2011年7月27日水曜日

高密度ポリエチレン管、小水力発電の管路に、大日本プラ、液状化対策にも

-----日経産業新聞、2011/07/27

------小水力発電ニュース------
   東北中心に販促
   タキロン子会社の大日本プラスチックス(大阪市)は高密度ポリエチレン管の一種であるハウエル管の事業を、東北地方を中心に強化する。東日本大震災を契機に自然の河川の落差を利用して発電する小水力発電の管路などの需要が伸びると判断した。地盤の緩い土地の液状化対策でも使われるため、今期以降、東北の営業やグループの設計担当者を増やし、自治体などに売り込む。

   ハウエル管は下水管や配水管に使われる樹脂製の管。柔軟で腐食にも強く、つなぎ目を融着して使うため従来の鋳鉄管などと比べて地震などの災害が起きても外 れにくい。高速道路の地下に埋め込む水路用の道路横断管などの外圧管や、農業用水路や下水道などに使われる内圧管がある。

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   大日本プラスチックスは小水力発電などでの導水管や落差管としての需要を見込む。既に昨年度3件の受注実績がある。地盤の緩い土地の吸水・排水管として、港湾などの液状化対策の需要もある。来年にかけ被災地の復興工事などが本格化する際に、災害対策用のインフラ設備として売り込む考え。

(上記 日経産業新聞より抜粋)