・-----下野新聞、2012/01/01
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小水力発電ニュース------
豊富な水資源に恵まれた本県の地の利を生かし、2012年から「小水力発電」の普及に向けた県の取り組みが本格化する。発電した電力を販売して地域に利益を還元する構想と、電気自動車(EV)などエコカーの電源として活用する構想の2本柱。東日本大震災や原発事故でエネルギー政策が問われる中、再生可能エネルギーを農村部の活性化に生かす未来志向の「栃木型スマートビレッジ」は、全国のモデルとなりそうだ。
「山地から平地へと地形にこう配のある本県は適地なんです」。宇都宮大工学部の船渡寛人准教授は太鼓判を押す。
農業用水路などを活用した小水力発電。環境省によると、本県は、中規模設備による「中水力発電」も含めて、利用可能な農業用水路の地点数が65カ所で全国トップ。発電可能な電力量(設備容量)は4・8万キロワットで全国2位と、優位性が高い。
■「先駆的」と評価
小水力は昼夜を問わず発電できるため、太陽光よりも発電効率が優れているが、水利権取得など手続きの煩雑さが普及の壁だった・・・
つづき
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111231/691713