・-----信毎Web、2012/01/06
------小水力発電ニュース------
独自の小型水力発電装置を作っている電機設備機器製造業の倉沢久人さん(68)=上伊那郡辰野町=が、小規模な風力発電に乗り出す。開発した水力発電装置は、1分間に300回の比較的少ない回転数で発電できるのが特色で、アフリカで使いたいとの話もある。培った技術を応用し、秒速3~4メートルの弱い風で発電するのが目標。風力発電は水利権調整も不要で、倉沢さんは「水力より可能性がある」と意欲を燃やしている。
計画では、長さ約1メートルのアルミ製の羽根4枚を使用。風向きに関係なく回転するよう、長さ約5メートルの支柱の上部を囲むように取り付け、支柱が回転軸になるようにする。天竜川沿いなど町内の風の通り道で実験し、羽根の角度などを調整する。
倉沢さんによると、通常の風力発電は風速毎秒5~10メートルが必要。磁石と反応させる銅線コイルの数を増やしてある水力用発電装置を使うことで、より弱い風で発電できるとみている。発電量は最大0・3キロワット時で、10ワットの発光ダイオード(LED)30個を連続点灯できる計算だ。
つづき
http://www.shinmai.co.jp/news/20120105/KT111229SJI090017000.html