2011年10月15日土曜日

小水力発電の〝天敵〟なくせ 黒保根で実験スタート/群馬

-----桐生タイムス、2011/10/14

------小水力発電ニュース------
   桐生市が環境省の二酸化炭素25%削減を目指したチャレンジ25地域づくり事業で黒保根町の水沼駅近くに設置した小水力発電装置の〝天敵〟で、取水口から 水にまざって流れ込む砂や木の葉を防ぐ研究を群大工学部の学生が卒業論文のテーマにして、実験・研究を開始した。安定的な発電と同施設のメンテナンスの作 業環境の大幅な改善に期待がもたれている。
   同小水力発電の取水口は発電装置から200メートルほど上流の沢にあり、そこからパイプなどを伝わって流れてくる水の力で水車を回し、発電している。前年度、環境省の同事業に選定され、実証実験がスタートした。
   それ以来、安定的な発電への悩みの種となっていたのが、砂や木の葉の混入。水を水車に吹き付けるノズルなどが詰まることがあった。これまでも取水口の上 流にネットを張るなどの対策もとってきたが、根本的な解消とはならず、ネットなどの清掃作業もほぼ毎日、行わなければならない状況だった。
   この解消策を卒論のテーマとしたのは機械システム工学科4年の吉田匡利さん。担当教官の天谷賢児教授の指導で研究に乗り出した。

つづき
http://www.kiryutimes.co.jp/news/1014/1110141.html