2012年8月30日木曜日

東京発電、神奈川・箱根町の小水力発電所を再開

・-----日刊工業新聞、2012/08/30

------小水力発電ニュース------

 東京発電(東京都港区、中村寛征社長、03・6371・5200)は29日、神奈川県箱根町で廃止された小水 力発電所を再開発すると発表した。1954年に地元の旅館が建設し、74年に老朽化のため廃止された洲雲川発電所(写真)に、水車など新設備を導入。来年 4月に発電を再開する。
 水路や水圧鉄管など健全な既存設備はそのまま再利用する。最大出力は190キロワットで発電量は年間約110万キロワット時を見込む。
 同発電所は廃止後、箱根町に譲渡され、水をためる水槽設備の一部は水道水の供給に使われていた。東京発電では昨年から町や地権者、漁業協同組合、関係官庁と協議を行い、水道用と発電用の水を分けることなど再開発に向けての調整がついたことから、10月に工事を始める。

掲載元
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0820120830qtkg.html