2011年9月22日木曜日

発電エネルギーは用水路 うきは市で初の試験

-----西日本新聞、2011/09/22

------小水力発電ニュース------

設置される発電機。青い板状の翼を水流で振動させ
発電する=21日、福岡県うきは市浮羽町

   農業用水路の水流で翼状の板を振動させて発電する「フラッタ方式マイクロ水力発電システム」の実証試験が21日、福岡県うきは市で始まった。福岡工 業大の阿比留久徳教授(知能機械工学)が考案した発電方法で、実証試験は全国初。ハウス栽培など小規模な農業用電力への活用が期待されるという。
   実証試験は、農林水産省の「緑と水の環境技術革命プロジェクト事業」に応募して採択された福岡市の「技術開発コンサルタント」が主体となって実施。阿比留教授の指導を受け、同市浮羽町西隈上の「大石・長野水道」で発電量や水流の変化に伴う影響を23日まで調べる。
   試験で使う板は縦60センチ、横40センチで、飛行機の翼のような丸みがある。これを水中に垂直に入れると、水流によってうねるように左右に振れる「フ ラッタ現象」を起こす。この横の動きを縦軸の回転に変えて発電機を回す仕組み。一般の水力発電と違ってダムなどの大規模施設が不要。河川に比べ安定水量が 得られる農業用水路が適しているという。・・・

つづき
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/264591