2011年12月22日木曜日

小水力発電:可能性を調査 新城市、予算案計上へ /愛知

-----毎日jp、2011/12/22


------小水力発電ニュース------
  新城市の穂積亮次市長は21日、小水力発電の可能性調査を12年度の重点施策として市内全域で実施することを明らかにした。新年度予算案に調査費を計上する。

  太陽光や水などを利用した地産地消型の再生可能エネルギー開発に向け、用水路やこれまで地域にあった水車などすべての小水力発電施設を、大学の協力で調査する。利用可能量なども調べ、事業化の可能性も探る。【丸林康樹】

掲載元
http://mainichi.jp/area/aichi/archive/news/2011/12/22/20111222ddlk23040260000c.html

高校生が指南役 小学生が小水力発電学ぶ 鹿児島

-----鹿児島放送、2011/12/21

------小水力発電ニュース------
リンク先に動画あり
http://www.kkb.co.jp/news_move/jchan_move_detail.php?news_flg=1¶m1=news4


参考記事
「高校生が小水力発電装置を開発…鹿児島」--読売新聞、2011/11/09

本県の「小水力」特区指定へ 政府方針 栃木

-----下野新聞、2011/12/22

------小水力発電ニュース------
  政府が、地域限定で規制を緩和し予算や税制の面でも優遇する「総合特区」に、全国33地域を指定する方針であることが21日分かった。特区のうち、国際競争力を高める拠点づくりを目指す「国際戦略総合特区」には7地域を選定。地域の活力を高める「地域活性化総合特区」には、小水力発電の活用を軸とした本県の「栃木発再生可能エネルギービジネスモデル創造特区」など26地域を選んだ。

  中略

  政府は昨年6月に決めた新成長戦略の地域再生支援の柱として総合特区と環境未来都市の構想を打ち出した。総合特区全体で2015年度に9兆1千億円の経済効果と36万5千人の雇用創出効果を見込んでいる。

  中略

国際戦略特区では、投資額の15%を法人税額から差し引いたりする優遇措置などが利用できる。

  中略

「栃木発再生可能エネルギービジネスモデル創造特区」は、那須塩原市、宇都宮市、塩谷町の農業用水路に発電施設を設け、年間700万キロワット時の売電を目指す。下野新聞社の取材に対し、吉沢崇県農政部長は「まだ正式な連絡はないが、認められたようでほっとしている。中身が具体的だったところが評価されたと思う。再生可能エネルギー普及の起爆剤となることが期待される」と語った。

全文
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111221/686546

2011年12月21日水曜日

「北の国から」ロケ地に小水力 富良野・麓郷 年明けにも発電

-----北海道新聞、2011/12/21

------小水力発電ニュース------
【富良野】川の流れを利用する「小水力発電」のための水車が20日、富良野市麓郷(ろくごう)の白鳥(しらとり)川に設置された。近くに保存されているテレビドラマ「北の国から」のロケセットに電力を供給する構想で、市内の小中学生や観光客への環境教育に活用する。

白鳥川では1960年ごろまで水車利用の発電が行われており、地元住民らが復活を提唱。昨年度の環境省の支援事業に道内で唯一選ばれたのをきっかけに、昨秋、官民による富良野地域小水力発電普及協議会(今利一会長)を立ち上げ、水車設置の準備を進めてきた。

掲載元
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/339064.html

2011年12月20日火曜日

大島ダムで小水力発電

-----東日新聞、2011/12/20

------小水力発電ニュース------
   独立行政法人水資源機構の坂野一平豊川用水総合事業部次長は19日、豊橋市駅前大通の名豊ビルで行われた東三河地域問題セミナー(東三河地域研究センター主催)で講演し、豊川用水の大島ダム(新城市)で小水力発電の実施に向けて検討していることを明らかにした。「売電で黒字化できる試算がある」と前向きな姿勢を見せた。
   小水力発電について「日常の管理業務の中で、小規模な発電ができないか調査してきた」と経緯を説明し、「管理している施設の中では大島ダムで可能」と明言した。
   小水力発電は、出力1000~1万キロワットの水力発電で、現在の施設に水車などの発電設備を備えれば発電が可能。

つづく
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=38730&categoryid=1

農業用水で小水力発電 岐阜

・-----Asahi.com、2011/12/20

------小水力発電ニュース------
   農業用水を利用した小水力発電を普及させようと、県土地改良事業団体連合会(県土連)は19日、推進協議会を設立した。福島第一原発事故で注目された自然エネルギーの導入で、売電収入による用水の維持管理費軽減や農山村の活性化をめざす。

◆売電での活性化も
   推進協には、農業用水を管理し、農業に使う水利権を持つ19の土地改良区や改良区連合と、28市町村が参加。今後、小水力導入に向けた研修や勉強会を行い、水利権の取得緩和などの施策を提言していく。
   会長の渡辺信行県議(県政自民クラブ)は総会後、「首相は事故収束を宣言したが、放射性物質の問題は残る。原発の危険性を踏まえた上で、エネルギー問題を議論しないといけない。小水力発電なら安全で、将来的には大きな力になる可能性もある」と話した。
   県によると、農業用水の全長は推計7千キロメートル、年間流量は約18億トン。農業用水は含まれていないが、小水力発電に利用できる河川の水資源量(包蔵水力)が全国1位だ。
   県土連は、小水力に利用できる農業用水が豊富で、国が自然エネルギーの固定価格買い取り制度を設けることもあり、採算が見込めると判断した。

つづき
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001112200002

地場産業センターで小水力発電セミナー開く 長野

-----南信州新聞、2011/12/19

------小水力発電ニュース------

   飯伊地場産業センターと飯田市は16日、飯田市上郷別府の同センターで小水力発電セミナーを開いた。信州大学工学部環境機能工学科の池田敏彦教授ら3人の講師が、その概要や身近な流れに置くだけで発電する小型水車の実証実験、実用化事例を紹介。「設置を検討している」という参加者など注目度は高く、会場いっぱいとなる50人以上が注意深く耳を傾けた。
   池田教授をはじめ、小水力発電用電機の開発を手掛けるウィンベル取締役相談役の中村勝海さんや、下掛水車方式による同発電設備の建設事例について本間組土木技術部技術開発研究室担当課長が説明した。
   このうち池田教授は、河川工事をほとんど必要としない小型水車(エコ水車)の開発と普及について紹介。未開発包蔵水力を都道府県別でみると、長野県は98万キロワットと3番目に位置し、約460万人分の電力に相当すると指摘した上で、ザボニウス水車、滝用水車、ジェット水車、せき水車(急流工水車)の4種類の仕組みや実証実験、実用化事例を紹介した。


つづき
http://minamishinshu.jp/news/local/%E5%9C%B0%E5%A0%B4%E7%94%A3%E6%A5%AD%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A7%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E9%96%8B%E3%81%8F.html

2011年12月16日金曜日

検証2011/小水力発電に脚光-群馬・栃木で導入意欲

-----日刊工業新聞、2011/12/13


------小水力発電ニュース------
   東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、電力の確保が課題となる一年だった。そんななか、北関東に位置する群馬県と栃木県で小水力発電の導入機運が高まっている。山地が多く、水資源が豊富な両県。出力100キロワット以下の小規模の同発電は河川や農業用水などの小さな落差を使って設置できるため、地産地消型の再生可能エネルギーとして関心が集まる。ただ、普及に向けては経済性の観点に加え、水利権の認可取得に要する期間の短縮化が求められている。

   群馬県は2010年度に総務省の事業の一環で、県内5カ所に出力10キロワット以下の小規模水力発電を設置した。事業終了後の現在も4台が稼働を続けている。市町村の取り組みでは、2月に伊勢崎市の下水道、5月に高崎市の上水道に小水力発電が設置された。また前橋市は3月、電気自動車(EV)の充電用として市街地内の河川に同発電を設置した。

   これに対し栃木県は企業連携を深めている。6月に日産自動車などと共同で「栃木県スマートビレッジモデル研究会」を設立。来春までに宇都宮市内の農業用水路に数キロワット規模の水力発電装置を設置し、日産自動車「リーフ」の充電などに使う考え・・・・

つづき
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/trend/nkx0820111213qtya.html

2011年12月12日月曜日

小水力発電で凍結防止 栄村の仮設住宅、入り口マットの電源に 長野

-----信毎web、2011/12/07


------小水力発電ニュース------

  下水内郡栄村は6日、県北部地震の被災者らが暮らす仮設住宅で、入り口に敷いた凍結防止マットの電源として、村内にある小水力発電装置の電力利用を始めた。入居している4世帯6人のうち、半数は75歳以上のお年寄り。「凍結で転んでけがをすることがないように」と導入を決めた。

  発電装置は昨年12月、県小水力活用検討会(会長・池田敏彦信大教授)の調査・研究事業のため、コンサルタント業者が設置した。同村北野の北野天満温泉横にある毎分6トンの湧き水を木枠の水路に誘導して水車を回す。ことし3月までの実証実験で、約500ワット発電できると分かった。湧き水は真冬でも水温が10度あるため、雪が降っても発電に使える。装置は近く村が買い取る予定という。

  仮設住宅での電力活用は、池田教授が提案した。発電装置の水車は、池田教授の研究グループが開発。「せっかくの電力を有効活用してほしい」と、・・・

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20111207/KT111206SJI090012000.html

2011年12月8日木曜日

マイクロ水力発電、スキー場の環境対策 カナダ

-----ナショナルジオグラフィーニュース、2011/12/07


------小水力発電ニュース------
   リフトに照明、降雪機やゲレンデ整備車など、スキーリゾートの運営では大量のエネルギーを消費する。燃料費が高騰し、気候変動への懸念が高まるなど、ウィンタースポーツを取り巻く環境が厳しさを増す中、各国のスキー場ではエネルギー消費削減や自然エネルギー活用に取り組んでいる。

   カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のスキーリゾート、ウィスラー・ブラッコムは、独創的な環境対策を導入。現地の天然資源の水を利用して自家発電を行っている。

   下を流れるフィッツシモンズ川のパワーを利用しているのは、スキー場の中心部を走るピーク・トゥ・ピーク・ゴンドラ(PEAK 2 PEAK Gondola)。「フィッツシモンズ・マイクロ水力再生可能エネルギー・プロジェクト」の一環だ。山から落下する水流でタービンを回し、年間約32ギガワット時の電力を発電している。ウィスラー・ブラッコムの公称年間エネルギー消費量に等しい。

   環境団体「スキー場市民連合(SACC:Ski Area Citizens Coalition)」と「ロッキー・マウンテン・ワイルド(Rocky Mountain Wild)」に所属するウォーレン・ライダー氏は、「再生可能エネルギーへの取り組みは集客効果が期待できる」と話す。「各リゾートにはさまざまな特徴がある。意識が高いスキーヤーやスノーボーダーには、環境責任も重要なアピールポイントになる」。

Photograph by Taylor S. Kennedy, National Geographic

掲載元
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011120701&expand#title

2011年12月7日水曜日

地元密着・地産地消型「小水力発電」の潜在力に期待する各地の取り組みを取材しました。

・-----FNNニュース、2011/12/07

------小水力発電ニュース------
水資源が豊富な日本で見直されつつある水力発電。中でも地元密着・地産地消型の「小水力発電」が注目されています。その潜在力に期待する各地の取り組みを 取材しました。大きなツリーを見つめるカップルや親子連れ。すっかりクリスマスムードのディズニーリゾート。ディズニーリゾートで使われている水は、ディ ズニーリゾートに来る前に、一仕事してきている。水が行った一仕事、それは「小水力発電」。千葉・浦安市の全域と、市川市の一部に水を送る妙典給水場。1 日平均およそ11万トンの流れる水が持つエネルギーを利用して発電を行い、施設内で利用している。北船橋給水場長の永野龍志さんは「(1年間で使う)電力 量は507万kWですね。それから発電量として137万kW。割合としては27%でございます。それなりの効果が出てるということなもんですから、びっく りしている」と話した。発電機でつくれる電力は、最大で毎時300kW。こうした1万kW以下の小規模な水力発電が小水力発電と呼ばれている。温室効果ガ スを出さないエコなエネルギーで、小さな川や水路も利用できる。そして日本は水資源には事欠かないということで、日本各地220カ所以上で行われている小 水力発電。震災後の電力不足、そして脱原発の機運の中、さらに注目が集まっている・・・

つづき
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/651308/?nv=r_cmn_movie

平松式水力発電機、開発の動き 滋賀

-----滋賀報知新聞、2011/11/24

------小水力発電ニュース------
農業用水路に設置された水車(高島市今津町)

=高島市の市民グループが平松氏や京大に協力要請へ=

◇高島市
草津市の平松敬司氏は発電機を回す際に生じる磁石の抵抗を大幅に軽減させる“平松式発電機”を発明したが、水車の発電機開発に取り組んでいる高島市の市民グループがこれに着目し、特許を持つ平松氏や同氏発案を解析で裏づけた京都大学などに、水力発電機の技術協力を近く要請する予定だ。合意が得られれば来年にも、わずかな水力で発電できる小型水力発電機の開発が動き出しそうだ。【石川政実】

小型の発電機として一般に知られているのが、自転車の照明用発電機。図の発電機のように、N極とS極が交互に配された永久磁石を回転することで、鉄片が磁化され、コイルに起電力が生れる仕組みになっている。しかし永久磁石の磁力を強力にすると、磁石が鉄片を吸着しようとする大きな引力が働くことになる。この引力が回転軸に及ぼす力を“コギングトルク”(一種の抵抗力)という。
このため平松氏は、図のように複数の発電機を同一の回転軸に連結し、鉄片の位置をずらして、“コギングトルク”を減少させる発電機を考え出した。そこで平松氏は昨秋、京都大学の中村紘准教授に解析を依頼。同准教授がコンピューターで解析したところ、発電機を八台並べると磁力の抵抗が大きく減少することが分かり、茨城県つくば市で今年五月に開かれた春季低温工学・超電導学会に発表した。これを契機に、平松氏の発明は、風力発電や小型水力発電、自動車、自転車などに実用化できるのではと、脚光を浴びている。

つづき
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0008958

百聞百見とくしま:佐那河内村 期待膨らむ小水力発電 徳島

-----毎日新聞、2011/12/05


------小水力発電ニュース------
◇県、普及に向け実証実験
 原発事故で自然エネルギーへの関心が高まる中、県と佐那河内村が小水力発電の本格活用に向けた取り組みをスタートさせた。県は11月下旬、村内に発電機2基を設置し、実証実験を開始。実験で得たデータなどを各市町村に提供し、県内での小水力発電の普及につなげたい考えだ。村も常設発電所の設置に向け独自の調査に乗り出しており、エネルギーの“地産地消”の実現に関係者の期待も膨らんでいる。【阿部弘賢】
 村内では1922年から、佐那河内水力電気(現四国電力)が大川原高原に近い山あいで小水力発電所を稼働させた歴史がある。老朽化で発電所としては73年に停止したが、水路などの設備や土地は村に譲渡され、現在も下流域のかんがい用水として使われている。
 県の実験は、この設備を利用し、5キロワットの発電機2基を貯水池の下流約300メートルに2カ所設置。園瀬川から引いた水で発電した電力を近くのキャンプ場内に設置したモデルハウスなどに送り、発電量や発電効率などのデータを集めている。
 現地では今月3日から見学会が開かれ、関係者が視察に訪れている。モデルハウス内にはテレビなどの電気製品を備え付け、リアルタイムで消費電力が表示される。小水力発電の仕組みを解説するパネル展示のほか、周囲では電動自転車や電気自動車などの試乗もでき、・・・

つづき
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111205-00000201-mailo-l36

2011年12月6日火曜日

地域で水力発電を 熊本

-----毎日新聞、2011/12/02


------小水力発電ニュース------

毎日新聞より切り抜き

県議会、小水力発電所整備目標 富山

-----北日本放送、2011/12/02


------小水力発電ニュース------
   富山県は、農業用水などを活用した小水力発電について、今後5年間で県内に新たに7か所整備し、その後の5年間で更に5か所程度の整備を目指します。
   これは、2日開かれた県議会の一般質問で、自民党の矢後肇議員の質問に対し石井知事が答えたものです。
   県内には先月末現在で、16か所の小水力発電所が整備されています。
   発電量は、最大出力の合計で7170キロワットアワーで、来年4月には小早月川で全国で初めての市民出資による小水力発電所も営業を始める予定・・・

つづき
http://www2.knb.ne.jp/news/20111202_30494.htm

2011年12月2日金曜日

片貝上流で水力発電 北陸電力27年ぶり、16年度運転開始

-----北日本新聞、2011/12/01

------小水力発電ニュース------


   北陸電力は30日、片貝川上流の魚津市三ケ地区で新たな水力発電所の「片貝別又(かたかいべつまた)発電所」を建設する、と発表した。出力4400キロワットの中規模水力で、4700世帯の電力をまかなえる。2014年度に本体工事に着工し、16年度の運転開始を目指す。北電の水力発電所の新設は27年ぶり。

   北電は河川に十分な水量があり、流水で発電するための落差も確保できる立地に着目し、09年10月から三ケ地区で環境、土木調査を実施。調査の結果、発電所を建設しても環境への影響は問題ない水準だと判断した。

   発電所は水路式。片貝川支流の別又谷で小規模のえん堤と水槽を造り、長さ約500メートルの水路を300メートルの高低差で設置。低地側に発電設備を設け、・・・

続き
http://webun.jp/news/A600/knpnews/20111201/49968

風力発電は東京湾沿岸、小水力は酒匂川水系で導入検討 神奈川県

・-----産経ニュース、2011/12/01

------小水力発電ニュース------
  再生可能エネルギーの発電量を増やす“創エネ”などを柱としたスマートエネルギー構想を掲げる神奈川県の黒岩祐治知事は30日の県議会本会議で、三浦半島や東京湾沿岸で風力、酒匂(さかわ)川水系で小規模な水力(小水力)発電施設を導入する方針を表明した。ともに自然条件の影響を受けるため設置に適した場所が限られ、地元市町村と検討会を立ち上げて適地を選ぶ。

   中略

  水力発電は、県西や県央を中心に整備されている農業用水に流水の速度を利用したタイプを導入する。このため、酒匂川水系の農業用水に10キロワット程度の小規模発電設備を試験的に設置する方針。県内でも企業庁などが小水力発電所を設置しているが、主に水の落差を利用したタイプのため、流量はあっても落差の少ない農業用水での発電がどの程度、可能かを検証する。

  太陽光以外の再生可能エネルギーについて具体的な方針を示したのは初めてだが、いずれも試験的な段階にとどまる。黒岩知事は同日の答弁で「太陽光以外では、県内における導入ポテンシャルが比較的大きいのは風力と小水力」と述べた。

全文
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111130/kng11113022480007-n1.htm

2011年11月29日火曜日

農水省、売電収入の使途拡大。

・----- 日本経済新聞2011/11/25

------小水力発電ニュース------

  農林水産省は、土地改良区で農業用水を活用した小水力発電による売電収入の使い道を広げる。これまでは発電施設そのものの運転経費や水路や取水ポンプの維持管理費に限定していた。これを農地全体の維持管理にも充当できるようにする。自然エネルギーの活用拡大につなげる狙いだ。

(2011/11/25  日本経済新聞 朝刊  5ページ より抜粋)

2011年11月26日土曜日

小水力発電機を共同開発 那賀町と阿南高専、実証実験始める 徳島

・-----徳島新聞、2011/11/25

------小水力発電ニュース------
  小水力発電機導入の可能性を探るため、那賀町と阿南高専が発電機を共同開発し、24日、同町西納の谷川に1基設置して実証実験を始めた。2012年1月までに町内で別の種類の発電機など5基を備え付ける。実証実験は同年2月末まで行い、家庭への発電機の普及に向けて発電量などの調査を行う。     開発した小水力発電機は縦50センチ、横70センチ、幅35センチで、製作費は約60万円。水量が豊富で高低差がある谷川などで使用する。最大出力は1・2キロワット。4人家族が使用する電力を賄うことができるという。
  この日に設置した小水力発電機には、高低差が約30メートルある約200メートル上流から導水管で谷川の水を取り込んでいる。流れた水が発電機の水車を回して発電し、近くに仮設されるLED防犯灯に電気を使用する。電力が安定的に供給されるかどうかなどを確かめる。

つづき
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/11/2011_132219922786.html

2011年11月24日木曜日

水道管の水流使い発電 福井の藤沢電機管工が小型水力

・-----日経新聞、2011/11/23

------小水力発電ニュース------
    電気・配管工事の藤沢電機管工(福井市、藤沢憲治社長)は水道管の水流を利用して電気を作る小型水力発電機を開発した。一定の水流や水圧があれば設置できるのが特徴。来春にも「マチナカ発電」と銘打ち、工場などの事業所やマンション事業者向けに販売する。

    工場や集合住宅の敷地内の水道管に据え付け、管内の水流で水車を回して発電する。出力2.7キロワットと0.7キロワットの2種類を開発した。出力2.7キロワットの場合、1日あたり7時間、年300日稼働すると仮定すると、年間発電量は約6000キロワット時で、電気代を約18万円節約できるという。

    価格は出力2.7キロワットが70万~80万円、0.7キロワットが30万円前後に設定する予定。

掲載元
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E0E0E2E0E48DE0E0E3E3E0E2E3E39E90E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E4

小水力発電に商機 繊維機械卸のイズミ

-----中日新聞、2011/11/23

------小水力発電ニュース------
.輸入販売拡大 独製らせん型も

繊維機械卸のイズミ(石川県白山市)が、小水力発電機の輸入販売を拡大している。十二月には山梨県都留市発注の工事で、十キロワットの大型らせん状発電機を納入する。海外企業との代理店契約で国産より低コストの設備をそろえ、自治体などに提案している。(大島康介)

都留市に納入するのは、らせん状水力発電機のドイツ最大手、リハート社の「ハイドロパワースクリュー」。街中を流れる川に直径一・五メートル、長さ六メートルのスクリューを据え付ける。同機が日本で設置されるのは初めてで、来年一月の完成予定。

らせん状発電機は高低差が一・五メートルあれば発電でき、川や用水路に設置しやすいのが特徴。川魚やごみも通り抜けるため、日本で主流の水車型よりメンテナンスが少なくてすむという。自然エネルギーの利用が盛んなドイツでリハート社が大量生産しており、単独契約を結ぶイズミが自治体を中心に提案を進めている。

イズミは二〇〇一年から小水力発電の販売事業に参入。ドイツやカナダ、オーストラリアなどの企業から百ワット~百キロワットの十機種を輸入している・・・

中略

「日本に合っている」
泉社長に聞く

イズミの泉勝史社長に、小水力発電の可能性を聞いた。

-小水力発電は広がるか。

ドイツ企業に富山県の黒部川を調べてもらったが、発電可能な場所が千カ所はあるとのことだった。水利権の問題をクリアしなければならないが、設置できる場所は多い。

中略

全文
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011112302000179.html

2011年11月23日水曜日

「持続可能エネルギー」討論 黒部で小水力発電サミット開幕

-----読売新聞、2011/11/20

------小水力発電ニュース------

  小水力発電を推進する全国の自治体や事業者などが活動報告や意見交換を行う「第2回全国小水力発電サミット」が19日、黒部市宇奈月国際会館セレネ で始まった。会場には500人以上の市民らが集まり、福島第一原発の事故後に関心を集めている持続可能エネルギーへの取り組みや実績に関する報告に耳を傾 けた。
  昨年、山梨県都留市で第1回が開催され、今回が2回目。富山県は、水力発電に利用できるエネルギー量「包蔵水力」が岐阜県に次いで全国2位で、県 などは急流を生かした小水力発電所の開発を推進。現在16か所で発電施設が稼働するなど、小水力発電に対する注目は高まりつつある。

・・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20111120-OYT8T00027.htm

小水力発電の普及めざし 大町のNPOが23日に実践講座 長野

-----信毎Web、2011/11/21

------小水力発電ニュース------
 小水力発電やバイオ軽油など地域エネルギーの開発・普及に取り組む大町市の「NPO地域づくり工房」が23日、初のミニ水力発電実践講座を開く。 2003年から市内で農業用水利用の発電設備を動かしてきた実績を基に、適地選びや需要把握、申請書類の書き方、工事、さらには水利権や発電技術をめぐる 失敗談も交え、ノウハウを紹介する。

同工房が水利権を取得し、市民が運用する小水力発電設備は現在、発電量250ワット、800ワットの市内2カ所。これらの見学者が福島第1原発事故を機に急増し、昨年度17件だったのが、ことしは10、11月にそれぞれ10件を超える人気という。

今回は「小水力発電への市民理解を広げるためにも実働箇所を増やしたい」と企画・・・・

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20111121/KT111120SJI090009000.html

前橋市「小水力発電」を購入

-----読売新聞、2011/11/19

------小水力発電ニュース------

子ども向け環境学習に活用

前橋市が購入した小水力発電装置(18日)
前橋市は、同市西片貝町の佐久間川にある小水力発電装置を購入した。もともとは国が実験用に設置し、今年2月に役目を終えていた。市は利用を継続し、子どもたちの環境学習に役立てていく考えだ。
水車(直径約3メートル)による小水力発電装置は、総務省の「緑の分権改革推進事業」の一環として今年1月に設置された。事業を国から受託した市が、どれだけの水力が得られるかなどの実証調査を行いながら、得られた電力を近くの外灯に利用してきた。
市は現在、市役所近くの矢田川で、発電量が毎時500ワットの小水力発電装置を設置し、・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111119-OYT8T00101.htm

2011年11月22日火曜日

小水力発電 高まる関心 岡山県 「16年度までに30施設」目標

・-----中国新聞、2011/11/21

------小水力発電ニュース------

売電価格 普及への焦点

8月に成立した再生エネルギー特別措置法を追い風に、岡山県内で出力千キロワット以下の小規模な水力発電への関心が高まっている。県は2016年度までに現在の4倍強の30施設に増やす目標を打ち出す。ただ既存の小水力発電所の経営は厳しく、新規参入への障壁も多いのが現実だ。原発への依存度を下げるエネルギー政策の転換と連動した国の動きとともに、県の支援策が普及の鍵となる。(永山啓一)

・・・

老朽化 破損相次ぐ

1966年に完成した西粟倉発電所は出力280キロワット。557世帯の村で必要な電力の20~25%を賄える。村を貫く吉野川から1.7キロ水路を引き、落差68.9メートルの導水管に一気に水を流して水車を回し、電気をつくる。

昨年度、中国電力への売電単価は1キロワット時当たり5.97円、売電額は1413万円。一方、導水管の水漏れ補修などに700万円掛かり、利益は380万円だった。人件費を差し引けば実質赤字。稼働から45年がたち施設の破損が相次ぐ。  小水力発電所は農村に電気が不足していた60年代を中心に建設された。岡山県内にはJAや自治体などが運営する7施設があり、5施設が築40年以上。多くが嘱託職員の採用などで経費を抑えている。

「既存」は個別交渉

国は特措法に基づき、自然エネルギー電力を電力会社が買い取る固定価格を来年3月に決める予定だ。ただ既存施設の電力は対象外。従来通り電力会社との個別交渉となる。

このため、中国地方53施設の運営団体で構成する中国小水力発電協会は国や自治体に、既存施設も固定価格での買い取り対象に加えることや、施設の更新、改修への補助制度創設を求めている。

・・・

利点の周知 不可欠

岡山県は現在策定中の中期行動計画案で、小水力発電所を16年度までに23カ所新設する方針を示した。8月には法案審議の過程で国が示した買い取り単価(20円)を前提に適地28カ所も公表した。民間サイドでも企業やNPO法人が昨年10月、県小水力利用推進協議会を設立。適地調査や勉強会に取り組む。

だが出力1キロワット当たり200万円とされる初期費用や3年程度かかる河川法などの手続きがネックになり、具体的な計画は進んでいない。協議会事務局のNPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会(岡山市北区)の広本悦子会長は「採算の見通しが立てにくく、なかなか事業化に踏み出せない」と話す。

現状ではハードルが高い小水力発電の普及。買い取り価格の設定が最大の焦点で、国や県によるハード、ソフト両面の支援や水利用の規制緩和も必要になる。コストは電気料金に上乗せされる。安全で二酸化炭素を出さず、エネルギーの地産地消につながる―。そんなメリットを県民に説明する努力も欠かせない。

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(2011年11月21日朝刊掲載)

電力の地産地消に“小水力”(リンク先に動画あり)

・-----テレビ東京、2011/11/14

------小水力発電ニュース------


ダムのような大規模な設備を必要としない、小型の水力発電を「小水力発電」と呼び、再生可能エネルギーの一つとして震災以降、注目を集めています。地域ごとに電力を生産、消費する地産地消の考えにこの小水力発電を利用しようという動きが自治体や企業の間で広がっています。

動画はこちらから
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_10771/

野村HD・栃木 農業用水で  三井金属・岐阜 旧鉱山で1200キロワット

・-----日本経済新聞、2011/11/20

------小水力発電ニュース------
「全量買い取り」追い風 特区申請 手続き簡素に
  企業と自治体が連携し、中小河川や農業用水を利用した小規模水力発電所を建設する。野村ホールディングスは栃木県と、三井金属は岐阜県と検討を始めた。河川が豊富な日本では小水力発電の開発余地は大きい。来年からの再生可能エネルギーの全量買い取り制度の開始を控え、自治体が普及の壁になっている水利権の手続きを簡素化する特区を申請、企業の早期事業化を後押しする。

地元金融も資金
  野村HDの全額出資子会社である野村アグリプランニング&アドバイザリー(東京・千代田)は栃木県で小水力発電所の開発に乗り出す。来春にも出力10キロワット程度の発電機を栃木県内の農業用水路2カ所に置いて事業化調査を始め、2013年度にも商用化する。

  12年度にも開発にあたる特定目的会社(SPC)を設立。地元金融機関や企業から事業資金10億円を集める見通し。栃木県は計画を前提に政府が新成長戦略に沿って創設する「地域活性化総合特区」の指定を申請。水利権を巡る煩雑な手続きを軽減する。最終的に県内100カ所近くで発電所を開発する方針だ。

  三井金属子会社で鉱物リサイクルを手掛ける神岡鉱業(岐阜県飛騨市)は13年にも、旧鉱山の敷地内を流れる2つの川の水を使った水力発電所を建設する。出力は1カ所600キロワット、投資額は10億円前後。発電した電気は地元の電力会社に販売する。

  岐阜県も国に特区を申請した。そのほか、長野県内の飯山市や駒ケ根市など6市町村や群馬県も小水力発電を念頭に置いた特区を申請済み。指定は年内にも結果が出る見込みだ。

  特区以外でも、日本工営は鹿児島県伊佐市と連携し、12月から出力460キロワットの水力発電所を建設する。13年4月に運転開始の見通し。使われなくなっていた水力発電所の遺構を市から借り受け、4億円強を投じて発電所を新設する。

  東京電力子会社の東京発電(東京・港)も今年2月、茨城県北茨城市から譲渡を受けた水力発電所の遺構を再整備して出力130キロワットの発電所の運転を始めた。

省略


小水力発電「大きな意義」 サミット 黒部で開幕 宇奈月の活動紹介

-----中日新聞、2011/11/20

------小水力発電ニュース------
  原子力に代わる自然エネルギーとして注目を集める「小水力発電」の課題や可能性を話し合う「全国小水力発電サミットin黒部」が十九日、富山県黒部市宇奈月温泉の市宇奈月国際会館セレネで始まった。

  河川や用水の段差などを利用する小水力発電。主催の実行委員会事務局を担う黒部市の堀内康男市長はパネルディスカッションで「自分たちの電気は自分たちでつくるということから、小水力発電は大きな意味を持つ」と強調。市が建設中の宮野用水発電所や、温泉を活用した発電などに取り組む「でんき宇奈月プロジェクト」の活動を紹介した。

  サミットは山梨県都留市で昨年初めて開かれ、今回が二回目。初日は県外の三百二十人を含む六百七十人が参加し・・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011112002000170.html

2011年11月18日金曜日

北陸電・有峰ダム発電所が運転開始

・-----電気新聞、2011/11/18

------小水力発電ニュース------
  北陸電力は16日、河川維持流量発電所として同社2カ所目となる有峰ダム発電所(富山市有峰、170キロワット)が16日に営業運転を開始したと発表した。1年間の発電電力量は一般家庭の360世帯分の年間使用電力量に相当する130万キロワット時で、年間400トンの二酸化炭素を削減できる見込み。

  運転を開始した有峰ダム発電所は、昨年9月に着工した。水車形式はターゴインパルス水車。同社の水力発電所として、128カ所目となる。 (本紙3面より抜粋)

白鳥川に発電用水車*アイキ産業 無償で製作*開放型、月内設置へ*富良野

-----北海道新聞、2011/11/18

------小水力発電ニュース------

   【富良野】農業用水のパイプなどを製造している市内のアイキ産業(市村日出綺(ひでき)社長)が、発電用の鉄製の水車を製作した。小規模な水力発電の導入を目指している富良野地域小水力発電普及協議会が、今月中旬に麓郷を流れる白鳥川に設置する。(尾張めぐみ)
   「小水力」とは出力千キロワット以下の水力発電で、麓郷では戦前から戦後にかけて利用していた歴史がある。環境省は普及を進めようと全国5カ所を選定して学習会などの助成をしており、富良野は道内で唯一選ばれている。
   同社は兼ねてから、農業用水路の落ち葉などを取り除く機械の動力として自然エネルギーの導入を考えていた。市村社長は協議会の一員でもあり、「自分たちも勉強させてもらいたい」と無償で設計、製作した。
   水車は直径2メートル25センチ、約500キロ。白鳥川の水深は約30センチで、「水量が少なく、川岸が整備されていないので設計が難しかった」(市村社長)といい、少ない水量でも水車が回りやすいよう、四角い皿状の鉄板を16枚取り付けた。
   重機を入れなくても設置できるよう組み立て式にし、・・・

つづき
http://hokkaido-eco.jp/news_topics/detail409.html

小水力発電、活用探る 月末から県と佐那河内村 徳島

-----徳島新聞、2011/11/17


------小水力発電ニュース------
   徳島県と佐那河内村は、1973年まで同村で四国電力が稼働させていた水力発電施設・旧府能発電所を活用した小水力発電の実証実験と調査を行う。県は発電機を設置するとともに普及に向けたPR拠点を作り、村は常設の発電所の実現可能性を探る。いずれも、小水力発電の本格活用へ向けた取り組みと位置付けている。

   旧府能発電所は22年~73年に稼働。設備の老朽化から使用を停止し、跡地や設備は四国電力から村に寄付されている。園瀬川のダムでできた貯水池は県立佐那河内いきものふれあいの里のキャンプ場内に残っており、発電に使ったパイプ状の水路は現在もかんがいに使われている。

   県の実証実験では、この水路を流れる水を利用。11月末ごろから、5キロワットの発電機2機を設置して発電を始める。生み出した電力はキャンプ場の照明などに使う。

   近くには発電量をパネル表示できるモデルルームを設け、キャンプ場利用者らに再生可能エネルギーをPRする。実験期間は2カ月。国の「緑の分権改革調査事業」で行われ、事業費は約2200万円。

   村は小水力発電所の建設を目指し、・・・

つづき
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/11/2011_13214961846.html

2011年11月16日水曜日

小水力発電 可能性探る 19、20日宇奈月でサミット 富山

・-----中日新聞、2011/11/16

------小水力発電ニュース------
参加無料 講演やパネル討論

   全国小水力発電サミットが十九、二十の両日、黒部市宇奈月温泉の市宇奈月国際会館セレネで開かれる。一般の参加は無料。

   黒部市などによる実行委員会の主催で二回目となる。第一回は、市民出資による実用的小水力発電を全国に先駆けて運用した山梨県都留市で昨年開かれた。講演や事例発表、シンポジウムなどを開く。

   今回のキャッチフレーズは「水が奏でるシンフォニー 小水力と省電力とのコラボレーション」。「豊かな水に気付く」「地域に根ざした技術をひらく」「安全で豊かな未来をつくる」の三つのテーマで議論する。

   十九日は、東日本大震災復興構想会議専門委員の佐々木経世氏が「日本のエネルギー政策に関する一考察」と題し基調講演。パネルディスカッション、事例報告もある。二十日は四つの分科会に分かれて議論し、全体会で提言としてサミット宣言を発表し地元の発電所を視察する。(高橋恒夫)

掲載元
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20111116/CK2011111602000154.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

県が小水力発電事業化後押し 飯田・木島平などモデル地域に 長野

-----信濃毎日新聞、2011/11/16

------小水力発電ニュース------
   県は年内にも、飯田市と下高井郡木島平村をモデル地域とし、小水力発電の事業化を目指す研究組織「自然エネルギー自給型コミュニティ検討会」(仮称)を設置する。両市村が過去に実施した小水力発電の実現可能性調査のデータを生かし、専門家を交えて市民や民間の出資による運営の手法などを検討。他地域への普及も視野に入れ、年度内にも成果をまとめる。

   飯田市は2009~10年度、木島平村は09年度に環境省などの委託事業を活用して市民・民間出資による小水力発電の実現可能性を調査。飯田市は山間部の上村地区を流れる小沢川を中心に、取水による生態系への影響や事業化の課題などを調べた。木島平村は村営小水力発電所「馬曲(まぐせ)川発電所」(最大出力95キロワット)の下流に、発電所を増設した場合の採算性を検討した。

   両市村とも大まかな採算性などは把握できたものの、資金調達手法や、行政の財政的な関与など具体化に向けて詰めるべき課題は多いという。飯田市地球温暖化対策課は、数十―数百世帯程度の地区であれば、・・・

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20111116/KT111110ATI090019000.html

家庭用水力発電の未来を探る

-----SUUMOジャーナル、2011/11/13

------小水力発電ニュース------
   震災による電力不足や地球温暖化の影響で、注目を集めている再生可能エネルギー。水の流れを利用して発電する水力発電もそのひとつ。ノルウェーやブラジルなど、使用電力の9割以上をまかなっている国もある、効率の良い発電方法です。

   なかでも特に、ダムなどの大型施設を必要とせず、環境にも優しいのが「マイクロ水力発電機」。これは小さな川や用水路などのわずかな水流を、電力に変換できる優れもの。山地が多く水資源の豊かな日本では、数万箇所で導入が可能といわれています。

   しかし、農業用水路や工場排水を利用したものは普及しつつありますが、まだまだ一般家庭が導入するケースは稀。では、いったい何が妨げになっているのでしょうか? そんな疑問をマイクロ水力発電機を販売する株式会社イズミの泉社長にぶつけてみました。

   「地形によって水の流れが違うため、発電機も色々なタイプが必要になるんです。立地条件と発電機の相性が悪く、導入を断念せざるを得ないケースが多々あります。さらに、河川の使用許可を取るなど、設置の手続きが面倒なのも理由です。しかしこれらの問題が解決すれば、これから一般の家庭にもマイクロ水力発電が普及する可能性は大きいと思いますよ」

   水が流れ落ちる1.5メートル以上の落差か、豊富な水量があれば、現行のマイクロ水力発電機でも発電は可能と語る泉社長。風力や太陽光とは違い、24時間連続で発電可能というのが大きなメリットなんだそう。

   「1時間に0.5キロワット発電すれば、バッテリーに1日12キロワットの蓄電が可能です。一般家庭の1日の平均使用電力は10キロワット程度なので、・・・・

つづき
http://sumai.nikkei.co.jp/edit/suumo/column/detail/MMSUs6000015112011/

全国初の市民出資小水力発電事業目標額達成 富山

-----KNB News、2011/11/15

------小水力発電ニュース------

   早月川支流で進められている全国初の市民出資による小水力発電事業が15日までに8億円近い目標額を達成する見通しとなりました。

   来年4月には発電所の営業が始まります。

   リポートです。

   この事業は滑川市に本社がある電気事業者、アルプス発電が早月川支流の小早月川で進めている「立山アルプス小水力発電事業」です。

   小早月川の砂防堰堤から取水し、2.8キロ下流に設置する発電所へ送り、年間520万から550万キロワットを発電してPPS・特定規模電気事業者に電気を売る計画です。

   初期投資費用およそ12億円の7割弱に当たる7億8100万円を市民出資でまかなう計画を立て、太陽光発電や省エネ設備の市民出資ファンド募集に実績がある東京の会社が、去年9月から出資を募っていました。

   その結果、15日までに目標額に達する見通しとなり募集を終了しました。

   出資者は富山県内外から530人余りに上るということで、この業者を通じて発電事業者の売電収入から出資額に応じて分配金が支払われます。

   発電所の建設は現在、最終段階に入っていて来月にも点検を兼ねた試運転を行い、来年4月から営業開始する予定で、実現すれば全国初の取り組みです。

   アルプス発電の古栃均社長は「自然エネルギーへの関心の高まりを強く感じる。しっかりやっていきたい」と決意を新たにする一方、出資を募っていたおひさまエネルギーファンドの永田光美マネージャーは「募集期間は、エネルギーの選択を自分自身や子どもたちの未来の問題として真剣に考えるようになった時期でもあった」と話していました。

リンク先に動画有り
http://www2.knb.ne.jp/news/20111115_30287.htm

2011年11月15日火曜日

フードバレー「落選」 県の特区構想、最終選考外れる 小水力発電は通過

-----下野新聞、2011/11/15


------小水力発電ニュース------
   地域限定で規制を緩和する国の総合特区制度で、県が特区指定を申請した2件の構想のうち、小水力発電の普及を柱とする「栃木発再生可能エネルギービジネスモデル創造特区」が1、2次評価を通過、最終選考に残ったことが14日分かった。

   県によると、小水力発電関連は群馬県や長野県飯山市などからも申請があったが、最終選考に残ったのは本県だけで、最も高い評価となり、特区指定の可能性が高まった。民間資金を活用する点や、新たな地域産業の創出、中山間地域の活力向上などが期待できる点が評価されたという。

つづき
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111114/660312

小水力発電の設置拡大/全直轄ダムへの可能性点検/国交省

-----建設通信新聞、2011/11/15


------小水力発電ニュース------
   国土交通省は、直轄ダムの管理用電力をまかなう小水力発電設備の設置拡大を検討する。2012年度に、直轄で管理している114ダムすべてについて管理用発電設備の設置可能性を点検し、可能なダムでは小水力発電設備を整備する考え。1ダム当たり年間150万kW程度必要な管理用電力を自らまかなうことで、未利用のエネルギー活用を拡大し、電力会社による創電負担を一定程度軽減したい考え。
   直轄で管理しているダムは現在、全国に114ダムある。そのうち約3割に当たる30程度のダムでは、すでに小水力発電設備が設置してあり、維持管理などダムの管理用に使う電力をまかなっている。水道用水などのために実施する放水時に、放水口に設置した設備で発電する。1ダム平均で年間600万kW時発電しており、年間150万kWをダム管理用電力として使用し、残り年間450万kWを売電している。
   未利用クリーンエネルギーに対する注目度が高くなり、小規模タービンによる小水力発電も可能な状況から、国交省は管理用の小水力発電設備の設置可能性を全直轄管理ダムで点検することにした。12年度予算概算要求に必要経費を盛り込んだ。

つづき
http://www.kensetsunews.com/article.php?article_id=A1111150100&date=2011-11-15&class=pickups

2011年11月11日金曜日

「曽木の滝」に小水力発電 鹿児島、千戸分の電力量

-----共同通信、2011/11/11

------小水力発電ニュース------
 鹿児島県伊佐市は建設コンサルタント「日本工営」(東京)と共同で、同市内の観光地「曽木の滝」に小水力発電施設を設置し、売電する事業を来年4月から始める。
 一般家庭の約千戸分の使用電力量に当たる年間385万キロワット時の発電が可能で、年間約1330トンの二酸化炭素(CO2)排出削減を目指す。発電した電気は九州電力に販売するほか、隣接する曽木の滝公園の照明など伊佐市にも還元する予定だ。
 取水口など施設の一部は、1965年に廃止された旧曽木水力発電所の設備を改修して再利用。タービン水車などの発電設備は地下に埋設する。

転載元
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011111101000104.html

2011年11月10日木曜日

注目!「小水力」推進協議会設立 鹿児島

・-----南日本放送、2011/11/09

------小水力発電ニュース------
   東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受けて自然などを活用したいわゆる「再生可能エネルギー」が注目されています。県内ではきょう、その再生可能エネルギーの一つ「小水力発電」の利用促進協議会が発足しました。きょうは鹿児島市で「小水力発電」の利用推進を目的とした協議会の設立会が開かれました。「小水力発電」とは河川や用水路などで、水をためることなく自然の流れや落差をそのまま利用して発電する方法で、発電量が1000キロワット以下のものをいいます。ダムなどの大型開発を必要としないことから、環境への影響がより小さいと言われています。
   県内では、今月6日に鹿屋市で鹿屋工業高校の生徒たちが、水車と水車小屋や制御装置などを含めた小型の水力発電システムの稼働を始めています。また、伊佐市は川内川の曽木の滝で小水力発電事業を行うために、来年2月頃から設備建設を開始する計画です。県内で少しずつ広がりを見せている「小水力発電」。自然エネルギー利用の選択肢がまた1つ増えることになりそうです。

転載元 ※リンク先に動画あり
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=00207458_20111109

魚の蓄養池で小水力発電実験 辰野の街中で「予想以上に発電」 長野

・-----信濃毎日新聞、2011/11/09

------小水力発電ニュース------
   辰野町の電気工事業倉沢久人さん(68)が8日、町内の飲食店で、魚の蓄養池に酸素を供給する流水を利用し、小水力発電の実験をした。店が酸素供給に使う電力400ワットに対し、100ワット分が回収できることを確認した。倉沢さんは同町横川地区などの山あいで小水力発電を試みているが、街中での実験は初めて。

   蓄養池には店で提供するウナギやニジマスがおり、塩化ビニール管に水を常時循環させ、酸素を供給している。この日は水の供給口と発電装置をホースでつなぎ、直径42センチの羽根を水力で回転させた。羽根につながった磁石と銅線コイルが反応して発電。倉沢さんらによると、電力は外灯や店内のテレビなどに利用でき、羽根に水が当たることで酸素供給量も増えるという。

   店を訪れた倉沢さんが蓄養池を見て、実験に協力を呼び掛けた。同店の三輪美樹夫社長(72)は「小さくて簡単な装置で、予想以上に発電した。利用できるか検討したい」。倉沢さんは「工場排水や浄水場の排水なども利用し、装置を活用してほしい」と話している。

http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_199978

高校生が小水力発電装置を開発…鹿児島

・-----読売新聞、2011/11/09

------小水力発電ニュース------
    鹿屋工業高校(元和夫校長、679人)の生徒が、水車小屋をモチーフにした小水力発電装置を開発し、鹿屋市大手町の再開発ビル「リナシティかのや」に設置した。

   作った電気はイルミネーションの点灯に利用し、発電装置を題材に小学生を対象にした学習会も開く。小水力発電は、農業用水、上下水道、河川・水路などの落差や水流を利用する小規模な水力発電。天候に左右される太陽光や風力に比べ、発電量が安定している。原子力発電所などの大規模集中型発電に対し、小規模分散型発電の一つとして注目されている。
東京電力福島第一原発の事故などで再生可能エネルギーが注目を集める中、同高の生徒たちが     「市民にエネルギー問題について関心を持ってもらおう」 と8月頃から装置の開発に着手。実業系高校と地域が連携して特色ある教育活動を目指す県教委の「かごしま専門学校パワーアッププロジェクト」事業の一環と して取り組んだ。
水車は直径1・2メートル、幅25センチ。再開発ビルの一角にある水辺に流れ込む水の力を利用して毎分17~20回転し、歯車を組み合わせた増速 装置で回転数を上げて発電機を回す仕組み。水車や小屋は建築科、発電装置は機械科、制御装置は電気科など、各科の約20人が専門分野ごとに取り組んだ。
    1時間当たりの発電量は10~20ワット時で、小屋のバッテリーに蓄電し、水辺周辺のイルミネーション点灯などに活用・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111109-OYT8T00600.htm

2011年11月8日火曜日

鬼無里の用水路に小水力発電装置 信大の研究室が協力 長野

・-----中日新聞、2011/11/08

------小水力発電ニュース------

   用水路の水を活用した小水力発電装置が長野市鬼無里の府成地区に完成し7日、現地で披露された。イノシシやサ ルなどから農作物を守る電気柵などの電力として活用を見込んでおり、設置に協力した信州大工学部の池田敏彦教授は「エネルギーの地産地消につなげていきた い」と期待した。
    小水力発電装置は約2メートルの高さから落ちる水の勢いで水車を回す仕組みで、発電能力は最大で108ワット。関係者ら40人が参加したこの日のお披露目では、発光ダイオード(LED)のライト計96個を見事に点灯させた。

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20111108/CK2011110802000102.html

三菱電機グループ、効率2倍のマイクロ水力提案

・-----電気新聞、2011/11/07

------小水力発電ニュース------
   三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。
    再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。

紙面より一部抜粋

三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。

三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。

三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。

三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。



三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。

三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。

三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。

三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。


三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。

三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。

三菱電機グループは、高性能のマイクロ水力発電装置を開発し、受注体制を整えた。水車効率は75.0%と、3年前に開発した初号機の2倍に引き上げた。出力規模は0.1~9.9キロワット。再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、小さな落差を利用して発電できる特徴を生かし、今後提案に力を入れる。

三菱電機100%子会社の三菱電機プラントエンジニアリング(東京都台東区、早川利文社長)が今年6月、新型の水車発電機を開発した。水車の羽根の曲げ角度や集水の仕組みを改良し、効率を初号機の37.5%から倍増させた。

2011年11月3日木曜日

小水力発電所の二酸化炭素削減量をクレジット化 山梨

・-----山梨日日新聞、2011/10/28

------小水力発電ニュース------
       南アルプス市は26日、小水力発電施設である金山沢川水力発電所(同市芦安芦倉)の二酸化炭素(CO2)削減量を、「オフセット・クレジット」として発行を始めた。環境省によると、小水力発電所によるクレジット化は全国初。
      同省が2008年に創設した制度に基づく取り組み。自然エネルギーの利用などで削減したCO2の量を、国の認証を受けた上で、専用の口座を通して企業など に販売する。購入した企業は、削減が難しい温室効果ガス排出量を、クレジット分で相殺することができる。また、地元農産物にクレジットの付加価値をつける ことで、ブランド化して売り出すことも可能となる。
同発電所では、年間約50万キロワットを発電。市内の公共施設で約30%を自己消費している一方、約70%を電力会社に売電している。年間のCO2排出削減量の約90トンをクレジットとして登録した。
      同市はこれまで、ペレットを燃料にハウス栽培しているトマトに、環境省基準の認証ラベルをつけた「カーボン・オフセットトマト」を販売している。
市地球温暖化対策室は「制度を通して、市民に地球温暖化について興味を持ってもらいたい。これからもカーボンオフセット事業を推進していく」と話している。

転載元
http://sannichi.typepad.jp/minamialps/2011/10/28hatu.html

小水力発電へ協定/伊佐市など3者 鹿児島

・-----朝日.com、2011/11/02

------小水力発電ニュース------
      伊佐市にある川内川・曽木の滝での小水力発電事業に関する協定締結式が1日、市役所であった。大手建設コンサルタント日本工営(東京)と市、発電事業の主体で日本工営100%出資の新曽木水力発電(伊佐市)の3者が調印した。
      事業名は「曽木の滝再生可能エネルギー創出事業」。曽木の滝右岸には滝の落差を利用した旧曽木発電所が1960年代まであった。今回、当時の取水口や沈 砂池(ちん・さ・ち)を補強・改造し、約50メートル下流に発電用の水中タービン水車を設置する。景観にも配慮し、放水トンネルなどの一連の水力発電設備 は地下に造る=写真。

つづき
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001111010002


過去記事
「日本工営が鹿児島県で小水力事業実施へ 出力450キロワット、12年運開」
http://j-water.blogspot.com/2010/10/blog-post_5021.html

「小水力」の新たな選択肢/五所川原・ため池発電/青森

・-----東奥日報、2011/11/02

------小水力発電ニュース------
   県土地改良事業団体連合会(青森市)は五所川原市の長橋ため池で小水力発電の実証事業に取り組む。水流を利用して水車を回し、発電する仕組みだが、ため池を使う発電施設は全国でも初めてという。

    発電は毎時12キロワットで、稼働はかんがい期の5月から9月初めに限られる。期間中の総発電量は3万4千キロワットと一般家庭の年間使用量の7軒分にすぎない。

    ただ、ため池という発電とは無縁の施設から電力を生み出し、水流という身近なエネルギーから電気を得る試みは注目に値する。もちろん二酸化炭素(CO2)の排出とは無縁だ。

    東日本大震災による福島第1原発の事故をきっかけに国のエネルギー政策が見直しを迫られている。太陽光や風力、小水力など自然エネルギーの普及を目指す「再生エネルギー特別措置法」が成立し、来年7月の施行に向け、動きだした。

    多様化が進み、一極集中型の電力供給から、さまざまな自然エネルギーを組み合わせた自立・分散型の発電に向かうとみられる。

    小水力発電はいわばエネルギーの“地産地消”で、県外では農業用水路を活用した小水力発電が実績を上げている。自然エネルギーの中でも天候の影響を受けにくいことから、太陽光や風力と組み合わせると可能性が広がるのではないか。

    ため池は県内に大小合わせて2千カ所、全国に21万カ所ある。ため池発電が軌道に乗れば小水力発電の選択肢が広がる。年度内に行われる実証実験に注目し、展開に期待したい。

つづき
http://www2.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2011/sha20111102.html

2011年10月29日土曜日

小水力発電で先進リゾート 県が特区申請

・-----上毛新聞、2011/10/29

------小水力発電ニュース------
   地域限定で規制緩和し予算や税制面でも優遇する政府の「総合特区」に、県は飲食や土産物の生産販売など観光産業 に必要な電力を小水力発電で賄う「小水力発電によるスマートグリッド構築とその活用特区」を申請した。対象地域は前橋市や片品村など6市町村。観光客の移 動手段に使う小型電気自動車(マイクロEV)の開発と3千台設置も盛り込んだ。再生可能エネルギーを全面活用した先進リゾートとして発信、10年間で観光 客3割増を目指す。
   対象は、前橋、桐生、みどり、片品、みなかみ、川場の6市町村。豊富な水資源と、尾瀬やスキー場、渡良瀬渓谷などの観光地を抱える。各市町村内でエリアを定め、宿泊から特産品の加工販売までほとんどの電力を小水力発電で賄う。

 
   一部区域内は、マイクロEVのほか、電動アシスト自転車や電動福祉車両などEV限定で走行を許可し、二酸化炭素(CO2)排出を極力抑える低炭素型の観光システムをつくる。マイクロEVは群馬大などと共同で新たに開発する方針だ。

   2020年3月の数値目標として、CO2排出量を半減することや、観光入り込み客を1900万人から2500万人に増やすほか、マイクロEVを6市町村に500台ずつ配置することも掲げた。

 
   申請が認められれば、本年度は事業調査、12年度に設備の仕様決定や機器の開発委託、13年度は小水力発電建設・稼働とスマートグリッドの構築、14年度にマイクロEVなど小型の電動式の乗り物を稼働させる。


つづき
http://www.raijin.com/news/a/2011/10/29/news01.htm?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

2011年10月27日木曜日

石徹白の小水力発電脚光 取り組み3年、全国から見学者/

-----岐阜新聞、2011/10/25

------小水力発電ニュース------
「らせん型水車2号機」を見学する参加者
=郡上市白鳥町石徹白
   福島第1原発事故の教訓から再生可能エネルギーへの期待が高まる中、注目を集めている小水力発電。2008(平成20)年から農業用水を活用した小水力発電に取り組む郡上市白鳥町石徹白地区では現在、3基が稼働しており、週末になると全国から見学者が次々と訪れている。

   石徹白は福井県との県境に位置し、白山連峰の南にある標高700メートルの集落。過疎化が進む中、豊かな水を地域活性化に生かそうと、地元のNPOやすらぎの里いとしろが、岐阜市のNPOと協働で小水力発電を導入。実験をしながら改良を加え、関市の橋りょうメーカーが装置の開発をしている。

   小水力発電は装置が小さいため、少ない水流で発電可能。現在稼働中の直径90センチ、長さ3メートルの「らせん型水車2号機」は、豪雪地帯の石徹白で2年以上連続運転しており、NPO事務所の電気をまかなう。また今年3月、農産物加工所隣に設置した「上掛け水車」も順調に運転を続けており、最大出力2.7キロワットを記録した。

   小水力発電への関心は高まりを見せており、昨年は全国から約500人が視察した。今年も・・・・

つづき
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20111025/201110251140_15273.shtml

石徹白の小水力発電脚光 取り組み3年、全国から見学者/

-----岐阜新聞、2011/10/25


------小水力発電ニュース------
   福島第1原発事故の教訓から再生可能エネルギーへの期待が高まる中、注目を集めている小水力発電。2008(平成20)年から農業用水を活用した小水力発電に取り組む郡上市白鳥町石徹白地区では現在、3基が稼働しており、週末になると全国から見学者が次々と訪れている。

   石徹白は福井県との県境に位置し、白山連峰の南にある標高700メートルの集落。過疎化が進む中、豊かな水を地域活性化に生かそうと、地元のNPOやすらぎの里いとしろが、岐阜市のNPOと協働で小水力発電を導入。実験をしながら改良を加え、関市の橋りょうメーカーが装置の開発をしている。

   小水力発電は装置が小さいため、少ない水流で発電可能。現在稼働中の直径90センチ、長さ3メートルの「らせん型水車2号機」は、豪雪地帯の石徹白で2年以上連続運転しており、NPO事務所の電気をまかなう。また今年3月、農産物加工所隣に設置した「上掛け水車」も順調に運転を続けており、最大出力2.7キロワットを記録した。

   小水力発電への関心は高まりを見せており、昨年は全国から約500人が視察した。今年も・・・・

つづき
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20111025/201110251140_15273.shtml

小水力発電収入の使途見直し

-----KNB News、2011/10/26


------小水力発電ニュース------
   農業用水を利用した小水力発電で得た収入について、農林水産省は使い道の範囲を拡大することを決めました。

   農業用水などを利用して土地改良区が設置した小水力発電施設では、これまで電気を売って得た収入はその発電施設の運転経費や維持管理費に限定されていましたが、農林水産省はエネルギーの有効活用の観点から、売電で得た収入は土地改良区全体の維持管理費に使えるよう見直しました。

   小水力発電を積極的に推進している富山県は、土地改良区全体の維持管理費に使えるよう国に要望してきていて、26日の定例会見で石井知事は「県の要望が実現した。今後も積極的に小水力発電を推進していきたい」と話しました。

転載元
http://www2.knb.ne.jp/news/20111026_30062.htm

2011年10月25日火曜日

新エネルギーセミナー:農業用水路で小水力発電も--秋田

-----毎日新聞、2011/10/25


------小水力発電ニュース------
 農業用水路など小規模な水力を利用した小水力発電に関する知識を深めてもらおうと、24日、秋田市中通2のカレッジプラザで「新エネルギーセミナー」(あきた新エネルギー研究会主催)が開かれた。大学や企業の研究者や自治体職員など約80人が出席。全国小水力利用推進協議会の前田典秀理事の講演に熱心に聞き入った。

 前田理事は、高低差のほとんどない農業用水路で発電に取り組んでいる山形県遊佐町など各地の事例を紹介。環境省の調査結果を引用し、県内の河川でも計約54万キロワットの小水力を導入できるとする試算を示した。

 前田理事は「農業用水路はエネルギーを運ぶ水路。秋田にも開発されていないところが多く残っている」として、小水力発電の開発の可能性を指摘した。【小林洋子】

転載元
http://mainichi.jp/area/akita/news/20111025ddlk05040026000c.html

2011年10月24日月曜日

梼原の小水力発電を農山村季刊誌が紹介

-----高知新聞、2011/10/20

------小水力発電ニュース------
【写真】梼原町の発電事業を取り上げた「季刊地域」
   農山漁村文化協会発行の「季刊地域」最新号が、農山村が小規模な川や水路を利用して取り組む小水力発電などを特集。高岡郡梼原町の挑戦も大きく紹介している。
同誌は昨年春創刊。年4回発刊しており、このほど発売された最新号で第7号になる。最新号は東京電力福島第1原発事故を受け、注目が集まる再生可能エネルギーに焦点を当てた。
同誌は900円で、高知県内の主な書店でも販売されている。

転載元
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=281095&nwIW=1&nwVt=knd

小水力発電の手続き簡素化へ

-----ロイター、2011/10/22


------小水力発電ニュース------
   東日本大震災や東電福島第1原発事故を受け、政府は22日までに、被災地に設ける復興特区で、農業用水路などで水車を回す小水力発電設備を設置する際の申請手続きを簡素化する方針を決めた。自然エネルギーをまちづくりの柱に被災地の復興を後押しする。小水力発電を復興特区で自治体が設置する場合に(1)国交相の認可や同意(2)都道府県知事の意見聴取―などを不要にし、申請から決定までの期間を1カ月程度に短縮する。

転載元
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2011102201000493

2011年10月22日土曜日

小水力発電の手続き簡素化へ 復興特区で、まちづくりに

-----共同通信、2011/10/22

------小水力発電ニュース------
   東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を受け、政府は22日までに、被災地に設ける復興特別区域(復興特区)で、農業用水路などで水車を回す小水力発電設備を設置する際の申請手続きを簡素化する方針を決めた。自然エネルギーをまちづくりの柱に被災地の復興を後押しする。

   小水力発電を復興特区で自治体が設置する場合に(1)国交相の認可や同意(2)都道府県知事の意見聴取(3)経産相への報告―などを不要にし、5カ月程度かかっていた申請から決定までの期間を1カ月程度に短縮する。

   政府は、臨時国会に提出する復興特区法案に、河川法と電気事業法の特例として簡素化を盛り込む。

転載元
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102201000494.html

2011年10月21日金曜日

農業用水を利用 小水力発電の新エネ/岩手

-----朝日.com、2011/10/21

------小水力発電ニュース------

   農業用水を利用した所が八幡平市に完成し、稼働が始まった。最大出力9・9キロワットで、一般家庭約14世帯分の電力がまかなえるという。市は、新エネルギーについて学習する場としての活用も進める。

   同市の明治百年記念公園内に設置され、市内を流れる松川から分岐する農業用水「新後藤川幹線水路」を利用。直径6・5メートルの水車を、 2メートルの落差を利用して毎分4・5回転させ、発電機を回す仕組み。稼働期間は用水が供給される4月~10月末ごろで、東北電力に売電される。

   県によれば、農業用水を使った小水力発電施設は県内には一関市などにあるが、八幡平市のような「開放型」は珍しい。園内の散策路沿いにあるため公園に訪れた人も気軽に見学でき、水車のそばに設置された表示計で発電量を知ることもできる。

つづき
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001110210002

小水力発電、徳島県が実証実験 街路灯や自転車充電

-----日本経済新聞、2011/10/21

------小水力発電ニュース------

   徳島県は11月にも、県中東部にある佐那河内村で、水力発電に利用されていた水路を活用した小水力発電の実証実験を始める。発電した電気は近くのキャンプ場 の街路灯の電源や、電動アシスト自転車の充電用などに使う。さらに非常用電源や農業、電力会社への売電の可能性など様々な活用方法についても検討し、今後 の小水力発電普及のモデルにする考えだ。
   実証実験は佐那河内村山間部のため池から低地に向かう水路の落差約60メートルを利用する。出力5キロワットの発電機を2基設置し10キロワットを発電する。
   これを新たに設置する送電線で、近くにある県立佐那河内いきものふれあいの里キャンプ場に送る。総費用は2200万円。
   電気はキャンプ場の街路灯や管理棟の内部照明に使う。キャンプ場にクリーンエネルギーの啓発活動の拠点になる「エコみらいハウス」を建設。 発電量や使用電力が一目で分かるパネルを設置するほか、電気自動車、電動アシスト自転車の充電設備を置く。年間供給電力量は一般家庭で約15戸分に相当す るという。
   今回、実験に使う水路は現在、農業用などに利用されているが、1922年から73年まで稼働していた旧府能発電所の発電用の水路だった。
   現在は村有地になっている。県が昨年10月から11月にかけて実施した発電テストでは「流量は十分あり、流量の制御も可能」(環境首都課)だという。

つづき
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E3EBE2E3EB8DE0E2E3E2E0E2E3E39E93E2E2E2E2

2011年10月20日木曜日

<新エネルギー時代~沖縄の今 これから> 第1部 胎動/小水力発電/落差と水流で可能に

・-----琉球新報、2011/10/18

------小水力発電ニュース------

濃紺の湖面には噴水の水柱が七色の虹を映し出している。周りには色とりどりのカヌーが水遊びをしている。沖縄本島の水がめ、ヤンバルの福地ダム(国管理)。25メートルプール18万3千個以上の貯水容量で、中南部の県企業局の浄水場に送水している。その水流で発電しているのが小水力発電だ。
 島の地形上、県外のように長い河川や大規模ダムがなく大型水力発電施設は設置できないものの、わずかながら県内でも小水力発電が行われている。県の2009年3月時点の推計によると、火力以外の県内の新エネルギーによる発電量のうち1割にも満たない。
 1974年に運用が開始された福地ダムは、石油危機を受けて水力エネルギーの導入が検討され、再開発後の83年から小水力発電が採用された。
 最大出力は約1千キロワット、年間発生電力量は、96年度から10年度までの平均で年間約4200メガワット時(420万キロワット時)だった。そのうち約2割の800メガワット時を、福地ダムに接続している北部5ダムの庁舎運営やポンプ駆動の電力として消費、残った3400メガワット時は沖縄電力に売電している。フル稼働した場合、売電で年間約3300万円の売り上げになる。
 水力発電はダムだけではない。必要な落差と水流があれば発電は可能だ。ダムの水を飲料水に浄化するための西原浄水場でも小水力発電を実施している。ダムからいったん調整池にためた水を浄水場まで流す送水管が約20キロ、落差は30・4メートル。この落差と水量で発電する出力は約340キロワット。10年度実績で同浄水場施設の電力の約13%を賄い、年間約3200万円の電気料金の低減になっているという。
 県が07年度にまとめた小水力発電の可能性調査報告書によると、ダムや導送水管では小水力発電の可能性があるとした。モデルケースとして例示した北谷浄水場について「水力発電設備の法定耐用年数内で投資額の回収が可能で事業化が期待できる」と結論付けた。だが浄水場を管理する企業局は「詳細な検討の結果、安全確保の施設が必要で発電コストが高いことから断念した」と実現の計画はない。
 県内のエネルギー施策を担当する県産業振興課は、小水力発電の促進について「伸ばしていこうという方針だが、具体的にはなかなかまだ見えていない。まずは太陽光や風力による基盤構築事業を始めているところだ」と説明している。
 (「新エネルギー」取材班・滝本匠)
(火―木曜掲載)
   濃紺の湖面には噴水の水柱が七色の虹を映し出している。周りには色とりどりのカヌーが水遊びをしている。沖縄本島の水がめ、ヤンバルの福地ダム(国管理)。25メートルプール18万3千個以上の貯水容量で、中南部の県企業局の浄水場に送水している。その水流で発電しているのが小水力発電だ。
   島の地形上、県外のように長い河川や大規模ダムがなく大型水力発電施設は設置できないものの、わずかながら県内でも小水力発電が行われている。県の2009年3月時点の推計によると、火力以外の県内の新エネルギーによる発電量のうち1割にも満たない。
1974年に運用が開始された福地ダムは、石油危機を受けて水力エネルギーの導入が検討され、再開発後の83年から小水力発電が採用された。
   最大出力は約1千キロワット、年間発生電力量は、96年度から10年度までの平均で年間約4200メガワット時(420万キロワット時)だった。そのうち約2割の800メガワット時を、福地ダムに接続している北部5ダムの庁舎運営やポンプ駆動の電力として消費、残った3400メガワット時は沖縄電力に売電している。フル稼働した場合、売電で年間約3300万円の売り上げになる。
   水力発電はダムだけではない。必要な落差と水流があれば発電は可能だ。ダムの水を飲料水に浄化するための西原浄水場でも小水力発電を実施している。ダムからいったん調整池にためた水を浄水場まで流す送水管が約20キロ、落差は30・4メートル。この落差と水量で発電する出力は約340キロワット。10年度実績で同浄水場施設の電力の約13%を賄い、年間約3200万円の電気料金の低減になっているという。

      以下省略

   (「新エネルギー」取材班・滝本匠) (火―木曜掲載)

   出展:琉球新報 2011年10月18日 p5 より