める。これまで利用していなかった水圧のエネルギーを電力に変換して活用する仕組みで、最大出力は199キロワット。発電した電力の大部分は電力会社に売り、用水路などの維持管理費に充てる計画だ。

 事業主体は関東農政局の神流川沿岸農業水利事業所。神流川から引く「上里幹線用水路」の水圧をいったん減圧する調圧水槽と呼ばれる施設に、発電機を設置する。従来は弁を使って減圧していたが、発電機を設置することで圧力を電力に変える。県内での小水力発電は水道の配水設備などで例があるが、農業用水では初めて・・・

つづき
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO46263480Y2A910C1L60000/


県が小水力発電建設へ 愛媛

・-----NHK、2012/09/19

------小水力発電ニュース------
  原発事故の影響で再生可能エネルギーへの注目が集まる中、愛媛県は、工業用水の小規模な流れを利用して発電する「小水力発電」の施設を松山市に建設する方針を固めました。
小水力発電は、川や上下水道などの小規模な水の流れを利用して発電する技術で、原発事故の後、再生可能エネルギーのひとつとして注目を集めています。
このため愛媛県では、松山市畑寺町にある松山発電工水管理事務所に、久万高原町の面河ダムから流れ込む工業用水を利用して1年間に333万キロワットアワーを発電する施設を建設する方針を固めました。
  県は、平成24年11月に具体的な設計を始めて、来年度には着工する予定で、平成27年7月からの運用を目指しています。
  県内には、国や四国電力が設置している小水力発電の施設が6か所ありますが、電力会社に電力を買い取ってもらう売電の目的で県が設置するのは初めてです。
  中村知事は、「条件の合う場所は少ないが、採算が見込めるようなら今後も施設の建設を検討していきたい」と話しています。

つづき
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama/lnews/8005099961.html

上里町に農業用水活用の小水力発電施設完成 1800万円売電、農家負担を軽減

・-----産経新聞、2012/09/18

------小水力発電ニュース------
 農業用水を活用した県内初のマイクロ水力発電所「神流川沿岸発電所」が埼玉県上里町金久保の上里幹線用水路の調圧水槽施設に完成し、19日から稼働 を始める。発電した電力は農業水利施設の電源として使われるほか、余剰分は売電し、各農家も負担している農業施設の維持管理費の軽減に充てる。
 関東農政局と県、地元3市3町が約190億円かけて設置。施設管理は地元の埼玉北部土地改良区連合が行う。
 県本庄農林振興センターによると、この発電所は、農業用水をためる調整池から下流に水を放流する際に圧力を調整する水槽施設が老朽化したため・・・・

つづき
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120918/stm12091820390006-n1.htm

北陽実業とトーヨーマルク、水車型の小水力発電設備を試作

・-----日刊工業新聞、2012/09/18

------小水力発電ニュース------
  【諏訪】北陽実業(長野県伊那市、中村洋社長、0265・78・1200)とトーヨーマルク(東京都千代田区、石井隆社長、03・3262・3933) は、水車型の小水力発電用ユニットを共同開発し、試作機を完成した。主に農業用の水路、公園などへの設置を提案し、水利権を持った自治体、団体などに売り 込む。設置工事費を除いた価格は出力20キロワットのユニットで3000万円程度。
 
 試作機のユニットは水車、増速機、パワーコンディショナー、発電機で構成しており、水車の直径は4メートル、幅1メートル。出力は取水口からの落差と水 量によって変わるが1分間で300回転した際の出力が10キロワット。同機は最大出力20キロワットまで対応でき、発電には最低で落差4メートル、水量は 毎秒約680リットルが必要となる。
 今後、北陽実業が製造、トーヨーマルクが販売を担当していく。顧客の要望により、出力、水車の大きさなどの仕様を決め受注。

掲載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120918hkae.html

’12記者リポート:小水力発電 国、参入促進へ規制緩和 /富山

・-----毎日新聞、2012/09/17

------小水力発電ニュース------
 ◇許可手続き簡素化へ法改正も
 東京電力福島第1原発事故以来、再生可能エネルギーに注目が集まっている。その一つが川や用水路などで 行う小規模な水力発電「小水力発電」だ。富山県は3000メートル級の北アルプスから駆け下りる急流や毛細血管のように張り巡らされた農業用水があり、こ れらの地理的特長を生かして、官民を挙げて小水力発電の可能性を探っている。発電所設置に関して国は規制緩和を検討するなど、状況は「追い風」だ。県内で の取り組みや課題をまとめた。【大森治幸】
 ◆県営の発電所、きょう運転開始
 チューリップの産地として有名な同県砺波市。ここに17日から運転を始める「庄発電所」がある。農業用水を利用した県営発電所としては2カ所目だ。
 年間供給電力量は1287メガワット時。一般家庭約295軒が1年間に使用する電力量に当たる。石油火力発電に換算すると、940トンの二酸化炭素を削減できる計算だ・・・

つづき
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20120917ddlk16040305000c.html

越後交通鉄工、産学でマイクロ水力発電機を開発、事業化へ

・-----日刊工業新聞、2012/09/12

------小水力発電ニュース------
 【新潟】越後交通鉄工所(新潟県長岡市、須藤光千雄社長、0258・27・5880)は、マイクロ水力発電機 の事業化に乗り出す。地元の長岡技術科学大学や電気設備関連会社などとともに、用水路の水門に取り付けるタイプのマイクロ水力発電機の開発に関しての研究 会を立ち上げ、実現可能性などについて調査研究をする。
 河川などの水門を手がける越後交通鉄工所は、以前から用水路を流れる水を活用したマイクロ水力発電に関心を 持っていた。2011年の東日本大震災後の新エネルギーへの関心の高まりや、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が7月に始まるなど、事業化に向けた環 境が整ってきたことから、本格的に準備・検討を始める・・・

つづき
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx1420120912qtkb.html

県企業局 丸山ダムに小水力発電所を整備 山口県

・-----宇部日報、2012/09/15

------小水力発電ニュース------
県企業局は宇部市二俣瀬瓜生野にある宇部丸山ダムに小水力発電所を整備する。1年間の目標供給電力量は650メガ㍗時で、一般家庭の消費電力量180戸分に相当する。今年度中に詳細設計を行い、来年度に着工、発電開始を目指す。
 小水力発電(マイクロ水力発電)は中小河川、用水路、トイレの洗浄水などさまざまな水流を利用して発電する、一般的に出力1000㌔㍗未満の発電システム。大型のダム開発適地が国内にほとんど残っていないため、今後の水力発電の開発手段として期待されている。
 宇部丸山ダムでは既設の取水塔の下部にある取水管に発電機を据え、・・・・

つつき
http://ubenippo.co.jp/2012/09/post-3134.html

県、メガソーラー参入 小水力発電も 来年度稼働へ /山形県

・-----朝日新聞、2012/09/13

------小水力発電ニュース------

 「卒原発」を掲げる県は12日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)と小規模水力発電に参入すると発表した。いずれも来年度中の稼働を目指す。1年間に 一般家庭580世帯分にあたる193万キロワット時を発電する計画だ。県は自ら再生可能エネルギーの導入に取り組むことで、民間の参入を促したいとしている。

 総事業費はメガソーラーが約5億円、小水力発電が約3億円の見込み。いずれも県が整備するのは初めてで、県企業局が所管。電気は固定価格買い取り制度で東北電力に売る。

中略


 小水力発電は天童市、鶴岡市、庄内町にある県企業局の上水道施設「量水所」に整備する。計画では3基の最大出力は計100キロワットで、年間発電量は270世帯分の88万キロワット時に上る。
 県はさらに、農業水利施設を活用した小水力発 電にも取り組む。総事業費3億3500万円を見込み、長井市野川地区に発電施設を整備。土地改良区に譲与して、2014年度中の稼働を目指す。計画では最 大出力198キロワット、年間発電量は300世帯分の93万キロワット時。県は他地域での導入のモデルにする考えだ。

※朝日新聞より抜粋

ウェブ版はこらち→http://www.asahi.com/news/intro/TKY201209120588.html

小水力発電の実情を理解 県内で施設見学会 富山

・-----北日本新聞、2012/09/07

------小水力発電ニュース------
 「農業用水を活用した小水力発電施設見学会in富山」が6日、県内で始まり、北海道から鹿児島県まで22道県の土地改良区関係者ら約100人が参加した。小水力発電の先進地として注目が集まっている県内を見学し、実情に理解を深めた。7日まで。

 4月に発足した全国農業用水小水力発電推進協議会が主催し、県土地改良事業団体連合会が全面協力した。見学した砺波市安川の安川発電所は1987年に完成し、最大出力640キロワット・・・

つづき
http://webun.jp/news/A300/knpnews/20120907/66126

2012年9月12日水曜日

水力発電に再び脚光、工場や農地で「小水力発電」

・-----スマートジャパン、2012/09/12

------小水力発電ニュース------
 水力発電と聞くと山間にある大規模なダムを想像しがちで、これまでは環境破壊の代表のように考えられてきた。ところが固定価格買取制度の対象に入ったことをきっかけに、河川や工業・農業用水路などを活用した「小水力発電」が注目を集め、全国各地で小規模な設備の導入が進み始めた。 [石田雅也,スマートジャパン]

  本来であれば水力発電は化石燃料に依存しない再生可能エネルギーの代表格のはずだが、大規模なダム式や火力・原子力発電を必要とする揚水式が主流のため、 再生可能エネルギーに分類されないことが多い(図1)。もともとは自然な水の流れを生かした発電方法であり、一定規模以下の発電設備であれば固定価格買取 制度の対象として認められる。

  特に注目を集めているのが発電規模の小さい「小水力発電」と呼ばれるもので、通常は発電能力が200kW未満の場合を指す。この小水力発電のコストや効率性を太陽光発電と比較してメリットとデメリットをまとめてみる・・・

つづき
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1209/12/news021.html

農業用ダムで発電 和歌山

・-----朝日新聞、2012/09/07

------小水力発電ニュース------
◎みなべ 180世帯分に相当

 みなべ町東神野川の農業用利水施設「島ノ瀬ダム」で6日、ダムの放流水を活用した小水力発電施設が完成し発電を始めた。地元の小学生ら約80人が見学に訪れ、施設見学や発電した電気を使ったシンセサイザーの演奏に耳を傾けた。

 発電機の説明後、児童を代表して発電開始のスイッチを入れた清川小6年の下村健大君(12)と高城小5年の畑谷潤君(10)は、「自分が押して発電が始まったのは、すごいと思った」「モーターの音がすごかった」と笑顔で話した・・・

つづき
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001209070001

2012年9月10日月曜日

【長野】 小水力発電の可能性考える 長野でシンポ

・-----中日新聞、2012/09/02

------小水力発電ニュース------
 小さな川や水路などで水車を回して電力を得る小水力発電をテーマにしたシンポジウムが一日、長野市の長野バスターミナル会館で開かれ、小水力発電の可能性について話し合った。
 県小水力利用推進協議会などの主催。基調講演では、信州大元教授の池田敏彦・推進協議会長が、自身の研究内容を紹介。県温暖化対策課の中島恵理課長が行政の取り組みを説明した。
 池田会長は、水量が少ない水路でも、板でせき止めて強い流れを作る「せき水車」や、段差を流れ落ちる水流を活用する「滝水車」など、・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20120902/CK2012090202000011.html

2013概算要求/農水省、小水力発電支援に53億円

・-----日刊工業新聞、2012/09/07

------小水力発電ニュース------
 農林水産省が6日まとめた2013年度予算概算要求は、一般会計総額で前年度当初比6・6%増の2兆3166億円になった。政府の「日本再生戦略」に伴う特別重点・重点要求は総額2427億円。
 主な再生可能エネルギーの施策は、バイオマス産業都市づくり対策事業に34億円、小水力発電の導入推進支援事 業に53億円、農山漁村活性化再生可能エネモデル構築事業に14億円などを盛り込んだ。このほか青年就農給付金事業を前年度2倍強の250億円にしたほ か、農業に加えて林業と水産業でも関連予算を要求。合同会社の設立支援事業に10億円。


掲載元
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx1520120907qtkg.html

小水力発電/エネルギー自給率の向上へ 農村に有望(7面・特集)【2012年8月4週号】

・-----メディア名、2012/08/00

------小水力発電ニュース------
 東日本大震災以降、安全でクリーンなエネルギーとして再生可能エネルギーが注目されている。農業用水などを利用した小水力発電は、農村で取り組み やすい発電方式として有望だ。政府は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を7月から開始し、普及拡大に力を入れる。4%にとどまるエネルギー自給率の 向上にもつなげたい考えだ。小水力発電を農村活性化の切り札にしようと取り組む三重県多気町の水土里ネットなどを取材した。また、全国小水力利用推進協議 会の松尾寿裕理事に小水力発電に取り組む意義や注意点を聞いた。


〈発電機を設置 農産物も電気も地産地消へ ―― 水土里ネット立梅用水(三重県多気町)〉
  「地域で生んだ電気を、地域の課題解決に使いたい」と話す水土里ネット立梅用水(三重県多気町)の高橋幸照事務局長。加工施設「元丈の里・ゆめ工房」の 横を流れる用水に8月中旬、発電機を設置して1日当たり約10キロワットの発電に成功した。一般家庭1軒分に当たる。当面は照明に使い、発電量やコストを 実証する。将来は発電機を大型化し、台数も増やす方針だが、変電や送電に大がかりな施設が必要となる売電は目指さない。加工施設での利用や、電気自動車の 充電、電気柵に使うバッテリーの蓄電など地元での利用を考えている。「地域が直面する人口減少や農業の低迷、深刻化する獣害といった課題の解決に電気を使 う。どう使えば地域の活性化につながるか、地域のみんなで考えることが大切だ」と高橋さんは強調する。

転載元
http://nosai.or.jp/mt/2012/08/post-2565.html

2012年9月5日水曜日

宇部丸山ダムに小水力発電所 山口県

・-----中国新聞、2012/09/04

------小水力発電ニュース------
 山口県企業局は、宇部市瓜生野の宇部丸山ダムに最大出力134キロワット、年間発電量650メガワット時を想定した小水力発電所を来年度にも新設 する。小水力発電は採算面が課題だったが、7月に始まった再生可能エネルギー固定価格買い取り制度で売電価格が従来の3~4倍になり、状況が一変した。同 ダム以外にも小水力発電所を新設する機運が広がりそうだ。
 計画では、ダム湖底にある直径70センチの工業用水などの取水管に発電設備を増設。最大18・4メートルになる湖面と湖底との高低差で生じる水圧エネルギーで水車を回し、発電する。
 年間発電量は一般家庭180戸分に相当し、全量を中国電力に売る方針。企業局は本年度、コンサルタント会社に委託して出力や建設コスト、採算性など詳細設計を詰め、来年度に建設と運転開始を目指す・・・

つづき
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209040046.html

【三重】 災害時想定し実験開始 マイクロ水力発電

・-----中日新聞、2012/09/05

------小水力発電ニュース------
 桑名市のNTN先端技術研究所は、少ない水量で発電でき、持ち運びできるマイクロ水力発電装置を開発した。市総合運動公園の水路に設置し、実用化に向けて市と実証実験を開始。約一年かけて耐久性や改良点を調べる。四日に現地で報道関係者向けの説明会があった。
 NTNは、災害時の非常用電源を新分野に位置付け、ことし一月から開発を進めてきた。製造するベアリング(軸受け)の技術を生かしている。
 装置は鉄製で長さ一メートル、直径約四十センチ、重さ四十キロ。水の流れによって、らせん形の羽根を回して内部の発電機を動かす。効率を高めるため、羽根の回転を速める装置も付いている・・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20120905/CK2012090502000016.html

2012年9月4日火曜日

上田市上下水道局、浄水場に小水力発電導入へ  長野

・-----信毎新聞、2012/09/04

------小水力発電ニュース------
 上田市上下水道局は3日、同市古里の染屋浄水場で使う電力に、河川から取水した流れを利用する小水力発電を導入する方針を示した。同局は昨年6月、発電 設備の初期費用や維持費を回収できないとする試算を公表。計画は具体化しなかったが、ことし7月に国が始めた再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度 や、国の補助制度利用で回収が可能と判断した。2013年度中の設備完成を目指す。

 県温暖化対策課によると、県内の上水道施設で小水力発電を実用化した例は聞いていないという。全国では横浜市や群馬県高崎市などで導入例があり、茅野市も上水道管への設置を検討している。

 市は10年度、小水力発電の効果を調査・・・

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20120904/KT120903SJI090007000.php

水処理施設復旧、着工 仙台・南蒲生浄化センター 仙台

・-----河北新報、2012/09/04

------小水力発電ニュース------
 東日本大震災で津波被害に遭った仙台市宮城野区の下水処理施設「南蒲生浄化センター」の中核となる水処理施設の復旧工事起工式が3日、現地で行われた。施設自体をかさ上げする本格的な津波対策を施し、2015年度中の使用開始を目指す。
 関係者約40人が出席し、奥山恵美子市長らがくわ入れして工事の安全を祈願した。奥山市長は「一日も早く完成させ、国内の下水道施設の津波災害対策のモデルとなるとともに、市民が環境衛生を心配しなくて済むよう、しっかり事業に取り組みたい」と述べた。
 復旧工事では、大震災と同規模の津波を想定し、高さ10.4メートルまで盛り土。沈殿池と生物反応槽を盛り土に埋める形で配置する。かさ上げ高を利用した小水力と太陽光の各発電施設も導入する・・・

つづき
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120904t11023.htm

今月中にも運営会社 土湯温泉のバイナリー発電 組合が設立 福島

・-----福島民報、2012/09/04

------小水力発電ニュース------
 福島市土湯温泉町の湯遊つちゆ温泉協同組合などは9月中にも、バイナリー発電など温泉街再生に向けた事業の実施主体となる新会社「元気アップつちゆ」を設立する。
  新会社は温泉の熱や蒸気で沸点の低い液体を蒸発させタービンを回すバイナリー発電や、温泉街を流れる荒川を生かした小水力発電などの事業を担う。将来的に は、発電事業で得られる収益を元手に、震災で廃業した旅館を再生させ、復興に向けたまちづくりを進める。新会社の資本金は2000万円。湯遊つちゆ温泉協 同組合が1800万円、NPO法人土湯温泉観光まちづくり協議会が200万円を出資する予定。10月にもバイナリー発電の設備を発注し、来年度にも発電を 開始する。
 今後は発電事業に必要な資金の確保などが課題になる。湯遊つちゆ温泉協同組合の加藤勝一理事長は「再生可能エネルギーの街として、新会社を中心に温泉街の復興を目指す」と話している。

転載元
http://www.minpo.jp/news/detail/201209043471

 ’12記者リポート:福井も小水力発電 普及へ加速「地産地消」模索 各自治体、事業化目指す /福井

・-----毎日新聞、2012/09/03

------小水力発電ニュース------

 小規模の水力発電「小水力発電」の普及が北陸3県で最も遅れる福井県で、導入に向けた動きが加速している。今年4月以降、4市町に小水力発電の設 置を検討する協議会が発足し、地区が主体となって事業化を目指す動きも現れた。7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度も後押しし、エネ ルギーの自給自足や地産地消を模索する試みが活発になっている。【橘建吾、柳楽未来】
 ◆福井は1カ所のみ
 経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課によると、全国で運転中の小水力発電(出力1000キロ ワット以下)は474カ所(09年3月末時点)。山々に囲まれ急流で水量の豊富な河川が多い北陸地方に適した方法といい、3県には今月2日現在、富山 20、石川6、福井1の計27カ所に設置されている・・・

つづき
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120903ddlk18040340000c.html

2012年9月3日月曜日

小水力発電設備:たざわこ芸術村で公開 用水路に試験用、発電効率改良へ /秋田

・-----毎日新聞、2012/09/01

------小水力発電ニュース------

 仙北平野で農業用水路を活用した小水力発電を目指す「奥羽山系仙北平野水資源調査研究会」(会長=門脇光浩・仙北市長)は31日、同市田沢湖卒田のたざわこ芸術村で、試験用の小水力発電設備を公開した。
 発電機は敷地内を流れる用水路に設置。秋田市土崎港西3のメーカー「東北小水力発電」が製作した。定格 出力は5キロワットあるが、流量が少ないため実際の発電量は1キロワット程度と見込まれている。用水路内の段差を利用し、水流でプロペラを水平に回転させ 発電する仕組み。今後は滞留物の影響などを調べ、発電効率が高まるよう改良していくという・・・

つづき
http://mainichi.jp/area/akita/news/20120901ddlk05040106000c.html

小水力発電に脚光 全国初「市民出資型」や下水利用も

・-----西日本新聞経済電子版β、2012/08/29

------小水力発電ニュース------
 河川や農業用水などを利用した出力千キロワット未満の「小水力発電」が注目され、全国的にも水資源に恵まれた富山県が力を入れている。電力会社に決まった価格で再生可能エネルギーの買い取りを義務付ける「固定価格買い取り制度」が始まったことが背景にある。
 小水力発電は二酸化炭素の排出量が少なく、24時間安定した発電ができる利点がある。水が豊富で山地が多い日本に適しているとされ、山梨県や長野県などでも取り組みが盛んだ。
 富山県は北アルプスからの雪解け水が流れ込む河川が数多くある。2010年の資源エネルギー庁の調査では、利用可能な水力エネルギー量を示す包蔵水量は岐阜県に次いで全国2位の128億キロワット時を誇る。

 富山県は「水が豊かな地域の特性を生かしたい」と・・・

つづき
http://qbiz.jp/article/1552/1/