2011年8月31日水曜日

小水力発電:県、萩で推進 特措法が国会で可決、費用回収へ売電にめど /山口

-----毎日新聞、2011/08/31

------小水力発電ニュース------


県は30日の県議会で、企業局が管理する萩市川上の阿武川にある相原逆調整池で、水の落差を利用した小水力発電の事業化を進める考えを示した。今月、再生可能エネルギー特別措置法案が国会で可決され、従来の倍程度の単価で中国電力に売電できる見通しが立ったため。【諌山耕】

企業局によると、同調整池は、上流の阿武川ダムからの放流水の流量を調節するためのもの。池からパイプでくみ上げ、水面から3・7メートル下の川に落とすことで水車を回し、最大出力58キロワットの電力を得ることができるという。県は、約1億円と見込まれる建設費用を売電で回収できるかを検討してきたが、特措法の可決で1キロワット時当たり15~20円程度で売電できるめどが立ったため、採算が取れると判断した。

県は12年度に水車、発電機の設置や、基礎部分の土木工事に着工。13年度に運転を開始したいとしている。

つづき
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20110831ddlk35010374000c.html

有馬温泉に水力発電 六甲山の豊かな水流、街灯ともす

-----産経新聞、2011/08/30

------小水力発電ニュース------

水力発電計画を語る有馬温泉観光協会の當谷正幸会長=神戸市北区(甘利慈撮影)
水力発電計画を語る有馬温泉観
光協会の當谷正幸会長
=神戸市北区(甘利慈撮影)

  日本屈指の名泉として知られる有馬温泉(神戸市北区)で、ミニ水力発電計画が進行している。温泉街を流れる有馬川の豊富な水流で発電機を回し、街灯 への電力供給を目指す。兵庫県もノウハウの提供などでバックアップしており、事業主体の有馬温泉観光協会の當谷(とうたに)正幸会長(61)は「電力会社 の発電所と比べればささやかだが、自然と共存できる発電で街を明るく照らしたい」と話している。
  神戸・六甲山から流れる有馬川は1カ月以 上雨が降らなくても、豊富な水流があるのが特徴。當谷会長は「六甲山の恵みを活用する手法」と、水力発電を導入する構想を温めてきた。今夏の電力不足の影 響もあり、「自己発電能力を備えることは重要」と、協会加盟の旅館やホテルなどが一致。7月に「有馬小型水力発電検討委員会」を設立した。
  計画では、温泉街を流れる有馬川や上流の滝などに発電機を設置。水をせき止めるのではなく、豊富な水流で発電機を回し、新設する街灯に電力を供給する。街灯は灯籠の形にして街の景観の雰囲気に合わせる予定で、LED(発光ダイオード)電球を使うことで消費電力を抑える。

【節電の夏】有馬温泉に水力発電 六甲山の豊かな水流、街灯ともす

つづき
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110830/hyg11083016520007-n1.htm


小水力発電 再生エネの注目株 確実性強み、コツコツ自給自足

-----産経新聞、2011/08/30

------小水力発電ニュース------

  節電の中、発想の転換として注目を集めているのが「小水力発電」。河川や農業用水などのわずかな高低差を利用して電力を生み出し、「自給自足」す る。雨量が確保でき、多数の水系がある日本は適地が多いとされ、関西広域連合も導入する方針を決めている。太陽光や風力に比べて発電技術は確立しており、 再生可能エネルギーの牽引(けんいん)役として期待できるという。

  ◆渡月橋照らすLED

  8月5日、千葉市美浜区で開かれた「小水力発電」をテーマにしたセミナー。中小の建設業、機械メーカー、研究機関、自治体などから150人以上が参加し、会場は満員。主催した公益財団法人千葉県産業振興センターは「これだけの人が集まるのは珍しい」と関心の高さに驚く。
  全国小水力利用推進協議会によると、現在、全国に出力1千キロワット以下の小水力発電施設は約500カ所。京都・嵐山の観光名所、渡月橋で歩行者の足元を照らす60基のLEDライトは橋の下、桂川に設置した出力5・5キロワット発電機が生み出している。
  平成17年に地元企業などでつくる嵐山保勝会が3400万円を投じて設置。余った電力は売電し、維持管理費に充てている。同会理事の吉田憲司さんは「京都議定書を考慮し、電力供給を受けるより自分たちでつくりだそうという話になり、小水力発電を選択した」と説明する。
  群馬県嬬恋村では、農業用水の約1メートルの落差を利用し、出力30ワットの発電機を設置した。延べ10キロの農業用電気柵に電気を送り、イノシ シから農作物を守っている。また、川崎市上下水道局では、浄水場から配水池に流れる水の力で水車を回して発電、売電している。近隣の小学校が環境学習に訪 れることも多いという。7月下旬には2府5県から成る関西広域連合が導入方針を決め、新エネルギー勉強会で具体策の検討に入った。

つづき
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/ecoscience/snk20110830115.html

2011年8月29日月曜日

比良川で「マイクロ水力発電」 大津 実験見学会に市民ら100人/京都

-----京都新聞、2011/08/28

------小水力発電ニュース------

比良川の水を使ったマイクロ水力発電
について青木教授(中央)の説明
を聞く市民ら=大津市北比良

    びわこ成蹊スポーツ大(大津市北比良)の青木豊明教授(環境科学)が大学近くの比良川で実験に取り組む「マイクロ水力発電」の見学会が28日、現地で行われた。
    東日本大震災以降のエネルギー問題で注目される「分散」「地産地消」型の自然エネルギー利用を考える場として企画した。京滋の各地から市民ら約100人が参加した。
    見学会では、車の発電機を再利用し、直径5センチのパイプで引いた水(毎秒1・3リットル)を落差35メートルで通す様子を見た。青木教授は、平均300 ワットの発電能力があり、小屋や農作業に使えると説明。比良川の水量(毎秒130リットル)の4分の1を有効に使えば、250戸程度の集落の電力もまかな えるという試算も紹介した。

つづく
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20110828000095

2011年8月26日金曜日

再生エネルギー・現場からの報告:/4止 小水力発電 ネックは高額初期費用

-----毎日新聞、2011/08/26

------小水力発電ニュース------
 ◇供給安定、急流多い日本で潜在力

湧き水が豊富な長野県茅野市の八ケ岳山麓(さんろく)。年中ほぼ一定の水量が小川となって別荘地を流れ、下流では農業用水にも使われる。丸紅は昨年6月、この小川の途中に3億円かけて小水力発電施設をつくった。
設備は広さ70平方メートルの建屋に水車が一つ。上流で取水した毎秒0・5立方メートルの水を、65メートル下にある水車に落として、最大出力 260キロワット(500世帯分)の電気をつくる。発電所のそばで温泉旅館を営む荻原高年さんは「環境への負荷が少ないことが観光客にアピールできる」と 歓迎する。
00年に参入した丸紅は茅野市など計六つの小水力発電施設を運営。大西英一電力事業チーム長は「山が急峻(きゅうしゅん)で流れの急な川が多い日本は潜在力が大きい」と話し、20年までに全国30カ所での事業化を目指す。

「東京ディズニーランド(TDL)や家庭で使う水は電気も起こしています」。千葉県水道局の妙典給水場(市川市)は08年から、市川・浦安市内の 上水道を利用した水力発電を始めた。TDLや家庭に送る水道水の水圧を使って水車を回し発電する仕組みで、得られた電力(年128万キロワット時)を自家 消費している。
発電施設は東京電力子会社の東京発電が運営。小水力発電よりさらに小さい妙典給水場のような発電施設は「マイクロ水力」と呼ばれる。設備投資額は 主流の出力100キロワット級で4000万円程度。電力会社への余剰電力の売電価格は現在1キロワット時当たり8円程度で、投資回収には10~15年かか る。

つづき
http://mainichi.jp/select/science/news/20110826ddm008020154000c.html

2011年8月25日木曜日

桂川の水力利用 外灯60基ともす/京都

-----赤旗新聞、2011/08/25

------小水力発電ニュース------



掲載元URL
http://blog.goo.ne.jp/uo4/e/cdd29250b67551055747db159367eaee

青森のため池で小規模水力発電

-----日本経済新聞、2011/08/23

------小水力発電ニュース------


境野沢ため池公園
(設置が予定されているため池か
どうかはわかりませんが)
青森県土地改良事業団体連合会(土改連)は23日、五所川原市にある農業用ため池を使い、小規模水力発電の実証事業を始めると発表した。東京電力福島第1原子力発電所の事故により再生可能エネルギーでの発電が注目されており、農業用水を電力源に活用する。

長橋溜(ため)池の取水口出口に水車を設置し、2011年度中に12キロワットの発電を始める。取水口からの計画有効落差が5メートルあり、流れる水で水車を回して発電する。

発電量はわずかだが、近くにある農業施設の電気に使うことで「エネルギーの地産地消」を目指す。費用の3000万円は、農林水産省からの補助で全額を賄う。

元URL
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E0E1E2E6918DE0E1E2EAE0E2E3E39EE2E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E1

2011年8月23日火曜日

小水力発電の仕組み学ぶ 和大の講座

-----紀伊民報、2011/08/22

------小水力発電ニュース------
  和歌山大学は20日、和歌山県古座川町平井で、自然エネルギーを活用できる人材を育成する講座を開いた。7~12月に計6回ある講座の2回目で、約30人が受講した。北海道大学和歌山研究林の小水力9 件発電施設などを見学し、地域で取り組む小規模な発電について学んだ。
  講座は、和大の「農山村型低炭素社会の実証プロジェクト」の一環。自然エネルギーの活用は構想が先行するケースが多いといい、活用する技術や法手続きの方法を習得するなどして、実行に移すことのできる人材の育成を目的にしている。参加者が交流してネットワークを構築する狙いもある。
  1回目は那智勝浦町市野々で開き、市野々小学校にある小水力9 件発電施設を見学した。今回は平井区民会館で、落水を利用した小規模な水力発電の適地選定などについて、参加者が和大の教授たちから学んだ後、屋外に出て現地調査をした。

続き
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=216191

2011年8月22日月曜日

「ターゴ水車」初めて製品化 工事コストを低減

-----電気新聞、2011/08/22

------小水力発電ニュース------
初めて国産化されたターゴ水車
  小水力、マイクロ水力発電機を手掛ける田中水力(神奈川県座間市、田村明弘社長)は、ジェット水流を 水車の羽根に当てて発電する高効率の衝動水車「ターゴ式水車」を国内で初めて製品化した。水圧で回転する反動水車であるフランシス水車と比べて、流量変化 による効率変化が抑えられること、一部水路の設置を省略して工事コストを大幅に低減できるなどのメリットがある。既に出力1033キロワットの水車を受注 し、2012年の運転開始に向けて施工中。今後も電力会社など向けに積極的に提案する。
  通常、水車を設置する際には、設置地点の水の流量と落差を調査し、最も効率の良い水車型式が選定され る。国内では反動水車のフランシス水車や衝動水車のペルトン水車などが多く導入されてきた。今回のターゴ水車は、この2つの水車の中間の流量と落差で高い 効率を発揮する。これまで国内で数台の導入実績があるが、すべて海外輸入品のため国産化は今回が初。

つづき
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/construction/20110822_01.html

農山地は「宝庫」 長野市訪ねる 木材・小水力・風力など 自然エネの資源

-----しんぶん赤旗、2011/08/22

------小水力発電ニュース------

農業用水使い
(写真)農業用水のダムを利用した
長野市の小水力発電所(手前の小屋)
  山間地が多い同市南西部、旧大岡村に設置されたのが、「大岡浅刈(あさがり)小水力発電所」です。04年に調査をはじめ、05年の合併後に設計・建設、08年3月から発電を開始しています。
  出力は最大で6・7キロワット。近くにある大岡中学校、小学校の使用電力の半分程度になります。
  谷川の砂防ダムの農業用水を利用して発電水車を回しています。使用後はふたたび農業用水になります。
  機械設計の仕事をしながら自然エネルギーに興味をもつ男性(63)は、同ダムと小水力発電施設を見学した後に、「近くに電力を供給すると送電ロスも少ない。小水力発電ができる場所はあちこちにある」と感想を語りました。
(写真)農業用水の放水管を
利用した小水力発電=長野市大岡
  同市では「河川や農業用水で小水力発電の可能性がある」(環境政策課地球温暖化対策室)として、さらに1カ所の建設計画をすすめています。

以上、下記リンク先より抜粋
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-08-22/2011082205_01_1.html

新エネ 茨城パワー(6)筑西の小貝川小水力発電所 既設水路の落差を活用

-----東京新聞、2011/08/20

------小水力発電ニュース------

筑波山の中を通り小貝川を渡る
パイプライン=筑西市で
  「バタン、バタン」。筑西市辻の小貝川右岸にある小水力発電所の発電機室に、鉄製のカバーで覆われた直径約四三・五センチの水車がある。耳を近づけると、規則的に羽根が回る音が聞こえる。
  「関東平野の中で(高低の)落差を利用した画期的な発電施設だと思います」。独立行政法人水資源機構霞ケ浦用水管理所(かすみがうら市)の技術担当所長代理、塩津徹さん(48)は自負する。
  筑波山を貫く既設のパイプラインを有効活用しているのが特長だ。パイプラインは筑波山の調整池から落差約十九メートルのところにある小貝川で本管 から分岐し、同川に注水している。注水部に水車の発電設備を取り付け、高低差によって生じる水の位置エネルギーで水車を回し、発電している。
  運転は当初四月を予定していたが東日本大震災の影響で遅れ、五月一日から始まった。最大出力百十キロワット。年間発電量は最大約八百十メガワットで、一般家庭二百二十戸分に相当。CO2の削減効果は年間約四百五十トンで、一般家庭八十九戸分という。
  設置は、同機構による地球温暖化防止の取り組みの一環。全国十七の水路施設の中から選んだ決め手は投資効果だった。既設のパイプラインを生かせる上、小貝川で注水するのは工業用水なので、水量が一定で安定した発電が見込める。

続き
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110820/CK2011082002000058.html




過去記事

関東平野の中央で小規模水力発電 筑西の小貝川で建設

2010年12月16日 東京新聞
水力発電の機器の据え付け作業=筑西市で
 水資源機構霞ケ浦用水管理所は、小規模な水力発電設備の建設を筑西市の小貝川で進めている。霞ケ浦から取水し、県西部の工業用水や農業用水などに供給している既存の水路を活用する。二酸化炭素(CO2)の削減効果もある。本格稼働は来年四月の予定。同管理所によると、この種の発電設備の建設は関東地方では初めて。 (原田拓哉)
 霞ケ浦の水は現在、ポンプで揚水地点(かすみがうら市牛渡)から、筑波山に沿って五十六メートルの高さまで吸い上げる。筑波山をトンネルで貫き、さらにパイプラインを通じて、桜川、小貝川、鬼怒川に放流され、県西部に供給されている。
 水力発電設備を建設しているのは、筑西市辻の小貝川での放流場所。筑波山のトンネル貫通地点から十七メートルの落差があることを利用し、水の持つ位置エネルギーから電気エネルギーを生み出す。水路に、水車と発電機を据え付ける。来年二月までに完成させる。
 小貝川では、工業用水として注水されているため、安定的な水量が確保できる。使用水量は毎秒〇・七六トンで、最大出力は百十キロワット、年間の発生電力は一般家庭二百二十世帯分に相当する。CO2の削減効果は一般家庭八十世帯分に当たる年間四百十トン。発生した電力は売電する計画。
 同管理所は「落差が十七メートルあるので、効率的にエネルギーを発生させることができる。関東平野の中央で水力発電ができるのは画期的なこと」と話している。

県内初 農業用水力発電へ/福井

-----朝日ドットコム、2011/08/19

------小水力発電ニュース------

農業用水を生かした県内初の
小水力発電が検討されている
日野川用水=越前市中平吹町

  県内で初めて農業用水を利用した小水力発電の整備が、越前市の日野川用水で検討されている。福島第一原発の事故を受けて再生可能エネルギーに関心が集まるなか、県は来年度以降に発電機の設置などを進める計画で、今後は県内でも普及を図りたい考えだ。
  小水力発電は、出力が数十~数千キロワット程度の小型の水力発電を総称する。農業用水を使う場合、水路をせき止める小規模のダムなど農業水利施設の周辺に発電機を設置し、流量や落差を利用してタービンを回して発電する。
  未利用の農業用ダムや水路などが全国に多く残されているだけに、二酸化炭素(CO2)を削減する地球温暖化対策の観点からも、小水力発電は期待される。県農村振興課によると、県内の基幹的な農業用水の総延長は700キロだが、発電機の設置は初めてという。
  県も参加した2009年度の県土地改良事業団体連合会の検討会が、導入に向けた調査を実施した。県内7カ所の候補地を採算性などから検討し、越前市など4市町にまたがる日野川用水のうち同市中平吹町の地点を建設予定地に選んだ。
  水量は毎秒最大0・59立方メートルで、発電出力は150キロワット。発電量は年間100万キロワット時となり、一般家庭250世帯の電力使用量に相当する。電気は農業施設の電源や北陸電力へ売電する計画という。

つづき
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001108190001

2011年8月19日金曜日

小水力発電 「集落のシンボルに」

-----読売新聞、2011/08/17

------小水力発電ニュース------

コスト回収に課題も

  霊峰・白山から豊かな水の恵みを受ける郡上市石徹白
(いとしろ)集落。水田やトウモロコシ畑の間を流れる農業用水路に取り付けられた長さ3メートル、直径90センチのらせん型水車が「タン、タン、タン」と規則的なリズムを刻みながら回っている。

  水車は2009年、独立行政法人・科学技術振興機構の委託事業として設置された。出力500ワットで、月360キロ・ワットを発電する。一般家庭 の電力消費量(300キロ・ワット)の1戸余りに相当し、近くのNPO法人「やすらぎの里いとしろ」の事務所で使われる。地域おこしに取り組むこのNPO と共同で水車を設置したNPO法人「地域再生機構」(岐阜市)の平野彰秀理事(35)は「故障なしに24時間365日、発電しています」と胸を張った。
  世帯数110戸。過疎と高齢化に悩む石徹白に小水力発電の話が持ち上がったのは07年。やすらぎの里の久保田政則理事長(64)らが「水車の物珍 しさで人が集まり、将来的には集落のシンボルになれば」と考えたのがきっかけだった。今では4機の水車が動く。小水力発電は水が流れていればどこでも設置 できる。東濃5市に水道水を供給する瑞浪市釜戸町の県東部広域水道事務所は08年、水道管に直径約50センチのプロペラ型水車を取り付けた。
利用可能な水力エネルギー量の多い上位5県
水力エネルギー量開発済み
岐阜県135399025
富山県1286410452
長野県127959264
新潟県127168794
北海道100825756
※資源エネルギー庁統計(単位:GWh)
石徹白に設置された小水力発電機

  高低差22メートルある水道管に水が流れると水車が回り、一般家庭の208戸分に相当する年間75万キロ・ワットを発電する。2割を事務所で使い、残り8割は中部電力に売却する。小林勝朗企画管理課長は「利用されていないエネルギーを効果的に活用している」と説明する。
しかし、小水力発電の設置には水利権を取る必要があるなど手続きが煩雑。何よりも最大の課題はコストが見合わないことだ。
  石徹白の水車の設置費は1機200万円。1年の発電量を電気代に換算すると8万円程度で、回収に25年かかる。瑞浪の発電機は総事業費9400万 円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構からの補助金を差し引くと5200万円。中部電力への売電収入は年460万円で、維持費の年340万円を差し引 くと、年120万円のプラス。電気代は年220万円浮くため、合わせると年340万円の収益になるが、それでも回収には15年が必要だ。
  水資源に恵まれた岐阜県は利用可能な水力エネルギー量が全国1位。石徹白小学校前のドブには、ペットボトル程度の大きさの水力発電機(最大出力5 ワット)が設置され、街灯が夜道を照らす。平野理事は力を込める。「今後、課題が克服されて設置数が増えれば、電力の一定量を安定的に賄える可能性はあ る」


  東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、代替エネルギーへの関心が高まっている。県内でも小水力や太陽光、風力などが利用されているが、コスト面や設置場所など普及には課題も多い。新エネルギーの現場を報告する。

続き
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/eneima/eneima110817_1.htm

中山間地で小水力発電 鹿児島で社会実験

-----共同通信、2011/08/18

小水力発電が実施される予定の用水路=
18日午後、鹿児島市下田町(テラル社提供)
------小水力発電ニュース------

  鹿児島大などの研究チームは、鹿児島市内の中山間集落に川の流れなどを利用して発電する「小水力発電」を導入し、一般家庭や公共施設などの電気を賄う社会実験を年末から始める。
  人口流出が続く中山間地域で電力を地産地消するライフスタイルを提案する。

続き
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011081801000606.html

2011年8月17日水曜日

ダム放流水で小規模型発電 大分県が導入へ調査

-----日本経済新聞、2011/08/15

------小水力発電ニュース------
  大分県は今年度、河川環境維持のためにダムから常時放流している水を利用したマイクロ発電の導入に向けた調査を始める。発電量は小さいが、県内の再生可能エネルギーの利用拡大になることから、調査で採算がとれると判断できれば、2013年度にも着工する。
  対象となるのは大分市と竹田市にまたがる芹川ダム。同ダムでは河川環境を維持するため毎秒0.354トンの水を常時放流しており、この維持流量を利用した水力発電の可能性を調査する。
  最大出力は100キロワット程度になる見込みで、ダム下流にある芹川第1発電所の1%弱にとどまる。ただ、一般的なダムの発電が通常は昼間だけ稼働し、ダム水位の変動の影響も受けるのに対し、1日24時間、年間を通じて安定した発電が期待できる。

つづき
http://s.nikkei.com/oQeiBA

小水力発電は地域のエネルギー源となるか?(リンク先に動画あり)

-----ScienceNews、2011/08/16

------小水力発電ニュース------
  小川や農業用水など、小さな水の流れで発電を行う「小水力発電」。雨と山の多い日本の風土には適した場所も多く、再生可能な地域のエネルギー源として注目 されています。低価格の水力発電機開発や安定した電力需給、様々な法制度・水利権の課題を克服しながら小水力発電の普及に取り組む、NPO地域再生機構、 富山国際大学の活動を追いました。

http://sc-smn.jst.go.jp/sciencenews/detail/M110001-013.html

月刊警察 今月のkey word「小水力発電」

-----月刊警察、2011/08/01

------小水力発電ニュース------

小水力発電
出力1万kW以下の水力発電のこと。二酸化炭素排出量が極めて少ないクリーンエネルギー で,河川や農業用水,上下水道などの場所で小規模な流量や段差を利用し発電することが可能。今年3月の東京電力福島第1原子力発電所の事故を機に,エネル ギーシフトの見直しが行われ,注目されるようになった。
風力や小水力などの自然エネルギーを電力会社が買い取る制度の導入に合わせ,大手商社の丸紅(株)は2012年度中に山梨県内で小水力発電所を3か所稼働させ,国内に保有する小水力発電の能力を現状の約2倍まで引き上げる計画という。
日本国内では大型水力発電所の建設適地が少なくなっており,今後はこうした小水力発電が増加すると予測される。

元URL

【社説】【小水力発電】本県の地の利生かそう(高知新聞)

-----高知新聞、2011/08/14

------小水力発電ニュース------
中学校の裏に設置されている小水力発電【高知県梼原町】
  福島第1原発の事故は、国民のエネルギーへの見方を根本的に変えた。
  安全で持続可能な自然エネルギーが注目される中、急速に関心が高まっているのが川の流れなどを利用する「小水力発電」だ。
  規模は小さいものの、風力などに比べ低コストで、より安定的に発電できるというメリットがある。本県の地の利を生かそうと、小水力発電の推進に向けた動きも活発になっている。
  「エネルギーの地産地消」を実現していく上で、小水力発電は重要な選択肢となり得る。地元の理解を得るためにも認知度を高めていきたい。
  小水力発電は水量や落差を生かして発電させるシステムだ。二酸化炭素を出さない環境に優しい発電方法として注目されている。
  既に全国で約500カ所あるが、環境省は、国内の河川で1400万?、農業用水路で30万?の潜在能力があると予測する。森林比率や年間降雨量 が全国でも突出する本県は、有利な条件に恵まれているといえよう。地域に根差した分散型発電の手段として導入への議論を加速させたい。
小水力発電をめぐっては、2005年に全国的な利用推進協議会が誕生している。本県にはことし3月、研究者やNPO関係者らによる全国10カ所目の協議会が発足するなど推進への機運が高まっている。
  普及には市町村との連携が欠かせないのは言うまでもない。協議会の呼び掛けに、南国市や須崎市など7市町が会員として相次いで加入するなど手応えも上々だ。自治体が増えることで県民レベルでの関心の高まりも期待できよう。

つづき
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=278485&nwIW=1&nwVt=knd

2011年8月13日土曜日

【社説】山里の再生に普及期待/南日本新聞

-----南日本新聞、2011/08/12

------小水力発電ニュース------

 東京電力福島第1原発事故で注目を集める再生可能エネルギーの一つ、小水力発電への期待が高まっている。山里の小川や用水路を使って実用化する社会実験に、鹿児島大学と企業の研究チームが取り組んでいる。
 将来、中山間地を地域分散型電力の生産基地として活性化させるのが目標で、実際に導入するための手順をマニュアル化する計画だ。脱原発の流れを、人口流出で疲弊する中山間地の再生につなげようという試みである。実験の成功を期待したい。
実験は鹿児島市の郡山、下田両町の計3カ所で行う。各所の状況によって形態は異なるが、集落を流れる水路に発電機を設置して数世帯分の電気を賄ったり、公民館や街灯に使ったりするほか、売電もする。
水の流れを利用して発電機を動かす水力発電は、資源を消費せず、廃棄物も出さないクリーンエネルギーである。産業用の電力需要が伸びたことで大容量の火 力や原子力に主役の座を譲ったが、もともとは主要電源だった。中央集積と効率を重視した近代化の過程で、人口が流出し取り残された中山間地と同じように、 その相対的地位を落としていた。
今回の実験で使われる小水力発電で注目されるのは、環境破壊を伴うダム式ではなく、水の流れ込みを利用する方法をとることだ。
研究チームは、中山間地には設置に適した場所はいくらでもあり、そこで生まれた電気で暮らしを賄えるなら、移り住む人が増えると予想する。実現すれば、限界集落などと呼ばれ、次々に学校が閉じられる中山間地に明るい展望が開けよう。

つづき
http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201108&storyid=34319

県が小型「水力」施設 来夏にも運用 関電に電気売却/和歌山

-----読売新聞、2011/08/13

------小水力発電ニュース------
農業用水を利用した小水力発電施設
が建設される島ノ瀬ダム=県提供 
県は、みなべ町東神野川の農業用ダム「国営島ノ瀬ダム」に小水力発電施設を建設する。放流を利用した最大出力140キロ・ワットの施設で、電力は関西電力に買い取ってもらい、近隣農家が負担している農業用水のポンプアッ プにかかる電気代に充てる。秋にも着工し、来年夏の供用開始を目指す。農業用水を用いた発電施設は、近畿では新宮市の施設に次いで2例目。(藤本将揮)
小水力発電は、河川や農業、工業用水などの小さな水流を利用した1万キロ・ワット以下の発電の総称。新宮市が、農業用水を用いた282キロ・ワットの発電施設を同市高田に整備し、1999年から運用している。
島ノ瀬ダムは91年、南部川上流に完成。総貯水量は307万立方メートルで、同町や田辺市のウメ、ミカン農家約1500戸が灌漑(かんがい)や消 毒用水として利用している。水は川から5か所のポンプ場に引き上げ、各農家に送っており、年間約2500万円の電気代がかかるという。
 県は、農家の電気代の負担軽減に加え、二酸化炭素削減効果のある自然エネルギーを活用しようと、2010年度から事業を開始。13年度までの3か 年で事業費計1億4000万円をかけて完成させる。農家支援を目的とした農林水産省の補助事業で、費用は国が2分の1、残りを県、田辺市、みなべ町などが 負担する。
 今月中に建設業者を選定し、秋以降に着工。ダムの放流口に発電施設を設け、落差28メートルの水流を利用して発電する。年間発電量は75万キロ・ワット時で、一般家庭180世帯分の消費電力をまかなえるという。


つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110812-OYT8T01061.htm

2011年8月12日金曜日

小型発電 進む実証実験

-----朝日ドットコム、2011/08/11

------小水力発電ニュース------
◆風力・水力・太陽光・・・活用
東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、風や水、太陽光などの自然エネルギーを使った小型発電構想が脚光を浴びている。県内でも、風力や水力の小型発電の実証実験が始まり、農業用施設でも太陽光発電を導入してコスト削減を目指す動きが進んでいる。

(中略)

水力は、県などが2009年に立ち上げた「マイクロ水力発電研究会」が手がける。農業用水などに注目し、活用の可能性やコストを探っている。

実証実験は県土地改良事業団体連合会が中心になって昨年12月に始まった。県産業技術センターが幅75センチ、高さ66センチ、奥行き53センチで最大2キロワットの能力がある小型水力発電機を開発。伯耆町の観光施設「大山ガーデンプレイス」内の農業用水路に設置され、毎秒40リットルの水が高低差3メートルを流れ落ちる力を利用して、最大720ワットを発電している。

県農地・水保全課によると、小型水力発電は約10年前にも注目されたが、コストとの釣り合いが取れず撤退が相次いだ。また、県内の中山間地の水路は落差1~5メートル、毎秒10~80リットルの小規模な流れが多く、こうした環境に適した水車もなかった。

だが、「東日本大震災による原発事故以降、小さな発電量でも電力の担い手として必要になっていく」と県。モデル地区をさらに2、3カ所設ける予定で、発電効率の向上と、落ち葉などのごみ詰まりを防ぐ研究を続ける。

(省略)

全文URL
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000121108110001

小水力発電普及へ 県が岐阜とタッグ

-----YOMIURI ONLINE、2011/08/12

------小水力発電ニュース------
小水力発電が稼働した
庄川合口ダム(砺波市で)

使える水の量1・2位連合 


 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、再生可能エネルギーが注目を集める中、富山、岐阜両県は農業用水などを利用して行う小水力発電の普及 拡大のため、国に対して規制緩和の要請に乗り出す。県内では10日に砺波市で新たな小水力発電所が稼働したばかりで、水力発電に利用できるエネルギー量 「包蔵水力」が全国1位の岐阜と同2位の富山(経済産業省調査)が組むことで、国への働きかけを強める狙いだ。(安藤康子) 先月7日に岐阜県関市で開かれた古田肇・岐阜県知事との会談で、石井知事は「水利権の取得に時間がかかるので、申請を簡略化するよう両県で国に働きかけたい」と述べ、吉田知事も賛成したという。
小水力発電は、農業用水や河川、水路などの落差や流量を利用するもので、一般的に最大出力1000キロ・ワット以下を指す。発電時に二酸化炭素 (CO2)を排出せず、巨額の費用がかかる水力発電ダムより発電量は少ないものの、雨の多い日本では太陽光や風力と比べ、発電量が安定しているメリットが ある。
ただ、河川の流水を占有できる「水利権」は、通常は農業用水などとして許可されているため、水力発電で利用する場合、国土交通省に新たに計画や設 計などの書類を提出し、審査を受ける。詳細で膨大な書類が必要となり、申請までに長くて10年以上を要することがネックとなっている。両県は、この申請を 簡略化すれば、さらに普及が進むとしている。

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110811-OYT8T01270.htm

自然公園内の小水力、設置審査を透明化

-----電気新聞、2011/08/12

------小水力発電ニュース------
環境省は、自然公園内における小水力発電設備の設置に関し、審査手続きの透明化を図る。周辺の環境に与える影響が小さいと判断 される小水力について、自然公園法に基づく許可判断に用いる環境影響調査を不要としたり、文献調査や聞き取り調査のみで可能とする。同省はこの旨をこのほ ど、同省地方環境事務所や各都道府県の担当課に通知。審査の考え方を提示することで、現場の審査担当官と事業者との協議の円滑化などが期待できる。

2011年8月11日木曜日

金沢の用水で発電 「マイクロ水力」市が検討

-----中日新聞、2011/08/11

------小水力発電ニュース------

今月下旬 岐阜の先進地視察

 福島第一原発の事故による電力不足をきっかけに、金沢市は、市内に数多く流れる用水を利用した小規模な水力発電の開発に本腰を入れ始めた。農業用 水で電力の地産地消を目指す岐阜県郡上市石徹白(いとしろ)地区を今月下旬に視察するほか、小水力発電に積極的な富山県を訪ねる計画もある。市担当者は 「自然環境を壊さず、既存の水流を生かした発電につなげたい」と力を込める。(押川恵理子、田嶋豊、永井響太)

金沢市が検討しているのは水力発電の中でも出力が百キロワット以下の小規模な「マイクロ水力発電」。藩政時代から作られた市内を網の目のように流れる用水が五十五あり、これを発電に利用する。ダムのようにせき止めず、流れを生かして発電することができる。

百キロワットでは二十世帯ほどの家庭電力しかまかなえないが、市内の用水の総延長は約百五十キロあり、設置数を増やせば可能性は広がる。

市は発電に適した用水の調査に乗り出している。水利権や景観、騒音といった課題をクリアしなければならないが、戦前には市街地を流れる鞍月用水で、大規模な製紙工場が水力を動力源にしていた実績がある。

導入費用は発電能力が出力二十キロワットの水車一台で二千万~四千万円、八百ワットの水車は三百万~五百万円。安くはないが、市は「投資的効果は電力の採算性だけでなく、市民への啓発効果もある」と意義を強調。民間事業へ広げる可能性も探る。

写真 市が視察する郡上市は二〇〇七年十月から農業用水を活用した小水力発電を始めた。現在は四基が稼働中で、農産物加工所や外灯などに電力を供給する。

金沢市は視察などを踏まえた研究結果を九月に、市地球温暖化対策推進協議会で報告するほか、産官学で八月に設立した再生可能エネルギー導入等研究会で議論を深めていく。

つづき
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011081102000146.html

砺波の小水力発電所が稼働/富山(動画あり)

-----KNBWeb、2011/08/10

------小水力発電ニュース------

    小水力発電所としておよそ1100世帯分の電気を発電する庄川合口発電所が砺波市に完成し、10日から運用が始まりました。 

    合口ダム沿いに設けられた庄川合口発電所では10日、運用開始式が行われ、スイッチが押されると発電量を示すメーターが徐々に上がっていきました。 

    この発電所は、庄川沿岸用水土地改良区連合が1年8か月をかけて建設したもので、合口ダムから水を引き、11・8メートルの落差を利用して発電します。 

    工事費はおよそ3億6300万円で、半分は国の補助金でまかなわれました。 

    最大で570キロワット、一般家庭にすると1147世帯分の発電が見込まれています。 

    発電した電気は全て北陸電力に販売し、収益は土地改良区が所有する施設や農業用水路の維持・管理費に充てる予定です。 


※リンク先に動画あり

つづき
http://www2.knb.ne.jp/news/20110810_29170.htm#

2011年8月10日水曜日

“自然の活用”本格化 地域の特色生かし、再生可能エネ開発 栃木

-----産経ニュース、2011/08/04

------小水力発電ニュース------


※以下、一部抜粋

◆電力の地産地消
那須塩原市では小水力発電所の建設計画も進む。那須野ケ原土地改良区連合などが中心になって発足した「那須野ケ原 自然エネルギー推進会議」が打ち出したもので、スマートハウス(省エネ住宅)の約1千戸の住宅の電力を賄うため、550キロワット程度の小規模発電所を建 設する計画だ。


元URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110804/tcg11080402300004-n1.htm

電力は安定供給の見込み 新中部経産局長

-----富山新聞、2011/08/09

------小水力発電ニュース------

中部経済産業局長に7月15日付で就いた紀村英俊氏は8日、富山市の同局電力・ガス 事業北陸支局で会見し、北陸三県の電力需給について「今夏は産業界の節電協力で安定供 給が確保できる見込み」との認識を示した。
ただ、今後の安定供給には再生可能エネルギーの導入も不可欠であるとし、「北陸では 大規模な太陽光発電所や小水力発電などをもっと展開できる可能性がある」とした。

全文
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20110809305.htm

2011年8月9日火曜日

小水力発電 高知県内動き活発/高知県

-----高知新聞、2011/08/09

------小水力発電ニュース------

  農業用水路などを使った「小水力発電」への関心が県内自治体に急速に広がっている。県内のNPO関係者や研究者らでつくる推進組織に7月中旬から、南国市 など7市町が相次いで会員として加入。県も物部川流域などで候補地調査に乗り出した。二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーへの関心の高まりに、東日本 大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で、地域発電を模索する動きが拍車を掛けている。

  【写真】調査の状況や課題を話し合う高知小水力利用推進協議会(高知市高須)

元URL
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=278039&nwIW=1&nwVt=knd

2011年8月4日木曜日

「“小水力発電”の魅力とは」 電気で扇風機なども動かす 水上村 /熊本

-----人吉新聞、2011/08/02

------小水力発電ニュース------
   水上村は先月30日、小水力発電の現状や魅力に迫る「グリーンニューディール・プロジェクト」を湯山地区で主催。村内外から来場があり、関心を集めた。
   水資源に注目する同村では、村職員で水資源開発を調査検討するプロジェクトチームを立ち上げているほか、村議会も活用を見据えた調査特別委員会を設置済み。
   市房山キャンプ場入り口近くを流れる農業用水の高澄溝(幅90㌢)では、湯山川から取水する豊富な水量と落差を利用して小水力発電の実証実験を行っている。
   水資源開発に積極的な廣瀬親吾村長は同日のプロジェクトについて、「水力発電がどういう仕組みで行われるのか広く知っていただくため」と説明。
   会場には、NPO法人くまもと温暖化対策センターの宮原美智子理事長や小水力発電に関心のある郡市民が訪れ、廣瀬村長が自ら電気自動車を運転して来場者を小水力発電場所に案内した。

つづき
http://www.hitoyoshi-press.com/local/index.php?intkey=7315

2011年8月2日火曜日

自然エネルギー信州ネットが設立総会 水力や太陽光、市民参加で推進/長野

-----信毎Web、2011/08/01

------小水力発電ニュース------

    太陽光、小水力、バイオマスなど再生可能エネルギーの普及を市民参加で推進する全県組織「自然エネルギー信州ネット」は31日、茅野市の諏訪東京理科大学で設立総会を開いた。県、NPO、企業、大学など所属の101人が加盟。茅野実・県環境保全協会長を会長に選んだ。

    総会では、「脱原発による再生可能エネルギーへの転換が求められている」とし、地域資源を生かしたエネルギー供給を進め、成果を発信するとの設立趣意書 を決定。今後、具体的な事業などを検討する「地域協議会」を県内各地で立ち上げることを目指し、テーマごとの課題を掘り下げる専門部会を設ける。

中略

     再生可能エネルギーを取り上げた協議では、再生エネルギー特別措置法案の成立を望む声が相次いだほか、阿部知事も県の取り組みを紹介。菅直人首相も訪れて討論した。


全文
http://www.shinmai.co.jp/news/20110801/KT110731ATI090001000.html

自然エネの有効活用を 茅野で信州ネット設立総会/長野

-----中日新聞、2011/08/01

------小水力発電ニュース------

自然エネルギーへの期待を語る
茅野実会長(中央)=茅野市で
    県内の恵まれた自然環境を生かし、再生可能エネルギーの普及モデル構築をめざす「自然エネルギー信州ネット」の設立総会が31日、茅野市の諏訪東 京理科大で行われた。メンバーは市民を核に大学や企業、行政で構成。太陽光、小水力、バイオマスなどの発電の有効活用を検討し、中長期的にはエネルギーの 地産地消実現を進める。来年度末をめどに一定のモデル構築を行う。
     設立総会の出席者は86人。会長に茅野実・県環境保全協会会長、理事に平島安人・信州気候フォーラム事務局長、沖野外輝夫・諏訪湖グラブ代表、シンガー・ソングライターの美咲さんら13人が就任した。

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110801/CK2011080102000106.html