2013年5月31日金曜日

富山県 小水力発電計画導入へ

・-----世界の水情報、2013/05/31

------小水力発電ニュース------
 5月26日、富山県の2か所の県営ダムで小水力発電の導入計画が進められていることが明らかとなった。昨年7月、再生可能エネルギーで発電された電気を買い取る制度が始まったことがきっかけ。
 県営ダムのうち、建設時から発電機を備えているものは3つ。ダムを建設した後に発電設備を据え付けるのは県内初となる。整備費は3億円となるが、ダムの水力で341キロワット出力の発電機を設置し年間で一般家庭約400世帯分の電気をつくることが可能となる。よって、1年間電気を売って得た収入から維持管理費をのぞくと3600万円ほどの利益が見込まれるために8年ほどで投資分が回収できる見込み。
 2016年春に稼働する予定。地元では他のダムにも導入を検討したが、採算性に問題があり見直しが相次いでいる状況。もともと電気設備のないダムなどは、設備投資がかかるため利益回収率が低くなりがちである。今後は工事費用のコスト削減や、電力の地産地消など地域に合った導入方法を模索していく。

転載元
http://water-news.info/4234.html