2013年6月7日金曜日

丸紅、農業用水で発電、長野・茅野に新施設。

・-----日本経済新聞、2013/06/03

------小水力発電ニュース------
 
  【松本】丸紅は5月31日、長野県茅野市で2件目となる小規模の水力発電所を建設すると発表した。農業用水路の水の流れを活用して電気を起こす。12月に 発電を開始し、一般家庭約270世帯分の年間発電量を見込む。環境負荷が低い再生可能エネルギーとして開発を拡大する。
 子会社の三峰川電力(東 京・千代田)を通じ、蓼科第二発電所を建設する。投資額は約2億円で、6月に着工する。発電能力は141キロワット。発電した電力は再生可能エネルギー固 定価格買い取り制度を活用し、20年間売電する。既に運転する蓼科発電所(茅野市)と同一水系で、メンテナンスの効率化も期待できる。
 丸紅は長野県と山梨県で小水力発電所を運営しており、今回の新設で7カ所目。再生可能エネルギーの需要拡大を見込み、2020年までに国内で30カ所程度の開発を目指している。

紙面より転載