2012年4月24日火曜日

農研機構、中山間地向けゴミ詰まりに強い小水力発電システム開発に着手

・-----日刊工業新聞、2012/04/24

------小水力発電ニュース------
  農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の生物系特定産業技術研究支援センターは、中山間地域向けの小水力発電システムの開発に着手した。落ち葉や刈草、土砂などのゴミ詰まりが多い中山間地の農業水路の実態に配慮し、ゴミ詰まりに強く、毎秒0・1立方メートル程度の小流量でも発電できるシステムを開発する。農業水路のゴミ調査、除じん装置の開発などを経て2013年度半ばから実証試験を始める計画。
  小水力発電システムは信州大学、新潟大学、南魚沼福祉会あさひばら(新潟県湯沢町)と共同で開発する。中山間地の農業水路は幅50センチメートル程度の小川レベルを想定。山の傾斜があるため、流速は毎秒1―2メートルあるが、水量は少なく、落ち葉や刈草などによるゴミ詰まりを考慮する必要がある。   同システムは大規模河川向けと同様の電動スクリーン式を採用する。除じん装置は12年度後半に開発に着手。

転載元 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120424abbb.html