2013年5月31日金曜日

集落守る小水力発電 上勝・堂久保地区、住民が実証実験

・-----徳島新聞、2013/05/31

------小水力発電ニュース------
 上勝町の堂久保地区住民が、地域に設置した小水力発電装置を防犯や防火に役立てている。畑の灌水(かんすい)用に引いている水の有効利用が装置導入のきっかけになり、住民生活に役立てる方策を検討。発電した電力で防犯灯を点灯させたほか、発電機にホースをつないで消防ポンプ代わりにする。今後は蓄電容量を増やし、災害時の非常電源として使うことを考えている。
   取り組みの中心となっているのは同町正木の農業伊井重夫さん(74)。地区の農家がミカン畑や鶏舎に利用している傍示谷川の水の使い道を考えていたところ、再生可能エネルギーの活用を進める一般社団法人・地職住推進機構から小水力発電を提案され、防犯灯を増設できるなどのメリットがあるとして設置を決めた。
 発電装置(縦60センチ、横50センチ)は、朝日科学工房(徳島市)の佐原十郎代表が作った。水流の落差でできる水圧を利用して水車を回転させるペルトン式を採用。2012年3月から約10カ月間、伊井さん宅の庭で実証実験を行い300~500ワットの発電に成功した・・・

つづき
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/05/2013_13699631796973.html

富山県 小水力発電計画導入へ

・-----世界の水情報、2013/05/31

------小水力発電ニュース------
 5月26日、富山県の2か所の県営ダムで小水力発電の導入計画が進められていることが明らかとなった。昨年7月、再生可能エネルギーで発電された電気を買い取る制度が始まったことがきっかけ。
 県営ダムのうち、建設時から発電機を備えているものは3つ。ダムを建設した後に発電設備を据え付けるのは県内初となる。整備費は3億円となるが、ダムの水力で341キロワット出力の発電機を設置し年間で一般家庭約400世帯分の電気をつくることが可能となる。よって、1年間電気を売って得た収入から維持管理費をのぞくと3600万円ほどの利益が見込まれるために8年ほどで投資分が回収できる見込み。
 2016年春に稼働する予定。地元では他のダムにも導入を検討したが、採算性に問題があり見直しが相次いでいる状況。もともと電気設備のないダムなどは、設備投資がかかるため利益回収率が低くなりがちである。今後は工事費用のコスト削減や、電力の地産地消など地域に合った導入方法を模索していく。

転載元
http://water-news.info/4234.html

千枚田の水路に小水力発電装置 愛知

・-----東日新聞、2013/05/28

------小水力発電ニュース------
常時200ワット発電可能『棚田保存対策にも活用』
 愛知県は、新城市四谷の千枚田に湧き水を利用した小水力発電施設を設置した。農業用水を利用した発電装置は県内初で、付近のトイレ照明や浄化槽電源に使用し、棚田の鳥獣害対策への活用も検討している。6月1日に、大村秀章知事や穂積亮次市長などが参加して完成式を開く。
 四谷の千枚田は、湧き水を利用して農業用水として棚田へ水を送っている。発電施設は、棚田へ送る配水管を分岐させて装置に水を通し、水圧でプロペラが回転して発電する。平均で毎秒10リットル前後の流量があり常時200ワットの発電が可能で、装置は最大で1キロワットの発電力がある。
 発電した電力は、棚田を見渡せる「ふれあい広場」のトイレ照明と浄化槽の電源として利用。5月中旬から試験運転を始めており、今後は棚田を保存するため、鳥獣害対策の防護ネットへの活用も検討している。
 県は今後、豊田市のダムにも発電装置を設置し、売電していくことも検討中。本年度中には新城市作手へ、農業用水を利用した発電施設を設置することが決まっている。新城設楽農林水産事務所建設課の宮林和男課長は「環境保全に力を入れる地域への設置に意義がある。さらなる普及につなげていきたい」と語った。
転載元
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=29555

千枚田に小水力発電装置 県内初、新城四谷で設置

・-----東愛知新聞、2013/05/27

------小水力発電ニュース------
県は再生可能エネルギーの利用を進めようと、新城市四谷の千枚田に、県内で初めて小水力発電設備を設置した。わき水を使った小規模の発電をしてトイレの電灯に利用していくほか、有害鳥獣対策として設置される電気柵用電源としての利用も予定する。
(安藤聡)

 小水力発電は、川の水路にプロペラの水車を設置して、流水でプロペラを回して発電させる。河川の水を貯めることなく電力を起こすことができ、自然エネルギーの一つとして国内でも注目が集まる。 鞍掛山ろくにある千枚田の棚田=新城市四谷で

 千枚田は標高883メートルの鞍掛山南斜面にある。420枚、広さ3.6へクタールの棚田が階段状に連なる。高い場所は標高430メートル、低い場所は同230メートルと高低差は200メートルある。山に降り注いだ雨がわき水となり、棚田を潤している・・・

つづき http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/130527t/13052701.html

小水力発電導入促進モデル事業、6事業を実施

・-----エコタイムズ社、2013/05/29

------小水力発電ニュース------
 新エネルギー導入促進協議会はこのほど、平成24年度~27年度にわたって実施される「平成24年度小水力発電導入促進モデル事業」の実施概要を発表した。今回は奈良県、山梨県など5つの自治体で6つのモデル事業が実施される。
 6事業中、自治体も参加して行うモデル事業は3つ。そのうち、吉野町とナカシマプロペラが行う「吉野町プロペラ式小水力発電実証事業」は、出力120Wのプロペラ式水力発電設備で、実際に発電された電気が、リチウムイオンバッテリーに確実に充電されていくかを確認した。また発電した電気で監視システムの作動も確認できた。今後は来年度に維持・管理コストの低減を実現する遠隔監視システムを開発し、小規模な電力の地産地消システムを確立する・・・
つづき
http://ecotimes.jp/news/view/id:283.html

「千枚田」から1kWの電力を取り出す、愛知県の小水力

・-----スマートジャパン、2013/05/29

------小水力発電ニュース------ 小水力発電は個人でも実現可能な水力発電だ。出力は数kW程度とそれほど大きくないものの、自立分散型の電源として優れており、電力を常時供給できるという特徴がある。愛知県の山間部に設置された事例を紹介する。 [畑陽一郎,スマートジャパン]
 農業用水を利用した小水力発電は、山がちな日本の国土に合っている。愛知県が県内に設置した初の小水力発電所も山間地の地形をうまく利用している(図1)。
 「四谷地区小水力発電施設」(愛知県新庄市)*1)は、千枚田(棚田)で知られる四谷地域に設けた小水力発電。棚田の農業用水を利用して、最大出力1kWを得る(図2)。図2の右にある水力発電ユニットは幅50cm、奥行き40cm、高さ51.5cmという小型のものだ・・・
つづき
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1305/29/news022.html

再生可能エネルギー:固定価格買い取り制度 民間主導で小水力発電導入推進へ 来月にも研究会発足 /新潟

・-----毎日新聞、2013/05/28

------小水力発電ニュース------

 ◇FIT導入以降、既存施設9件認定のみ 水利権、維持費用に課題
 昨年7月に始まった国の再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)だが、県内では太陽光以外のエネルギーはなかなか導入が進んでいない。特に、県内は流量豊かな河川を中山間地に多く抱えているにもかかわらず、小水力発電の導入が進んでいないのが課題として浮上している。そんな中、民間主導の小水力発電導入推進に向けた研究会が6月にも発足する。
 東北電力新潟支店によると、今年3月末現在で、昨夏のFIT導入以降に新規申請された県内の太陽光発電の電力買い取り量は約1万4000キロワット。件数も約1500件増えた。一方、太陽光以外の再生可能エネルギーの新規買い取り量は、バイオマス発電の1件約25キロワットにとどまる。水力発電は既存施設9件が認定されたのみだ・・・

つづき


つり下げ型小水力発電 水路工事せず設置 増水にも対応 富山県の企業など開発

・-----日本農業新聞、2013/05/26

------小水力発電ニュース------

 富山県魚津市の機械メーカー・北陸精機と富山県立大学、石川県立大学は共同で、つり下げ型の小水力発電装置を開発した。水路の工事が要らず、設置が簡単なのが特徴。商品化し同社が今月、発売した。水車への水の流入を制限する構造を備え、従来装置の課題だった増水にも対応。「6年ほどの売電で投資を回収できる」(同社)という。土地改良区などに普及したい考えだ。

 装置の名前は「パワーアルキメデス」。幅1メートル以上の水路で、毎秒0.1立方メートル以上の水量と、1メートル以上の落差を必要とする。最大発電出力は10キロワットほどで、一般家庭15戸分の使用量に相当する年間発電量約8万キロワット時を見込む。価格は水路の幅や水量などで変わるが、設置費
込みで1000万円ほどだ。

つづき



ほくでんエコエナジーが出力倍増の新水力に着工 滝の上、老朽化で建替え

・-----電気新聞、2013/05/24

------小水力発電ニュース------

 ほくでんエコエナジーは23日、87年前に運転を始めた滝の上発電所(北海道滝上町)を撤去し、発電出力を約2倍の250キロワットに高めた新しい発電所を建設すると発表した。同日着工し、12月末に発電を再開する。電力はすべて北海道電力に売電する。
 同所の出力倍増により、発電電力量は年間約115万キロワット時(一般家庭350件分)増加する。一方で二酸化炭素の削減効果は年間約558トンと見込まれる。

中略

 新設で採用する水車と発電機は一体の構造で、このタイプが道内の水力に使われるのは初めて。水車と発電機を別々に据え付ける手間が省け、メンテナンスのために取り外すのも容易だ。
本紙より抜粋

2013年5月27日月曜日

小水力発電アイデアコンテスト 動画あり

・-----NHK、2013/04/12

------小水力発電ニュース------
「小水力発電アイデアコンテスト」が三重県いなべ市で開かれました。コンテストでは、東海・北陸の9つの高専の学生が、小水力発電を手作りし、そのメカニズムと、発電した電力を地域のためにどう使うかのアイデアを競いました。金賞は福井高専が受賞しました。
来年の「小水力発電アイデアコンテスト」は、福井県鯖江市で行われる予定です。

☆室山哲也解説委員☆

動画
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_kurashi_20130412_2443

100年前から再生可能エネルギーを活用していた企業

・-----Kmonos、2013/05/23

------小水力発電ニュース------
100年前から再生可能エネルギーを活用:時代の先ゆく
 先月4月26日、鹿児島県において小水力発電所の建設を計画する企業に、日本政策投資銀行が初めて融資をしたとのニュースがありました。融資を受けたのは、九州発電株式会社であり、同県内に40の発電施設を建設していく計画とのこと。まずは県南部に第1号の施設(発電能力995kW)を建設し、来年5月には標準的家庭の約1,400世帯分の電力を供給できるようにする予定だそうです。
▼実は昔からあった再生可能エネルギーの考え
 このニュースがあった数日前の4月18日に、ドイツの再生可能エネルギー国際経済フォーラムが、ドイツ全土の電力の50%以上を、風力発電と太陽光発電とがまかなったと発表しました。しかも電力需要の多い平日の日中においてだそうです。ドイツの再生可能エネルギーといえば、風車とバイオガスの村として有名なフェルトハイムを思い浮かべる方も多いかもしれませんね・・・

つづき
https://kmonos.jp/csr/2013/05/c029.html

水路の落差で小水力発電  農水省が松本市に建設 長野

・-----中日新聞、 2013/05/23

------小水力発電ニュース------

 農林水産省中信平二期農業水利事務所(松本市)が松本市梓川上野で建設していた「中信平小水力発電所」が完成し、七月から本格稼働する。農業用水路の落差を利用して発電する仕組みで、農水省による小水力発電所は県内初。できた電気は中部電力に売り、利益を農業水利施設の維持管理費に充てることで、地元農家の管理負担金を軽減させる。
 発電所は二〇〇五~一四年度に実施している中信平二期土地改良事業の一環として建設した。地区の幹線農業用水路である梓川左岸幹線沿いにタンク式の取水口を設けて水を取り込み、最大毎秒十一トンの水が地下に埋設した直径二・四メートルの水圧管を流れる。
 取水口と約三百七十メートル先の発電室との間には最大七・三メートルの落差があり、勢いが増した水が発電機のプロペラを回して電気を生み出す・・・

つづき
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20130523/CK2013052302000007.html

既設2ダム 小水力発電

・-----読売新聞、2013/05/26

------小水力発電ニュース------  南越前町と勝山市にある2か所の県営ダムで、県が小水力発電を導入する計画を進めている。ダムの建設後に発電設備を据え付ける事業は県内では初めてで、2016年春の稼働を目指す。一方、砂防ダムでも同様の計画を地元市町などが検討したが、採算性に問題があり、見直しが相次いでいる。(酒本友紀子)
 7か所ある県営ダムのうち、「笹生川」(大野市本戸)、「広野」(南越前町広野)、「龍ヶ鼻」(坂井市丸岡町上竹田)の3か所は、建設時から発電機を備えている。昨年7月、再生可能エネルギーで発電された電気を固定価格で買い取る制度が導入されたため、県は「桝谷」(南越前町宇津尾)と「浄土寺川」(勝山市奥山)にも発電機能を持たせることを決めた。
 桝谷ダムは落差が約82メートルで、1秒あたり9~0・1立方メートルの水が放流される。その水力を使い、341キロ・ワットの出力の発電機を設置する計画で、年間の発電量は一般家庭約400世帯分の151万4000キロ・ワット時にのぼる・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130525-OYT8T01068.htm

糸島市、平成32年度に小水力発電設備を現状の5倍に

・-----エコタイムズ社、2013/05/21

------小水力発電ニュース------
 糸島市は、平成28年度に現在市内に1基しかない小水力発電設備を4基に増設し、平成32年度までに5基体制にする。九州大学、白糸行政区の協力を得て、今年度内に白糸の滝ふれあいの里に1基を設置。県の再生可能エネルギー発電設備導入促進事業の枠組みで設備を設備する。今年策定した糸島市再生可能エネルギー導入計画の中で定めた。
 このため、設置に向けた調査・研究を九州大学、白糸行政区と実施する。「白糸の滝1・2・3夢プロジェクト」と名付けられたこの計画では、小水力発電機は最大出力18kWのものを予定。このほかモデル事業として、福岡県地域資源循環活用施設整備事業を活用し、雷地区内農業用水路を利用して1基を設置。この設備は16kW程度のものになる見込み。さらに、瑞梅寺山の家、加茂ゆらりんこ橋など公共施設への設置に向けた検討も行う。調査と設置は、県の再生可能エネルギー発電設備導入促進事業、国の補助事業などを活用。地元メーカーに協力と研究・開発などを依頼する。

転載元
http://ecotimes.jp/news/view/id:257.html

福島県、小水力発電の導入に補助金 最大600万円

・-----環境ビジネス、2013/05/24

------小水力発電ニュース------
  福島県では、地域主導による小水力発電の導入を推進するため、県内事業者等に対し、発電電力1,000kw以下の小水力発電事業を対象に、事業計画や詳細設計にかかる費用の一部について補助金を交付する。
  補助対象者は次の要件を全て満たす県内市町村及び法人。

転載元
http://www.kankyo-business.jp/news/004882.php

農業用水路で小水力発電

・-----朝日新聞、2013/05/22

------小水力発電ニュース------
【72カ所で実現可能性】  
 小規模な水力発電が可能な県内の農業水利施設を県が調べたところ、3キロワット以上の出力が見込める地点が72カ所あることがわかった。合計出力は約900キロワットに上り、一般家庭約1600軒分の消費電力量に相当するという。県は今年度、このうち3カ所について水力発電の整備に向…

つづき
http://www.asahi.com/area/shiga/articles/MTW20130522260250001.html

2013年5月21日火曜日

小水力発電:72カ所で可能 導入推進へ、県が調査まとめ /滋賀

・-----毎日新聞、2013/05/20

------小水力発電ニュース------
 県は、用水路などの農業水利施設を活用した小水力発電が県内72カ所で可能とする「可能性地点調査」結果をまとめた。県内は小水力発電の整備が進んでおらず、県は施設を管理する各地の土地改良区に呼びかけ、導入推進を目指す。
 県は調査を昨年8月から始め、改良区への聞き取りや現地調査、地図を基に分析。流量や落差から算出した発電出力が、3キロワット以上を見込める地点を選んだ。
 72カ所の発電出力を合わせると900キロワットで、一般家庭1600世帯の年間消費電力に相当するという。特に出力20キロワット以上が期待できる地点が10カ所あった。市町別では東近江市が46カ所、長浜市が8カ所など湖北や湖東地域が多かった・・・
つづき
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20130520ddlk25020283000c.html

正造の精神具現化へ26日に小水力発電セミナー 佐野

・-----下野新聞、2013/05/21

------小水力発電ニュース------
 【佐野】市を拠点とするNPO法人「ソーラーシティー・ジャパン」は26日、小水力発電の専門家とともに市内の河川をめぐるフィールドワークを開く。自然と人間が共生する文明を希求した田中正造。その精神の具現化を目指す「田中正造の森と水千年プロジェクト」の柱として掲げる小水力発電所の導入に向けて、市民を巻き込んだ形でスタートを切りたい考えだ。
 正造の没後100年となることし、EOLなどは、千年プロジェクトをスタートさせた。里山での環境教育やバイオマス発電の推進とともに、小水力発電設置を事業の柱としており、地域の機運や理解を促そうと、本セミナーを開催する。
 フィールドワークの案内役は、各地で小水力発電所設置に携わるコンサルタント山根健司氏。市北部の河川などをめぐり、設置に適した環境や必要な設備などを探る。希望者は午前9時に田沼庁舎に集合。解散は午後3時ごろ。無料。
 25日午後1時半からは、佐野駅前交流プラザで山根氏が講演し、小水力発電の課題や事例などを紹介する。定員は先着30人。参加費1人3千円。両日とも事前の申し込みが必要。申し込みや問い合わせは吉田さん電話090・7711・6573(携帯)。

掲載元
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/sano/news/20130520/1048614

小水力発電、72ヵ所可能 滋賀県・農業水利施設を調査

・-----京都新聞、2013/05/20

------小水力発電ニュース------
 滋賀県内の農業水利施設72カ所で出力計900キロワットの小水力発電が可能なことが県の調査でこのほど分かった。県は今後、発電に適した施設をそれぞれの土地改良区に提示する方針で、導入の動きが広がる可能性がある。
 県内の農業水利施設で、一般家庭5戸程度の年間消費量が確保でき、流量や落差から算出した発電出力が3キロワット以上となる場所を昨年度に調査した。
 その結果、出力3キロワット以上10キロワット未満が25カ所、10キロワット以上20キロワット未満が37カ所、20キロワット以上が10カ所それぞれ確認できた。農地が多い東近江市が最多だった・・・

つづき
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130520-00000002-kyt-l25

用水路利用した小水力発電所が稼働/七戸

・-----デーリー東北、2013/05/16

------小水力発電ニュース------
 青森県土地改良事業団体連合会は16日、農業用水路の落差を利用して水車を回す、七戸町後平の小水力発電所「早川第1号発電所」で発電を始めた。最大出力5・7キロワットの実証施設で、県南地方の水路での稼働は初めて。地元の天間林土地改良区が運用し、売電で年間約50万円の収益を見込む。
 これまで注目されなかった、水路内の小さな落差を有効活用。設置に当たっては、1・5メートル前後の連続する2カ所の落差を配管でつなぎ、約3メートルに拡大することで、水力エネルギーを大きくする工夫を施した。発電専用の配管を既存の水路に通し、低コスト化も図った。
転載元
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/05/16/new1305162301.htm

佐渡市、平成31年度に小水力で2628MWhを調達

・-----エコタイムズ社、2013/05/14

------小水力発電ニュース------
 佐渡市は平成31年度の小水力発電量を、平成22年度の0MWhから一気に2628MWhに引き上げる。これで原油換算で676KL分の電力消費を、小水力発電で賄う計画だ。このほど改訂した「佐渡市地域新エネルギー導入促進計画」のなかで明らかにした。
 このため、多目的ダム、農業用ダム、砂防えん堤など既設構造物の未利用落差、小河川や水路などの有望地点を活用し、小水力発電の普及促進を図る。実際の活動ではマイクロ発電設備などモデル施設を設置。砂防ダムでも常時出力100kWが見込まれる地点が3か所あり、小水力発電事業の具体化を図っていく。このほか、木質バイオマスの利活用では、間伐材、林地残材を積極的に利活用。チップボイラーなど利活用設備の導入を促進し、22年度の利用料676tから1340tと利用量を倍増させる。太陽光発電設備は普及が進んでおり、この流れを加速させて発電量を22年度の490MWhから5040MWh(原油換算1296KL)とし、市の電力使用量32万5738MWh中、1万1428MWhを再生可能エネルギーへ転換する。
転載元
http://ecotimes.jp/news/view/id:240.html

2013年5月17日金曜日

両機、水位変化に自動対応する高効率マイクロ水力発電機

・-----日刊工業新聞、2013/05/16

------小水力発電ニュース------
【新潟】両機(新潟市北区、西山修司社長、025・258・5970)は、マイクロ水力発電機を改良し、従来機 に比べて発電能力を約10%向上させた。同社の実証実験では秒速1・8メートルの流れの用水路で45―55ワットの発電を確認した。蓄電池に充電するタイ プで、幅1―2メートルの用水路に設置できる。蓄電池や充電コントローラー付属で価格を100万円からに設定し、受注を始めた。
 改良型(写真)は水車部に浮き、装置後方部分に重りを取り付けて水位の変化に自動的に対応する仕組みを採用。水位変化に伴う水車部の位置調整の手間をなくし、効率良く発電できるようにした。従来機は用水路の水位に合わせて水車部を固定する方式だった。
 同社は鋼材販売や金属加工が主力。2009年に水力発電機分野に参入し、従来機については10台の納入実績がある。

日刊工業新聞より転載

第4回アイデア万博 阿南高専・再生可能エネ研、小水力発電装置出品 徳島県

・-----徳島新聞、2013/05/15

------小水力発電ニュース------
 8月24日~9月1日にドイツ・ニーダーザクセン州ハノーバー市で開かれる見本市「第4回アイデア万博」に、阿南高専(阿南市見能林町)の再生可能エネルギー研究会がオリジナルの小水力発電装置を出品する。2年かけて開発に取り組んだ成果を環境先進国・ドイツで披露する機会が得られ、学生らは来場者の反応を楽しみにしている。
   出品するのは風水力ハイブリッド型、開放周流型、ペルトン式水車の3種類で、ともに最大出力1キロワットの発電能力を持つ。
 ハイブリッド型は水車2基と風車1基の複合タイプ。開放周流型は自然の水流で羽根車を回す。いずれも用水路などへ簡単に設置できる構造に仕上げた。圧力をかけた水の勢いで羽根車を回転させて発電するペルトン式は、渓流や小川への設置を想定して長さ50センチのコンパクトな設計・・・

つづき
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/05/2013_1368578871943.html

東北電力が飯野小水力の新設に着手 初の河川維持流量利用

・-----電気新聞、2013/05/14

------小水力発電ニュース------
 東北電力は13日、河川維持流量を利用した同社初の水力発電所となる飯野発電所(福島市、230キロワット)の新設工事に着工したと発表した。今後は掘削・土木工事を中心に行い、順次機械・電気関係工事に移る。2014年をめどに営業運転を開始する予定だ。
 飯野発電所は蓬莱ダムから放流している河川維持流量を発電エネルギーとして活用するため、蓬莱ダム右岸に位置する既設の蓬莱発電所(3万8500キロワット)の取水口設備の一部を改造して取水する。
 使用水量は最大で毎秒3・2立方メートル、有効落差は最大9・48メートル。
 発電電力量は一般家庭約500世帯分に相当する年間170万キロワット時、二酸化炭素(CO2)の削減効果は年間930トンをそれぞれ見込む。
 河川維持流量を有効活用する水力発電所としては同社初の事例になる。
 同社では、14年2月の営業運転開始を目指しており、今後は発電所の基礎掘削や基礎コンクリート打設といった土木工事が本格化する予定。その後、建設工事、機械・電気工事に順次移行することにしている。
※本紙からの転載

美幌町で小水力発電新設、全量を自家消費 北海道

・-----エコタイムズ社、2013/05/09

------小水力発電ニュース------
 北海道美幌町は、このほど町営の日並浄水場に小水力発電設備を建設することを決めた。建設には環境省の補助金が充てられる予定。今秋にも着工し、今年度内の稼働開始を目指す。発電設備の出力は約15kWで、発電する電力は外部に売電せず全量を自家消費する。

転載元
http://ecotimes.jp/news/view/id:231.html

2013年5月13日月曜日

神奈川県 文命用水で農業用水小水力発電

・-----建通新聞、2013/05/08

------小水力発電ニュース------
 神奈川県産業労働局は、南足柄市に設置した文命用水で、農業用水小水力発電実証試験調査を行う。2013年度予算に新規事業として、441万円の調査費を盛り込んだ。
 文命用水は、足柄平野の農地800㌶に農業用水を供給する。

つづき
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/130507400031.html

三重県、県内で小水力発電設備の実施設計に着手

・-----エコタイムズ社、2013/05/09

------小水力発電ニュース------
 三重県農林水産部はこのほど、県内で小水力発電設備を整備ためのする実施設計に着手した。実際の設計、調査などは県が委託したコンサ ルタントなどが行い、既に建設地として有力な地点が1か所存在するという。この小水力発電設備の売電収入は、県ではなく設備を設置する土地改良区の収入に なる模様。

 実施設計は今年度中に行われる見通しで、詳細な出力や事業実施のための検証などを行う。小水力発電設備の出力などは現状では未定だが、概ね200kW程 度のものになる見通し。この事業費は、県が今年度計上した農村地域自然エネルギー活用推進事業で賄われる。同事業の今年度予算は、農林水産省からの補助金 などもあり、前年度の350万円から今年度は7550万円に大幅に増額された。

転載元
http://ecotimes.jp/news/view/id:229.html

2013年5月10日金曜日

石狩・空知管内で小水力発電計画相次ぐ-コストには課題も

・-----北海道建設新聞、2013/05/07

------小水力発電ニュース------
 石狩・空知管内では、農業水利施設を活用した小水力発電の計画が相次いで浮上している。北海土地改良区(本部・岩見沢、真野弘理事長)が、北海幹線用水路に導入する計画を打ち出しているほか、神竜土地改良区(同・深川、塩尻芳央理事長)と当別土地改良区(同・当別、山田智理事長)が導入を目指していることが分かった。地域に密着した再生可能エネルギーとして注目される小水力発電だが、10億円以上とされる導入費用の負担は小さくなく、課題も多い。
 小水力発電は、頭首工やダム、用水路など農業用水利施設の落差を利用するおおむね1000㌔㍗未満程度の発電施設。固定価格買取制度の開始や、農林水産省による補助制度創設など普及に向け環境は整いつつある。
 各土改区は、年間数千万円から数億円掛かる施設の維持、管理費の軽減を目指すため、導入を検討。
 北海土地改良区は北海幹線用水路に水を引き込む空知川の取水口に最大260㌔㍗の水力発電施設を計画している・・・

http://e-kensin.net/news/article/7616.html

ため池使った水力発電きょう稼動 青森県

・-----東奥日報、2013/04/30

------小水力発電ニュース------
県土地改良事業団体連合会が、五所川原市神山の長橋ため池に整備を進めていた小水力発電設備が完成し、1日から本格稼働する。発電量は年間約2万6千キ ロワット時を想定し、売電による年収は年間約90万円の見込み。五所川原市南部土地改良区は、売電収入を区域内30カ所にある揚水機の維持管理に充てると している。全国土地改良事業団体連合会によると、ため池を使った小水力発電設備は全国で初めてという。

 市南部土改区によると、小水力発電設備の使用水量は毎秒約410リットルで、ため池の水位と水田への放水位の有効落差(5メートル)を利用して水車を回 し発電する仕組み。出力は常時10キロワットとなっている。自然エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、1キロワット当たり35.7円で東北電力に売 電する。

 設備はため池の斜樋(しゃひ)と呼ばれる取水口から取り込まれた水を、底樋(そこひ)の出口に設けた仕切り弁で止める構造。底樋を満水状態にし、放水の 勢いで発電効率を高める。発電は水田かんがい期間中の約4カ月間。この間の発電量は一般家庭6世帯分の年間消費電力量で、原油量にすればドラム缶(200 リットル)34本分に相当する。スギ596本分を植樹したのと同じ二酸化炭素(CO2)削減効果が得られるという・・・


つづき
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2013/20130430225247.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

県西南新エネ参入できず 四電買い取り枠限界

・-----高知新聞、2013/04/27

------小水力発電ニュース------


 大規模太陽光発電所(メガソーラー)など県内で新エネルギー施設が建設ラッシュを迎える中、県西南地域で新エネ事業に新たに参入できない事態が生じている。作った電気の売り先である四国電力の設備の受け入れ容量が限界に達し、買い取れなくなっているためだ。県内では他にも「空き容量」が逼迫(ひっぱく)しているエリアが潜在的にあるとみられる。

転載元
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=301777&nwIW=1&nwVt=knd


※太陽光発電に限らず、小水力発電の開発にも影響が出ます。

九州発電(株)に対し、 小水力発電所建設にかかる融資を実施

・-----日本政策投資銀行、2013/04/26

------小水力発電ニュース------

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社鹿児島銀行(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役頭取:上村 基宏、以下「鹿児島銀行」という。)と協調し、九州発電株式会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長:古田功、以下「当社」という。)に対し、融資 を実施しました。

 固定価格買取制度(フィードインタリフ:FIT)(注)に基づく再生可能エネルギーの導入は、太陽光については普及が進んでいるものの、水力については技術的難易度や投資回収期間の長さ等のハードルもあり、これまで全国的に事例が乏しい状況でした。
 このような状況下、当社は、鹿児島県の自然条件等を背景とした水力発電の高いポテンシャルを踏まえ、県内有力企業等の出資のもと、小水力発電事業者として全国に先駆けて設立されたものです。

  本件は、当社の第1号プロジェクトである船間小水力発電所(鹿児島県肝属郡肝付町)の建設資金について、DBJと鹿児島銀行が協調して融資を実施したもの です。DBJは、本件について、(1)県内有力企業が連携して新規事業に取り組んでいる点、(2)プロジェクト地点が水力発電を行うのに優れたポテンシャ ルを有している点、(3)発電機メーカー、電力会社、地元自治体・住民等の各関係者と適切な協力関係を構築している点、(4)再生可能エネルギーの普及を 通じた南九州地域の環境負荷低減に資する点、等を評価しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資する事業を積極的に支援してまいります。


(注)再生可能エネルギーによって発電された電気を法令で定めた価格・期間で電力会社等が買い取ることを義務づけ、再生可能エネルギーの導入拡大を図る制度。


 【お問い合わせ先】
 南九州支店 業務課 電話番号099-226-2666

※この内容は、日本政策投資銀行のサイトより転載しております。

2013年5月6日月曜日

福島県、地域主導型の小水力発電案件を公募中

・-----エコTimes社、2013/05/01

------小水力発電ニュース------
福島県は6月28日まで、「福島県地域主導型小水力発電導入支援事業」の対象案件を公募している。補助対象は出力1000kW以下の案件で、平成26年度末までに発電設備を着工する見込みであること、整備予定地が県内であることなどが補助要件となっている。
 同事業は、地域主導で小水力発電の導入を推進するため、県内の事業者などの事業計画作成費用や各種の法手続き、詳細設計費用の一部を補助するもの。地域主導型とは、地域の資源を活かして小水力発電を実施し、発電で得られる電力、売電の収益などを地域の活動に活かす取り組みを指す。補助率は経費の半額以内で上限は600万円。案件の審査は応募書類の到着順に随時行い、予算の範囲内で交付を決めていく。


転載元
http://ecotimes.jp/news/view/id:215.html

2013年5月3日金曜日

浄水場で小水力発電 美幌町が計画 自治体単独では道内初

・-----北海道新聞、2013/05/03

------小水力発電ニュース------
 【美幌】オホーツク管内美幌町は本年度、町営の日並(ひなみ)浄水場に、水道用水を利用した小水力発電施設を設置する準備を進めている。環境省の補助事業を申請しており、4月末までに内定を得た。6月までに正式に採択される見込みで、同月の定例町議会に関連予算案を提出。9、10月ごろ着工し、年度内に稼働させる。

 道や美幌町によると、水道施設を利用した道内の小水力発電は、札幌市と北電の子会社、ほくでんエコエナジーが運営する札幌市藻岩浄水場に続き2カ所目。市町村が単独で設置するのは初めて。<北海道新聞5月3日朝刊掲載>

転載元
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/462883.html

北陸精機、吊り下げ式の小水力発電機開発-大規模工事が不要

・-----日刊工業新聞、2013/05/02

------小水力発電ニュース------
【富山】北陸精機(富山県魚津市、谷口直樹社長、0765・32・8231)は、農業用水路に吊(つる)すタイプの小水力発電機「パワーアルキメデス=写真」を富山県立大学や石川県立大学と共同で開発した。落差は1メートル以上で使用水量は毎秒0・1立方メートル以上、発電容量は50キロワット以下。水車や発電機、制御部など設備総額約1300万円。

 水路の底に固定せず、用水の落差があるところに直接吊すため、大がかりな土木工事が必要ない。木の葉や枝、ひもなどの自動ゴミ取り装置や水量を調節する水落とし装置もある。自社敷地内を流れる鴨川印田用水路に設置し売電も行う。

 出力10キロワットの場合、年間発電量は約8万キロワット時で年間売電金額は約280万円となり約6年で、投資回収が可能。全国の農業関係者を中心に販売する。

転載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620130502hhaf.html

小水力発電:新城に適地21カ所 市、活用呼びかけ--愛知大調査 /愛知

・-----毎日新聞、2013/05/02

------小水力発電ニュース------
 新城市は小水力発電の適地を市内21カ所で確認した。愛知大学に委託した調査で分かった。今後、住民主体で発電所を設置、活用可能性を探り、支援などの仕組みを検討する。

 同大の藤田佳久名誉教授のゼミ生らが昨年12月から今年3月にかけて調査した。その結果、31カ所で小規模水力発電所跡を確認した。水車を活用するなどしたもので、明治後期以降に設置され、昭和30年代まで稼働していた。

 さらに、今後の設置可能性を探るため、発電所跡を含め市内の小河川や農業用水の流量、流速などを調べたところ、21カ所が設置の適地と分かった。

 現段階では水利権の調整など具体的な対応は取っていない。今年度は、調査結果を住民に広く知らせ、地域主体で小水力発電を活用するか呼びかけていく。穂積亮次市長は「今年度を準備期間として、地域で利用していく仕組みや政策を検討したい」と話す。

 発電所跡では、一部で水車小屋や発電機などが残っており、今後小水力発電の啓発に活用できるよう、保存を検討する。また、啓発活動として、最大出力10ワットの簡易型水力発電機2台を6月以降に貸し出す。地域団体などに獣害対策用の電気柵や防犯灯などに使ってもらう考えだ。【清藤天】

転載元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130502-00000053-mailo-l23

小水力発電 初期投資ゼロに 福島県が東北で初 民間の資金を活用

・-----日本農業新聞、2013/4/30

------小水力発電ニュース------
 福島県は今年度から、民間資金を活用した小水力発電施設の設置に乗り出す。県の初期投資が不要で既存のダム管理施設の維持・管理費の低減につながる上、一定の年数が経過すれば県に発電施設が無償譲渡され、その後の売電収入を全て得られるのが特徴だ。農業用ダムなどでも応用できるのではと、他県からも注目が集まる。

転載元
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=20663

小水力発電跡地31カ所 新城市と愛知大調査 資産として活用探る

・-----中日新聞、2013/04/26

------小水力発電ニュース------
 新城市は26日、愛知大の研究グループと連携して市内で実態調査を進めていた明治後期から昭和初期の小水力発電跡地が31カ所見つかったと発表した。鳥獣被害対策や防犯灯などの電源として使える可能性があり、市は「重要な資産。地元住民と活用を相談したい」と話している。
 調査の主体となった愛大の藤田佳久名誉教授が市環境審議会の座長をしていた縁で、愛大の学生16人が昨年12月から、市内の豊川支流の集落で住民から聞き取りし、発電所があった場所や発電規模などを調べてきた。
 作手、鳳来地区を中心に小水力発電の跡地を発見。いずれも山あいの地域で送電や管理コストがかかるため、水車をベースに集落や個人単位で電気を自給していたとみられる。取水口や導水路などの遺構も数多くあり、発電機や水車タービンも見つかった・・・


つづき
http://edu.chunichi.co.jp/?action_kanren_detail=true&action=education&no=3314

日本工営/小水力発電事業拡大へ取り組み加速/開発規模1万キロワット目指す

・-----日刊工業建設新聞、2013/04/25

------小水力発電ニュース------
 日本工営は、小水力発電関連事業を加速させる。発電所の自社開発や既設設備の改修・運営、ダムESCOへの参入など幅広い範囲で事業参画を推進。今後10年間で合計1万キロワットの開発規模を目指す。同社は、建設コンサルタント以外の新領域で再生可能エネルギー関連事業を有望分野に位置付けている。小水力発電は自社の技術力やノウハウが生かせる事業として特に力を入れる。

 同社は、水力発電の設備や配電システムの計画・設計、施工監理といったコンサルタント業務だけでなく、水車や発電機、集中監視制御システムなど機器類の製作・納入、電力設備全般の工事も自ら手掛けられる強みを持つ。再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度が企業や自治体などの取り組みを後押しする中、こうした強みを生かせる分野として小水力発電関連事業に着目。発電所の開発、既設発電所のリニューアルなど広範な分野に進出することで、新領域の中核事業の一つに小水力発電を位置付ける。

 24日に発電を始めた鹿児島県伊佐市の新曽木発電所に続き、既設ダムのESCO事業、砂防ダムを活用した小水力発電、小水力発電所のリニューアルなどの事業が同時並行で進行中だ。ダムESCO事業は昨年10月、栃木県矢板市にある寺山ダムの事業者に決定。福島県いわき市の四時ダムでも3月にダムの省エネルギーと小水力発電に取り組む事業の最優秀提案者に選定された。

 砂防ダムを活用した小水力発電は長野県内で計画を進めている。事業主体となる特別目的会社を設立済みで、500キロワット級の発電所を開発する予定だ。宮崎県内では既設の発電用ダムに設置された設備のリニューアルをフルターンキーで受注した。鹿児島県薩摩川内市とは落差の小さい場所でも発電が可能な「らせん水車」と呼ばれる設備の実証実験を30キロワットの設備を使って進める。事業は経済産業省の補助事業に採択されており、認可申請手続きや詳細設計などを13年度中に完了。14年度に建設工事を終えて実機での実証事業に入る。海外でも、インドネシアで8000キロワット級の小水力発電事業を進める。現地企業と連携して事業展開する計画で、14年度にも発電所の建設が始まる見通し。投資額は15億円程度を見込んでいる。


転載元
http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201304250104001

東町水力発電 900キロ出力増加/北陸電力

・-----電気新聞、2013年4月30日

------小水力発電ニュース------
 北陸電力は26日、神通川水系高原川の東町発電所(岐阜県飛騨市)の出力を900キロワット増加し3万2200キロワットとする電気工作物変更届出書を経済産業省中部経産局に届け出たと発表した。水車・発電機の性能確認試験を実施した結果、出力を増加できることを確認した。これにより発電電力量は年間約120万キロワット時(一般家庭約300世帯分)増え、年間約600万トンの二酸化炭素(CO2)排出削減が期待できる。


紙面より転載