2011年7月19日火曜日

小水力発電所:環境に優しいと再評価 佐久市「太陽光、風力よりも安定」 /長野

-----毎日jp、2011/07/14

------小水力発電ニュース------

JA佐久浅間 平根発電所
※写真は「Aべ」氏のサイトより転載

◇旧平根村が一丸で建設、1954年稼働開始
  福島第1原発事故を教訓に自然エネルギー活用が注目を集める中、佐久市横根にある農業用水で水車を回して発電する小水力発電「平根発電所」が、環境に優しいエコ発電所として再評価されている。1954(昭和29)年の稼働開始と古く、昨年、管理者の佐久市の事業仕分けで運営から手を引く意見も出た。しかし、市は「太陽光や風力発電に比べ、天候に左右されず24時間、安定した電力供給ができる利点がある」と施設の長寿命化の調査研究や、機器更新などの検討を進めている。【藤澤正和】
 平根発電所は、浅間山のふもとの湯川からの農業かんがい用水(毎秒2・2トン)を取水し、33メートルの落差を利用して水車を回して発電する仕組み。最大出力は550キロワット。2000年から平尾山公園のエスカレーターやレストラン、昆虫体験学習館、冬のスキーガーデン「パラダ」の各施設の電力に活用している。
 市建設部によると、10年度の年間発電量は約270万キロワット時。公園全体の需要の98%を賄った上に、余剰電力145万キロワット時を中部電力に売電し、約713万円の収入があった。公園の全電力を購入した場合と比較して、約200万円の黒字。
つづき
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110714ddlk20040085000c.html