2012年7月31日火曜日

原発に頼らなくても電気できる!! 北上革新懇ら、芦生小水力発電見学ツアー

・-----京都民報、2012/07/30

------小水力発電ニュース------

 北上革新懇と北上原発ゼロネットは29日、南丹市美山町にある芦生小水力発電を見学するツアーを実施しました。26人が参加し、日本共産党のくらた共子京都市議も同行しました。
 現地の「なくそう原発美山の会」事務局長・山崎さんの案内で、「芦生の森」の豊かな水を育む由良川源流域を訪ね、地球温暖化が生態系に及ぼす影響 や鹿の異常繁殖による森林機能の低下の様子などを学びました。山崎さんは、「森を守ることは地球を守ることであり、原発をなくすことこそ環境を守る最大の 課題」「お寺の住職や元教育長、染色工芸家など、ためらわずに声をかけ『会』代表世話人になってもらった。原発問題に保守、革新の違いはない」と大飯原発 30キロ圏内にある地域の関心の高さを語りました。「会」は、9月までに有権者過半数を目標に原発即時廃止を求める署名運動に取り組んでいます・・・

つづき
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2012/07/30/post_8923.php

2012年7月30日月曜日

【長野】マイクロ小水力発電機 飯田の5社激安に開発

・-----中日新聞、2012/07/30

------小水力発電ニュース------

 飯田市の企業五社が自前の機械部品や製造設備を共有することで、相場の約五分の一という一基五十八万円の「マイクロ小水力発電機」を開発した。最 大出力は三キロワット。設置工事を含めた費用は百五十万円以下を見込む。水力発電は安定した電力供給が見込めることから注目されるが、コストの高さが課題 となっている。八月から実証実験を始め、低コストを武器に全国発信を狙う。
 小水力発電は河川や水路に水車などを設置し、タービンを回して発電する。発電規模は千キロワット以下で、マイクロ小水力は一~十キロワット。地形をあまり変えずに設置でき、使用水量も少ないため、環境への影響が小さいのが利点とされる・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20120730/CK2012073002000016.html

【富山】農業排水路のマイクロ発電 朝日町で開始式

・-----中日新聞、2012/07/26

------小水力発電ニュース------

 県土地改良事業団連合会(富山市)は二十五日、朝日町大家庄の農業排水路に設置したマイクロ発電所の発電開始式をした。昨年から県立大(射水市)などと共同でごみを取り除く除塵(じん)装置の必要ない水車を開発した。来年三月末まで発電効率などの実証実験をする。
 河合常則同連合会長らが完成を祝う神事の後、ボタンを押して幅一・八メートル、落差一・二メートルの水路に設置された水車と一体化した発電機を動かした・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20120726/CK2012072602000197.html

2012年7月26日木曜日

小水力に温故知新の目 小落差でも発電 新装置(エネルギーを拓く)

・-----日本経済新聞、2012/07/26

------小水力発電ニュース------

 5月下旬、鹿児島県内の有力企業2社が再生可能エネルギー事業で手を結び、一大プロジェクトを打ち出した。エネルギー商社の南国殖産(鹿 児島市)と酒類販売の本坊商店(同)などが共同で「九州発電」(同)を設立。今後6年をかけて、県内の山あいに小水力発電施設を約40カ所建設する。出力 は合計2万4千キロワット、一般家庭5万世帯分の電力を賄う計画だ。
 投資額は約240億円。「100億円を超える規模で(1万キロワ…

つづき
http://www.blogger.com/blogger.g?blogID=6048047396569494193#editor/src=sidebar

2012年7月25日水曜日

田中水力、超小型水力発電に参入-用水路などで活用

・-----日刊工業新聞、2012/07/24

------小水力発電ニュース------
 【横浜】田中水力(神奈川県座間市、田中幸太社長、046・251・8511)は、発電能力10キロワット以下の超小型水力発電機市場に参入する。水車 と発電機、パワーコンディショナーを一つにまとめた「エコ・ハイドロユニット」を9月中旬に九州地域限定で発売。2013年の年初をめどに全国で発売す る。農業用水や工業用水の用水路、高層ビルの上水道に設置して自家消費電力を供給する用途を見込む。
 ユニットの最大出力は1・5キロワット。取水口からユニットまでの落差は5メートル以上、水の流量は毎秒6リットル以上が必要。設置工事費を除く本体価格を231万円とし、2年間で100台の販売を目指す。
 ユニットを一つ置けばすむため、「ワンボックスソリューション」と名付けて訴求。工事やメンテナンスまで担える販売代理店を募る・・・

原文
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120724aaas.html

川重、小水力発電機を改良-非常用電源に

・-----日刊工業新聞、2012/07/25

------小水力発電ニュース------
川崎重工業は自社の小水力発電機「リング水車」を改良し、停電時の非常用電源システムとして提案する。小水力発電は環境性や低コスト性に加え、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の開始により、今後も需要拡大が見込まれる。川重は通常の発電用途に加え、新たに工場での防災対策と しても同発電機の活用を訴求することで需要を取り込む。2013年3月期に5件の受注を目指す。

 工場や事業所などでは小水力発電を行っていても、電力会社が供給する電力系統が停電に陥った際は発電を止めているのが現状。しかし小水力発電は、小規模の河川や用水路などで昼夜を問わず安定して発電できるため、停電時の非常用電源として有効活用したいといったニーズが高まっている。

 川重ではこれまで発電用途として、自治体のダムや浄水場向けにリング水車を計3件納入している。今後は、停電時でも自立運転可能なシステムとして利用範囲を広げるため、発電機の連携盤やソフトウエアを改良することで対応する・・・

つづき
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0120120725qtkk.html

2012年7月23日月曜日

小水力発電で登録制度=参入促進へ河川法改正―国交省

・-----時事通信、2012/07/22

------小水力発電ニュース------
 国土交通省は21日、河川から農業用水などを引き込む既存の水路で行う小水力発電について、発電事業者の登録制度を設ける方針を固めた。発電機の設置を希望する事業者が、既に水利権を得ている関係者の同意を取るなどの要件を満たせば、河川管理者が登録し、事業を行えるようにする。従来の許可制度で必要となる手続きを簡素化し、事業者の参入を促す。具体的な登録要件などを検討した上で、来年の通常国会にも河川法改正案を提出する。 

掲載元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000010-jij-pol

2012年7月19日木曜日

マイクロ水力で都市発電を実現

・-----日経ビジネス、2012/07/19

------小水力発電ニュース------

水道利用の都市発電を実現した東京発電

  東京発電は、東京電力系の発電事業者で、関東地方を中心に68カ所、計18万キロワットの水力発電の運転・維持管理を実施する。さらに、新規事業として マイクロ発電部門を設置し、自治体の水道設備や農業用水路などを利用し、着実に実績上げている。特に水道事業関連は都市型の水力発電として注目される(資料1)。

・・・


水道の圧力を有効落差に見たてる

水力発電の出力は、流水量と落差に比例する。地理的な高低差がなくとも、それに代わりうる圧力があれば、水力発電と同じ原理が利用できる。その原理を都市部の水道事業に応用した。
 南関東は、高低差が小さいために、ポンプで圧力を加えて水道を流している。この圧力の未利用分を活用して発電する。圧力残渣を落差に見立てるわけだ。と はいっても、圧力を利用した結果、配水に影響が出るのでは本末転倒になる。水道には圧力を調整する箇所がある。この調整機能を発電事業(回転エネルギーに よる負荷)で代替することを同社は考えた。この方式だと、水道事業に影響を及ぼすことなく発電できる。圧力調整箇所の前後を配管でバイバスし、その中でマ イクロ発電機を稼動させる。管内に横軸プロペラ、横軸フランシス水車を設置している・・・

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北関東では高低差を利用

北関東などでは様相が異なる。地理的に高低差があり、また人口密度が小さく消費量は少ない。こうした環境下では、水道の高低差を利用した発電を提案して いる。群馬県高崎市の若田浄水場は、烏川の取水口から導管を通して水を得ている。その貯水層の手前に発電機を設置した。同市の白川浄水場では、群馬用水の 分水工からの導管を通して入ってくる水を利用する。甲府市では、羽黒配水池と圧力を調整する山宮減圧槽との高低差を利用している・・・

・・・

廃止発電所の再開発にも注力

同社のマイクロ水力事業部門は同じ発想の下で、水道事業だけではなく、既存の灌漑設備と未利用の農業用水を利用した発電事業について支援している。大分 県の大野原土地改良区連合、栃木県の那須野ヶ原土地改良区連合、岩手県の照井土地改良区などにおいて設計・建設をサポートしている・・・

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砂防ダムを利用

都市の上下水道を利用したものだけではなく、地域再生、地球温暖化対策、再生可能エネルギー普及などを背景に、小水力発電に取り組む例が全国に広がっている・・・

全文
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120717/234503/?P=1




小水力発電:試み拡大 農業用水路を活用 島田に初の発電所、来夏稼働へ /静岡

・-----毎日新聞、2012/07/19

------小水力発電ニュース------
 ◇官民でエネルギー地産地消へ 既存の水流を生かして発電する小水力発電の試みが県内で拡大している。農業用水路を活用した県内初の発電所が来夏の稼働を目指し島田市で建設中のほか、県は普及に向け関係機関による協議会を3月に設置。伊豆市では発電実現に向け住民有志のグループが発足するなど、官民双方でエネルギーの地産地消に向けた動きが活発化している。【樋口淳也】
 小水力発電は、河川や農業用水路など水の流れのある場所に水車やプロペラを設置して発電機を動かす仕組み。太陽光や風力など、他の再生可能エネルギーに比べて天候に左右されないなどの利点がある。
 県農地計画課によると、福島第1原発事故をきっかけに、新エネルギーの一つとして小水力発電への関心が広がってきた。
 農業用水路を活用する場合、施設を管理する土地改良区や導入を希望する企業、自治体などの間で調整が欠かせない ・・・

つづき
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120719ddlk22040165000c2.html

2012年7月18日水曜日

原発老朽化で再生エネに積極姿勢 福井・美浜で小水力発電構想

・-----福井新聞、2012/07/18

------小水力発電ニュース------
  原発が立地する福井県美浜町で、再生可能エネルギーの小水力発電導入を目指す動きが出ている。エネルギー源の多角化を進める県の取り組みに、町や地元の環境団体、事業者などが呼応。同町新庄の耳川上流域にある砂防ダムの活用を軸に構想を具体化したい考えだ。
  美浜町は、運転開始後40年前後の関西電力美浜原発1~3号機(福井県美浜町)を抱えている。地球温暖化防止などの観点から原子力政策の推進を基盤に、太陽光発電を含む再生可能エネルギー導入についても「町として力を入れている環境エネルギー教育に生かせる。体験型施設の建設計画もあるので、積極的に取り組みたい」(住民環境課)との方針だ。
  そこで県が再生可能エネルギーの普及に向け、地域単位で主体的な導入を促す「1市町1エネおこし」に原発立地市町として初めて応募。美浜町新庄での小水力発電導入を検討するとした。耳川上流域の粟柄谷川にある県の砂防ダムは高さ約20メートルあり、水量が豊富で適地とされる。県の試算によると、有効落差は14メートルで最大出力125~202キロワット。年間発電量は87万2千~123万6千キロワット時を見込めるという・・・



つづき
(作成中にリンクが切れました・・・)

小水力発電で地域振興 三重県

・-----中日新聞、2012/07/18

------小水力発電ニュース------
 多気町で今月下旬から、農業用水を使った小水力発電が試験的に始まる。発電した電気は売電はせず、地域内の米粉加工施設などで利用。少子高齢化が進む中山間地を元気にするシンボルとして運用していく。 
 多気町勢和地域を流れる全長三十キロの立梅(たちばい)用水。取水する櫛田川から五キロの地点に、高さ五十一センチの板を取り付けた。流れる水が せき止められて、板の前の水位は七十センチから一メートルまで上昇。前後の落差を利用して小型のプロペラを回し、発電する仕組みだ。
 地元の営農組合や米粉加工施設、自治会などの十九団体でつくる「勢和地域資源保全・活用協議会」が手掛ける事業。今回の装置では一時間当たり四百 ワットを発電できる見込み。立梅用水は稲作後の九月以降水量が減るため、一年間を通した実験で、どれだけの量を発電できるかを調査する。用水に入ってくる 落ち葉や枝などの影響も調べる・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20120718/CK2012071802000014.html

2012年7月17日火曜日

<リスクと向き合う>転換の時に 広がる「わが町発電」

・-----毎日新聞、2012/07/16

------小水力発電ニュース------
 ◇再生エネ、分散型で地産地消

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で明らかになったのは、中央集権型「エネルギーガバナンス (統治)」のリスクの大きさだった。転換の時を迎えた今、再生可能エネルギーによる電力の「地産地消」を掲げる動きが広がる。普及までは消費者の負担が増 すが、エネルギー分散による災害への備えや疲弊する地域経済の活性化につながるとの期待も高まっている。
 金沢市中心部、兼六園そばの散策 路に入ると、ゴウゴウと響く水の落ちる音が聞こえた。市は今年度、この場所の小さな滝で出力1キロワットの小規模の水力発電(小水力)を設置し、街灯に利 用する。藩政時代に張り巡らされた総延長約150キロの用水を初めて利用する再生エネ設備。電力の地産地消を進める新たな一歩と位置付ける。
  金沢市は市町村レベルでは珍しい水力発電事業を続ける。郊外に保有する5基の既存中小水力発電所(計3万3000キロワット)で、北陸電力を通じて市内の 電力供給量の4・6%、4万世帯分を「自給」する。・・・
 水が常に流れ込む小水力は、気候に左右される太陽光や風力より 発電効率は高い。一方、水利権調整など煩雑な法的手続きが普及の妨げとなってきた。それを克服する試みとして注目されるのが、栃木県の「スマートビレッ ジ」構想だ。那須塩原市など隣接3市町の農村部で水利権調整を簡素化できるよう国に特区申請し、昨年末に認められた。
 農業用水に 70~80の発電施設を設置し、13年度末から2000世帯分の電力の自給自足を目指す。事業主体は企画を出した農業関連コンサルタント会社と県経済同友 会などが設立する新会社。施設の規格を統一することでコスト削減も図れるという。県農村振興課は「地域に埋もれた資源を生かしたい」と話す。

・・・・


 ◇企業だけもうかる構造は問題 問われる地元の力
 「再生可能エネルギーには、財政や雇用という自治体の課題解決を促す可能性がある。地域が主体となった再生エネ振興がポイントだ」。再生エネ普及にかかわり、多くの事例を知る舩橋(ふなばし)晴俊・法政大教授(環境社会学)は指摘する。
 好例が高知県檮原(ゆすはら)町。全国で最も高地に設置された町営風力発電所(2基計1200キロワット)がある。作った電気は四国電力に売り、過去13年で年平均3140万円の収入を得た。収益は新たな再生エネ設備の導入に充てる。
  一方、青森県は風力発電の導入量(設備の出力量)が全国トップだが、約200基の風車のうち95%の運営は県外資本。舩橋教授によると、同県内の風力発電 の総売電額は県の柱であるホタテ産業に匹敵する年80億円近いとみられるが、ほとんど県外に流出している。「地域資源で得た利益が還元されない植民地状 態」と指摘する専門家もいる。

・・・

 堀尾正靱(まさゆき)・龍谷大教授(環境エネルギー技術・政策)は「企業だけが利益を得る構造では制度は続かない。再生エネは地域の利益に資する形で利 用すべきで、自治体には事業モデルの確立が求められる。強い社会づくりには中央集権型から分権型へのエネルギーガバナンスの転換が欠かせない」と指摘する。

全文
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20120716ddm003010141000c.html

2012年7月16日月曜日

<エネルギー再考>小水力発電 農業用水路でも可能に

・-----東京新聞、2012/07/16

------小水力発電ニュース------
 大がかりな土木工事が必要で採算が取りにくい上、適地が少ない-。こんな小水力発電の課題を克服した設備が開発された。農業の利水インフラを有効利用できるため、栃木県は、売電による収益を地域活性化に役立てようと、大規模導入を計画している。 (林勝)
 富士山麓の水資源に恵まれた山梨県都留市の家中川。本流の桂川から市街地へ水を導く人工河川で、幅は三メートル程度。コンクリートで固められた区画に同市が設置した小水力発電設備が小さく収まっていた。
 集水板で一時的に水の流れを遮り、縦に二つ並べた円筒形の水車の間に水を勢いよく流れ込ませて回転力を得て発電する。流木などの大きなごみが流れてきても上流側の柵で除かれ、別の流れ口から下流へ。小さなごみは水車の間をすり抜けていく・・・

つづき
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2012071602000140.html

講演:田中優さん提案、江の川支流で小水力発電−−川本町 /島根

・-----毎日新聞、2012/07/12

------小水力発電ニュース------

 川本町川下のサークル活動施設「笹遊里(ささゆり)」で11日、再生可能エネルギーに詳しい田中優さんが講演した。江の川流域の里山環境の維持、活用に取り組む住民グループ「樹冠ネットワーク」が主催。市民ら約60人が参加した。
 田中さんは「天然住宅バンク」の理事長を務めている。講演では、木質チップのボイラーやペレットを使っ た暖房器具の普及を訴え、江の川支流を利用した小水力発電なども提案した。「地域の活性化とは地域で資金がより多く回転すること。日本のエネルギー自給率 を高めることが、地域の活性化につながる」と力説した。
 同ネットの樋口千代子代表(62)は「これまでの考えにとらわれない一歩を踏み出すには勇気がいる。市民や行政が動き出すきっかけになれば」と話した。【大西康裕】
掲載元

【静岡】菊川幹線への小水力発電設置で設計者のプロポ手続き開始―静岡県

・-----地方建設専門紙の会、2012/07/13

------小水力発電ニュース------
 静岡県は、大井川用水菊川幹線(農業用水利施設)への小水力発電施設の設置に向け、「平成24年度地域用水環境整備新エネ大井川右岸地区測量設計委託そ の1」と「平成24年度地域用水環境整備新エネ大井川右岸地区測量設計委託その2」の公募型簡易プロポーザル手続きを開始した。県の測量と土木関係建設コ ンサルタントの入札参加有資格者のうち「農業土木部門」の登録があり、小水力発電施設の実施設計業務の実績を持つ者を対象に、7月27日まで参加表明書と 技術提案書を受け付ける。8月9日にヒアリングを行った上で設計者を特定する。2012年度末までに設計をまとめ、13年度に着工する。
 「その 1業務」で大井川用水菊川幹線のうち掛川市伊達方地内に設置する小水力発電施設を、「その2業務」で同じく菊川市西方地内に設置する小水力発電施設の設計 を行う。いずれも、路線測量や用地測量・調査、現地踏査、水理計算や構造計算・安定計算などを行った上で、水路構造物(取水施設、導水路、余水路など)や 付帯設備の設計をまとめる。納期は13年2月28日。
 設計者の選定に当たっては、企業の同種業務の実績や業務の実施体制、予定技術者の経歴、特 定テーマ(農業用水の特性を最大限生かした最適な発電計画)に対する技術提案などを総合的に評価する。契約限度額は、その1が1392万5000円、その 2が1405万円。業務は中遠農林事務所の担当。

掲載元
http://www.senmonshi.com/archive/02/0297CIuj01U79O.asp

2012年7月11日水曜日

講演:原発に代わるエネルギーは 小水力発電の推進を ジャーナリスト・古谷桂信さん、関西で推進協呼び掛け /京都

-----毎日新聞、2012/07/10


------小水力発電ニュース------
◇「適地多く、身近な安定資源」

 京都市左京区の「論楽社」で、全国小水力利用推進協議会理事でフォトジャーナリストの古谷桂信さん(47)=兵庫県伊丹市=が「小水力発電の始まり−−え? まだ原発なんかやんの?」と題して講演した。全国から集まった約45人を前に「降水量と勾配に恵まれた日本では、小水力は圧倒的に身近で安定した資源」と話し、利用推進を呼び掛けた。【太田裕之】
 再生可能エネルギーの中でも、水力発電は太陽光や風力より稼働時間が長く効率に優れる。1000キロワット以下の規模の小水力は環境負荷が小さいため、適地が多い。
 だが、日本はドイツとの比較で1万キロワット以上の大規模水力発電所が4倍あるのに、1000キロワット以下では約10分の1(500カ所程度)の“後進国”。「水量と勾配で試算すれば2万カ所は可能。1カ所平均300キロワットなら600万キロワットで原発6基分に相当する」と古谷さんは話した・・・

つづき
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120710ddlk26040579000c.html

2012年7月10日火曜日

菊川と掛川で小水力発電 15年度稼働目指す 静岡県

-----@Shizuoka、2012/07/10


------小水力発電ニュース------
 県は菊川市西方、掛川市伊達方の両地区で、大井川の農業用水を活用した小水力発電の施設整備に乗り出す。年間発電量は計126万6000キロワット時を見込み、7月から始まった電力の固定価格買い取り制度に基づいて売電する。来年度から施設の建設工事を開始し、2015年度の稼働を目指す。
 事業費は5億8000万円で、国が50%、残りを県と地元が半分ずつ負担する。既存の農業用水路の横に設置する水車まで水を迂回(うかい)させ、発電した後に元の水路へ水を戻す仕組み。1時間当たりの最大発電量は、両地区の施設とも一般的な家庭の約25軒分に当たる約100キロワットを見込んでいる。施設の維持管理は、菊川市の大井川右岸土地改良区が請け負う。
 再生可能エネルギーによる電力は、固定価格買い取り制度により1キロワット当たり35・7円(税込み)で電力会社へ売電でき、利益は土地改良施設の維持管理費に充てる。県は「以前の売電価格は8円ぐらいだったので、経済効果は大きい。大井川は水量も多く、安定的な発電ができる」とした。

掲載元 http://www.at-s.com/news/detail/397726421.html

2012年7月9日月曜日

小水力発電の採算評価簡単に 「試算シート」県が作成公開

-----信毎新聞、2012/07/08


------小水力発電ニュース------
 自然エネルギーの普及を目指す県は7日までに、小水力発電事業の採算性を判断するための「試算シート」を作成し、県ホームページで公表した。県内は全国有数の小水力発電の適地とされるが、初期投資が重く、持続的に発電事業を行うためには採算性の判断が鍵になる。県は今月から始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度も踏まえ、「積極的に事業の可能性を探ってほしい」(温暖化対策課)としている。
 シートは表計算ソフトのエクセルを利用。事業者が、発電を想定する場所の使用水量や落差、出力などの基礎データに加え、売電単価や工事費用などを入力すると、損益計算書や貸借対照表が自動計算され、事業期間内の利益剰余金の推移などが試算できる。会計などの専門的な知識が必要だった採算性評価を簡単にできるのが特徴で、こうした試算シートを自治体が公開するのは珍しいという・・・

つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20120708/KT120706ATI090021000.php

農業用水路を活用、小水力発電広がる 総社で11月、県のモデル事業 /岡山

-----毎日新聞、2012/07/07


------小水力発電ニュース------
 ◇再生エネルギー買い取り開始で
 県は11月に総社市井尻野の農業用水路に出力2キロワット(一般民家4世帯分)の小水力発電機を設置する。県内各地にある農業用水路を発電に活用する初のモデル事業で、水利権を持つ市町村や農家への普及を狙う。美作市や西粟倉村も山間部の急な流れを生かして設置を計画中。再生エネルギー固定価格買い取り制度が今月スタートし、身近な水の恵みをエネルギーに活用する試みが県内で広がっている。【井上元宏】
 小水力発電は、用水路や中小河川の水流で水車やプロペラを回して発電する。発電量は小さいが、県は県内の農業用の水門や砂防ダムなど28カ所で出力1〜120キロワットの発電機を設置可能として、候補に挙げている。合わせると年間発電量は一般民家1000世帯分で、県地球温暖化対策室は「設置場所はまだ増やせる。発電量の伸びしろは大きい」と強調する・・・
つづき http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120707ddlk33010583000c.html

2012年7月6日金曜日

水力発電を過小評価していませんか?

・-----日経ビジネスオンライン、2012/07/05

------小水力発電ニュース------

 今回から数回にわたり水力発電を取り上げる。日本の再生可能エネルギーは全電力発電量の1割を占めるが、そのほとんどが水力である。最近では、水道事業や農業用水路がもつ余剰エネルギーを利用した小規模の水力発電を設置しようとする動きが盛んである。都市部から中山間地区まで、地域でもできる身近な電力として注目が集まる。  固定価格買い取り制度(FIT)の買い取り条件がかなり魅力的になったことで、新規事業に現実味が出てきた。今回は、日本の水力発電を取り巻く環境と、そのなかで導入されるFITの意義および可能性について解説する。 長く続いた試練の時代  水力発電は、水が持つ位置エネルギーを機械(回転)エネルギーそして電力に変換する。出力は、「9.8×流量(立方メートル/秒)×有効落差(メートル)×効 率」の式で示される。位置エネルギーが持つ圧力と水量に比例する。  様々な種類がある。河川の流れを利用する「流れ込み式」は、堰堤と水路を建設し距離と高さを確保して常時発電し、ベース電源として利用される。「ダム式」は、高さを確保するために河川を堰き止め貯水池に貯めるが、ピーク対応を含めて多様な使い方ができる。多目的ダムとして建設されその機能の一部を発電として利用することも多い。「ダム水路式」は流れ込み式とダム式の両方の機能を備えている・・・ つづき http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120702/234016/

小川の水利用しマイクロ水力発電 長野

・-----中日新聞、2012/07/05

------小水力発電ニュース------

 大桑村の阿寺渓谷キャンプ場で、小川の水を利用した小規模なマイクロ水力発電が稼働している。キャンプ場内の発光ダイオード(LED)電球七個に使用しており、自然エネルギーで快適なキャンプが楽しめる。
 キャンプ場内の小川から水を引き、発電機の横向きの水車を回転させる。発電量は二百ワットで、トイレや洗い場の照明に利用している。
 発電機は、キャンプ場を管理する住民グループ「阿寺渓谷エコくらぶ」が設置した。夜間も安全に施設を利用するための照明を検討していた際、阿寺渓谷の豊かな自然を利用することを思い付いた。県の地域発元気づくり支援金を受け、六月から運用を始めた・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20120705/CK2012070502000027.html

水力発電を模索 固定価格買取制度で県企業局 鳥取

・-----日本海新聞、2012/07/05

------小水力発電ニュース------
 鳥取県企業局は、1日から始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度を踏まえ、これまで事業の対象としてこなかった出力300キロワット以下の小規模 の水力発電や太陽光発電に乗り出す。いずれも新たな価格設定により採算が合うと見込まれるため。今回の制度で最も収益的に有利とされる太陽光発電は民間事 業者の参入が予想されるため、企業局は民間では進出が難しい水力発電の分野での事業拡充を模索する。

 企業局は、県内で小水力発電所8カ所、風力発電所1カ所(3基)を運用。最大出力は合計4万キロワットで、その9割以上を水力発電が占めている。
 稼働中の8小水力発電所の能力は最大が出力9200キロワット、最小が出力1100キロワット。1千キロワット以下の発電施設は収益が見込めな かったためだ。現行の電力会社への売電価格は1キロワット時当たり10円前後だが、今回の制度では、規模に応じて同25・2~35・7円(税込み)と割高 な価格となった。このため、これまで検討してこなかったダムや河川も事業化の対象に入ってきたのだ・・・

つづき
http://www.nnn.co.jp/news/120705/20120705013.html

2012年7月3日火曜日

小水力発電の候補地探る 福井で54事業者ら協議会設立

・-----福井新聞、2012/07/02

------小水力発電ニュース------
 小水力発電の県内普及を支援する「福井小水力利用推進協議会」は1日、福井市のアオッサで設立総会を開き発足した。小水力発電事業者やNPOなどから54の個人・団体が参加。現段階で数カ所ある県内の候補地について適否や推進方法の研究を行うほか、他県協議会との交流、情報サイトの立ち上げなどを計画している。
 県レベルの協議会設立は全国11番目。設立準備会の代表を務めていた県立大の菊沢正裕教授を同協議会会長に選んだ。
 総会に先立ち設立記念フォーラムが開かれ、全国協議会の中島大(まさる)事務局長、先進地の富山県協議会の上坂博亨(ひろゆき)会長らによるパネル討論が行われた・・・

つづき
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/35529.html

2012年7月2日月曜日

小水力発電で地域活性化、浜田の藤井さんが構想

・-----山陰中央新報、2012/06/30

------小水力発電ニュース------
 太陽光や風力など再生可能 エネルギーへの関心が高まる中、浜田市内田町の藤井佑尚さん(56)が、自宅そばを流れる周布川の水流を利用した小水力発電設備の設置を計画している。地 域のイルミネーションイベントの明かりの電源として活用する考えで、「小水力発電を導入することで環境に優しいイベントとしてPRしたい」と話している。

 空気触媒の室内施工など環境関連の会社社長を務める藤井さんは数年前から小水力発電を地域活性化に役立てる方策を検討。

 昨年12月に地元住民有志が初めて実施した、周布川沿いの桜並木を照らすクリスマスイルミネーションの明かりを今年は小水力でともすことにし、電気設備会社に勤める知人らと発電設備の設計図を描き、構想を練っている・・・



つづき
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=532839248