2012年8月25日土曜日

農水省、概算要求で小水力発電設備の整備に10数億円計上

・-----日刊工業新聞、2012/08/17

------小水力発電ニュース------
 農林水産省は2013年度の概算要求で、農村での小水力発電設備の整備事業予算を10数億円計上する方針を固めた。12年度は約7億円だった。再生可能 エネルギーの全量買い取り制度を受け、土地改良区で設備導入を計画する申請が相次いでおり、12年度予算は足りない状況。13年度も申請の伸びが確実な情 勢のため、全国の土地改良区や府県知事などと連携し、予算の増額を求める。
 小水力発電は太陽光発電に比べて水路の流水量や高低差などの調査や詳細設計が必要で、初期投資が大きい。このため整備事業では農業用水路に設備を設置する際の事業化調査や設備導入にかかる費用を定額か2分の1で援助する。12年度は50件近い申請があった。
 政府は土地改良長期計画で、小水力発電設備の設置地区を1000地区にする目標を掲げている。農水省によると現在は全国計26地区で、大半が最大出力500キロ―1000キロワット超の大型設備を設置している。

掲載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120817abbb.html