2011年11月10日木曜日

高校生が小水力発電装置を開発…鹿児島

・-----読売新聞、2011/11/09

------小水力発電ニュース------
    鹿屋工業高校(元和夫校長、679人)の生徒が、水車小屋をモチーフにした小水力発電装置を開発し、鹿屋市大手町の再開発ビル「リナシティかのや」に設置した。

   作った電気はイルミネーションの点灯に利用し、発電装置を題材に小学生を対象にした学習会も開く。小水力発電は、農業用水、上下水道、河川・水路などの落差や水流を利用する小規模な水力発電。天候に左右される太陽光や風力に比べ、発電量が安定している。原子力発電所などの大規模集中型発電に対し、小規模分散型発電の一つとして注目されている。
東京電力福島第一原発の事故などで再生可能エネルギーが注目を集める中、同高の生徒たちが     「市民にエネルギー問題について関心を持ってもらおう」 と8月頃から装置の開発に着手。実業系高校と地域が連携して特色ある教育活動を目指す県教委の「かごしま専門学校パワーアッププロジェクト」事業の一環と して取り組んだ。
水車は直径1・2メートル、幅25センチ。再開発ビルの一角にある水辺に流れ込む水の力を利用して毎分17~20回転し、歯車を組み合わせた増速 装置で回転数を上げて発電機を回す仕組み。水車や小屋は建築科、発電装置は機械科、制御装置は電気科など、各科の約20人が専門分野ごとに取り組んだ。
    1時間当たりの発電量は10~20ワット時で、小屋のバッテリーに蓄電し、水辺周辺のイルミネーション点灯などに活用・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111109-OYT8T00600.htm