2013年5月31日金曜日

つり下げ型小水力発電 水路工事せず設置 増水にも対応 富山県の企業など開発

・-----日本農業新聞、2013/05/26

------小水力発電ニュース------

 富山県魚津市の機械メーカー・北陸精機と富山県立大学、石川県立大学は共同で、つり下げ型の小水力発電装置を開発した。水路の工事が要らず、設置が簡単なのが特徴。商品化し同社が今月、発売した。水車への水の流入を制限する構造を備え、従来装置の課題だった増水にも対応。「6年ほどの売電で投資を回収できる」(同社)という。土地改良区などに普及したい考えだ。

 装置の名前は「パワーアルキメデス」。幅1メートル以上の水路で、毎秒0.1立方メートル以上の水量と、1メートル以上の落差を必要とする。最大発電出力は10キロワットほどで、一般家庭15戸分の使用量に相当する年間発電量約8万キロワット時を見込む。価格は水路の幅や水量などで変わるが、設置費
込みで1000万円ほどだ。

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