2012年6月8日金曜日

県営の浄土寺川ダムで小水力発電へ 福井、管理用電力を確保

-----福井新聞、2012/06/08

------小水力発電ニュース------
   福井県はエネルギー源の多角化を進める取り組みの一環として、県営の浄土寺川ダム(勝山市)に小水力発電設備を導入する。本年度から設備設計に入り、2014年度に運用を始める。放流水のエネルギーを使って発電し、同ダムの管理に必要な全電力を自家発電で賄うほか、余剰電力は7月に始まる再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度により売却。将来的には設置事業費を回収できる見込みだ。(細川善弘)
   県によると、既設ダムに管理用の小水力発電を導入する計画は近畿8府県営ダムでは初めて。県が11年度に県営ダムについて、水面から放流口までの落差、河川環境のために常時維持している放流量などを調査した結果、浄土寺川ダムが最も適していると判断した。
   水流の落差は47・2メートル、維持流量は毎秒0・13立方メートルで、発電出力は42キロワットと算出されている。流量を調節する建屋の一角に発電設備を設ける。年間で見込める発電電力量は約30万キロワット時で、制御機器や空調、照明に現在使われている管理用電力量約10万キロワット時を大きく上回る。管理用電力を自家発電に切り替えることで、毎年の電気料金約120万円を節約できるという・・・

つづき
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/sakura/35103.html