2013年3月13日水曜日

小水力発電事業化 伊那市研究会「高遠ダムは可能」

・-----長野日報、2013/03/09

------小水力発電ニュース------
 小水力発電の導入を模索してきた伊那市の庁内検討組織「小水力発電研究会」は、市内の水路などを活用した小水力発電について検討した研究結果をまとめ、8日の市議会環境エネルギー問題特別委員会に報告した。採算面からの分析では、県営高遠ダムを「事業化は可能」とした一方、長谷地区の農業用水は「事業化は難しい」と指摘。長谷地区については地域振興を目的とした地産地消型の発電事業の可能性に触れ、太陽光や木質バイオマスなど、複数の方式を組み合わせた自然エネルギーの活用を検討課題に挙げた。
 同研究会は実務者らでつくるワーキンググループで、昨年5月から高遠ダムの河川維持流量(毎秒0.96トン)と長谷地区の農業用水「美和一貫水路」(取水量0.68トン)の2カ所について事業化の可能性を検討。建設コストや採算性、活用方法などの研究を重ねてきた。
 高遠ダムについては、年間可能発電量を1248.3メガワット、総工事費3億円と試算。費用対効果は高く、7.2年で初期費用を回収できるとして、売電による事業化は可能とした。高遠ダムについてはすでに、県が発電所の新規建設を決めている・・・

つづき
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=27881