2012年1月6日金曜日
水の国のenergy革命:/4 小水力発電 /滋賀
------小水力発電ニュース------
◇クリーンな電力、地産地消 7月制度スタート、買い取り価格に注目
大津市北比良の山中。比良川のほとりの小屋で、直径25センチの特注水車が勢いよく回る。クリーンな電力を地産地消できるとして注目される小水力発電(出力1000キロワット以下)の一つだ。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まる今年、価格の設定次第で一気に普及に拍車を掛ける可能性もある。【石川勝義】
比良川の水車は地元のびわこ成蹊スポーツ大の青木豊明教授(64)が約25万円で手作りしたマイクロ水力発電機だ。自動車用発電機を動かし、一般家庭使用量の3分の1に当たる0・35キロワットの電力を生み出す。
取水口付近の川幅は2~3メートル、水深は数十センチ程度。水量は毎秒約130リットルで、発電に使うのはその1%だ。比良川の水量の4分の1で周辺254世帯の電力を賄えるという。
「日本の国土の70%は山で天然のダム。各地で小水力発電を導入すれば多くの電力を生み出せる。太陽光や風力よりも安定している」と青木教授。資源エネルギー庁によると、ダムなどを含めた水力発電全体の出力は2757万キロワットで、日本の全電源の8%を占める。未開発の場所ではさらに1977万キロワット分の発電が見込めるといい、小水力はそのうちの24万キロワットだ。
県耕地課は08年度、県内の農業用施設で小水力発電を導入する検討を始め、用水路など40カ所の候補のうち6カ所で採算の見込みがあると判断した。ただ、・・・
つづき
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120105ddlk25040312000c.html