2013年5月10日金曜日

ため池使った水力発電きょう稼動 青森県

・-----東奥日報、2013/04/30

------小水力発電ニュース------
県土地改良事業団体連合会が、五所川原市神山の長橋ため池に整備を進めていた小水力発電設備が完成し、1日から本格稼働する。発電量は年間約2万6千キ ロワット時を想定し、売電による年収は年間約90万円の見込み。五所川原市南部土地改良区は、売電収入を区域内30カ所にある揚水機の維持管理に充てると している。全国土地改良事業団体連合会によると、ため池を使った小水力発電設備は全国で初めてという。

 市南部土改区によると、小水力発電設備の使用水量は毎秒約410リットルで、ため池の水位と水田への放水位の有効落差(5メートル)を利用して水車を回 し発電する仕組み。出力は常時10キロワットとなっている。自然エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、1キロワット当たり35.7円で東北電力に売 電する。

 設備はため池の斜樋(しゃひ)と呼ばれる取水口から取り込まれた水を、底樋(そこひ)の出口に設けた仕切り弁で止める構造。底樋を満水状態にし、放水の 勢いで発電効率を高める。発電は水田かんがい期間中の約4カ月間。この間の発電量は一般家庭6世帯分の年間消費電力量で、原油量にすればドラム缶(200 リットル)34本分に相当する。スギ596本分を植樹したのと同じ二酸化炭素(CO2)削減効果が得られるという・・・


つづき
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2013/20130430225247.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f