2013年5月3日金曜日

小水力発電:新城に適地21カ所 市、活用呼びかけ--愛知大調査 /愛知

・-----毎日新聞、2013/05/02

------小水力発電ニュース------
 新城市は小水力発電の適地を市内21カ所で確認した。愛知大学に委託した調査で分かった。今後、住民主体で発電所を設置、活用可能性を探り、支援などの仕組みを検討する。

 同大の藤田佳久名誉教授のゼミ生らが昨年12月から今年3月にかけて調査した。その結果、31カ所で小規模水力発電所跡を確認した。水車を活用するなどしたもので、明治後期以降に設置され、昭和30年代まで稼働していた。

 さらに、今後の設置可能性を探るため、発電所跡を含め市内の小河川や農業用水の流量、流速などを調べたところ、21カ所が設置の適地と分かった。

 現段階では水利権の調整など具体的な対応は取っていない。今年度は、調査結果を住民に広く知らせ、地域主体で小水力発電を活用するか呼びかけていく。穂積亮次市長は「今年度を準備期間として、地域で利用していく仕組みや政策を検討したい」と話す。

 発電所跡では、一部で水車小屋や発電機などが残っており、今後小水力発電の啓発に活用できるよう、保存を検討する。また、啓発活動として、最大出力10ワットの簡易型水力発電機2台を6月以降に貸し出す。地域団体などに獣害対策用の電気柵や防犯灯などに使ってもらう考えだ。【清藤天】

転載元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130502-00000053-mailo-l23