2012年6月20日水曜日

「既存小水力も対象に」

・-----中国新聞、2012/06/17

------小水力発電ニュース------

 出力千キロワット以下の水力発電所を運営する中国地方のJAや市町村などでつくる中国小水力発電協会(広島市中区)は、山口市で総会を開き、7月に始まる再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で既存施設も対象とするよう要請することを確認した。

 中国地方には小水力発電所が53施設あり、中国電力の買い取り価格は1キロワット時当たり9円18銭。これに対し、7月からの新制度は1キロワット時当たり30円45銭~35円70銭とする案を経済産業省が提示したが、対象は新規施設に限定している。

 総会で香川洋之助会長は、既存施設の大半が稼働から50年近く経過し、水路補修費などのため赤字で運営している点を指摘。「国は既存施設を守る姿勢を見せないと、再生可能エネルギーの普及は図れない」と述べた。

掲載元
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206170012.html