2012年5月9日水曜日

丸紅、山梨・北杜市の小水力発電所が本格運転-景観配慮、効率も向上

-----日刊工業新聞、2012/05/09


------小水力発電ニュース------
   丸紅100%子会社の三峰川電力(東京都千代田区、吉賀博社長、03・3282・7400)は、山梨県北杜市に設置した小水力発電所の本格運転を始めた。
   地域を走る農業用水路に発電所を3カ所設置したもので、合計の年間発電量は4600メガワット時の見込み。発電所には小川の横に居並ぶものもあり、地域の景観と共存する発電所をアピール。再生可能エネルギー導入の関心が高まる中、普及を促す“ショールーム”の役割も担っている。
   小水力発電は水の落差を利用し、水車で発電機を回して発電する仕組み。北杜市のケースでは農業用水路から取水して電気をつくる。発電に使った水は、そのまま農業用水路に戻り、生活用水などに活用される。複数拠点を同時に開発したことで開発期間の短縮や費用を圧縮。また運転後の保守の効率を向上することで、事業性を高めた。
   丸紅は2020年までに国内で合計30カ所程度の中・小水力発電所を開発する計画。
つづき http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120509caaa.html