2013年2月6日水曜日

ふるさとのエネルギー:長野県大町市・自家用小水力発電 自作し電気代半分に /青森- 毎日jp(毎日新聞)

・-----毎日新聞、2013/01/25

------小水力発電ニュース------
 長野、岐阜など3県にまたがる北アルプスのふもと、長野県大町(おおまち)市。3000メートル級の山々の伏流水が豊富で、各集落には農業用水路が張り巡らされている。大町市の「NPO地域づくり工房」顧問、川上博さん(78)は自宅近くの水路に小型の「らせん型水車」を設置、04年10月から手作りの小水力発電で自家消費電力の一部を賄っている。旧国鉄職員時代に培った電気設備保守の知識や経験を生かし、当時、全国でほとんど例がない自家用小水力発電を実現した。【仲村隆】
 −−なぜ個人住宅で小水力発電を?
 農村なら、どこにでもある農業用水路に水を流しておくだけではもったいないと思いました。用水路は農繁期以外、ほとんど使われていません。身近に得られる水力エネルギーを農家が利用できたら、必要な電力のかなりの部分を自給できるのでは、と考えました。
 −−きっかけは?
 12年前、安い深夜電力を有効に使おうと自宅に蓄電池を備え、深夜にためた電気を昼間に使うようにしました。でも、蓄電池は充電・放電を繰り返すと電気を15%ぐらいロスします。ロス分を発電で補えないかと考えました。ちょうど、旅行先の新潟県の佐渡金山で見学した「らせん型のくみ上げ水車」にヒントを得ました。鉄工所で耐久性の高い鉄製の水車を作ってもらいました。市販の発電機や、回転数を上げるため軽自動車の変速装置を使い、計300万円かけて自分で発電所を組み立てました・・・

つづき
http://mainichi.jp/feature/news/20130125ddlk02040212000c.html