・-----毎日新聞、2011/08/31
------小水力発電ニュース------
県は30日の県議会で、企業局が管理する萩市川上の阿武川にある相原逆調整池で、水の落差を利用した小水力発電の事業化を進める考えを示した。今月、再生可能エネルギー特別措置法案が国会で可決され、従来の倍程度の単価で中国電力に売電できる見通しが立ったため。【諌山耕】
企業局によると、同調整池は、上流の阿武川ダムからの放流水の流量を調節するためのもの。池からパイプでくみ上げ、水面から3・7メートル下の川に落とすことで水車を回し、最大出力58キロワットの電力を得ることができるという。県は、約1億円と見込まれる建設費用を売電で回収できるかを検討してきたが、特措法の可決で1キロワット時当たり15~20円程度で売電できるめどが立ったため、採算が取れると判断した。
県は12年度に水車、発電機の設置や、基礎部分の土木工事に着工。13年度に運転を開始したいとしている。
つづき
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20110831ddlk35010374000c.html