2012年1月21日土曜日

少しの水・落差でも発電 佐賀・武雄のメーカーなど開発

-----Asahi.com、2012/01/18


------小水力発電ニュース------
 破砕機メーカーの中山鉄工所(佐賀県武雄市)と、小発電システム開発会社のシーベルインターナショナル(東京都千代田区)が協力して、少ない水量で発電できる小型水力発電装置を開発した。最大10キロワット時、4人家族が1日に使う電気量を発電出来るという。

 中山鉄工所によると、装置の大きさは縦、横、高さ共に2メートル。内部には直径50センチの水車2基が取り付けられている。通常、小型水力発電機を動かすには水の落差が10メートルは必要だが、今回開発した装置は2~3メートルで発電可能という。

 この装置を水路に取り付けられた鋼板製の簡易堰(せき)にはめ込み稼働させる。工期は数日間で、水路の幅は2メートルあれば可能。価格は設置場所などで変わるが、10キロワット時発電装置の場合で1000万円前後という。

 20キロワット時以下の小水力発電には、法律が定める電気主任技術者を置く必要がなく、無人で運転ができる。半面、自然相手のため、ゴミなどの掃除、除去作業が必要になる。利用できる水は河川や工場用水など多岐にわたるが、実際の運用には水利権などの調整で2年ほどかかるという。

つづき
http://www.asahi.com/eco/news/SEB201201170059.html