2010年3月23日火曜日

川や水路で発電 過疎地の産業に

川や水路で発電 過疎地の産業に・-----朝日新聞、3/23




川や水路に置いた水車で電気を起こす「小水力発電」を県内に広めようと、全国小水力利用推進協議会(事務局・東京)が22日、徳島市藍場町2丁目のあわぎんホールでシンポジウムを開いた=写真。上勝町の水路を視察した協議会のメンバーが「県内には使われていない水路がたくさんあり、小水力発電の潜在能力は高い」と訴えた。

 講演した茨城大学農学部の小林久教授(地域環境工学)によると、農村での小水力発電は全国的に戦前まで盛んだったが、昭和30年代から大規模ダムの発電所が各地に建設されるようになり、衰退したという。現在、使われなくなった農業用水路などを活用するアイデアとして注目されているが、水利権の調整が難しく、なかなか広まらないという。

 協議会の中島大(まさる)事務局長は討論会で「過疎地の新たな産業にできれば、山村が地場の資源を生かして自立できるチャンスだ」と話した。


------小水力発電ニュース------