2013年5月17日金曜日

両機、水位変化に自動対応する高効率マイクロ水力発電機

・-----日刊工業新聞、2013/05/16

------小水力発電ニュース------
【新潟】両機(新潟市北区、西山修司社長、025・258・5970)は、マイクロ水力発電機を改良し、従来機 に比べて発電能力を約10%向上させた。同社の実証実験では秒速1・8メートルの流れの用水路で45―55ワットの発電を確認した。蓄電池に充電するタイ プで、幅1―2メートルの用水路に設置できる。蓄電池や充電コントローラー付属で価格を100万円からに設定し、受注を始めた。
 改良型(写真)は水車部に浮き、装置後方部分に重りを取り付けて水位の変化に自動的に対応する仕組みを採用。水位変化に伴う水車部の位置調整の手間をなくし、効率良く発電できるようにした。従来機は用水路の水位に合わせて水車部を固定する方式だった。
 同社は鋼材販売や金属加工が主力。2009年に水力発電機分野に参入し、従来機については10台の納入実績がある。

日刊工業新聞より転載