2011年11月18日金曜日

白鳥川に発電用水車*アイキ産業 無償で製作*開放型、月内設置へ*富良野

-----北海道新聞、2011/11/18

------小水力発電ニュース------

   【富良野】農業用水のパイプなどを製造している市内のアイキ産業(市村日出綺(ひでき)社長)が、発電用の鉄製の水車を製作した。小規模な水力発電の導入を目指している富良野地域小水力発電普及協議会が、今月中旬に麓郷を流れる白鳥川に設置する。(尾張めぐみ)
   「小水力」とは出力千キロワット以下の水力発電で、麓郷では戦前から戦後にかけて利用していた歴史がある。環境省は普及を進めようと全国5カ所を選定して学習会などの助成をしており、富良野は道内で唯一選ばれている。
   同社は兼ねてから、農業用水路の落ち葉などを取り除く機械の動力として自然エネルギーの導入を考えていた。市村社長は協議会の一員でもあり、「自分たちも勉強させてもらいたい」と無償で設計、製作した。
   水車は直径2メートル25センチ、約500キロ。白鳥川の水深は約30センチで、「水量が少なく、川岸が整備されていないので設計が難しかった」(市村社長)といい、少ない水量でも水車が回りやすいよう、四角い皿状の鉄板を16枚取り付けた。
   重機を入れなくても設置できるよう組み立て式にし、・・・

つづき
http://hokkaido-eco.jp/news_topics/detail409.html