2012年2月14日火曜日

北陸六味 【九里 徳泰さん】 12:地域で完結する資源

-----asahi.com、2012/02/04

------小水力発電ニュース------
  東日本大震災以降、電力への関心がとても高まったのではないでしょうか。
脱原発にYES、NOの議論ではなく現実を見据えて、身の回りにある環境をしっかりと見つめれば、まだまだ私たちの生活に役立つものがあるのではないかということです。

  昨年11月中旬、富山県黒部市の宇奈月温泉で「全国小水力発電サミットin黒部」というシンポジウムがありました。全国から小水力発電に関心がある670余人が集まり、2日間、熱心に討論しました。私はシンポジウムの自治体セッションの座長を務めました。

  さて、小水力発電というと、古い技術で「そんなに電気も発電せずに時代遅れ」というイメージがあるかもしれません。ですが、二つの視点を入れると小水力発電がキラキラと輝きだします。

  一つは「地域」のための「地域」での発電ということ。地産地消という言葉がありますが、エネルギーも地産地消する。これには大規模発電所だけに頼らない地域のエネルギーの自立という利点があります。災害時の緊急用電源という位置付けもできます。

  もう一つは「ローテク」。古い技術(テクノロジー)であるけれども、太陽光、風力に比べて水は24時間流れているので、抜群にエネルギー供給の安定性があります。さらにローテクならではの機械の構造がシンプルという利点もあります・・・

つづき
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000571202040001