2012年3月22日木曜日

小型化が進む「水力発電」

-----日経Bizアカデミー 、2012/3/21


------小水力発電ニュース------
  クリーンな発電手法「水力発電」は水の量が急激には変動しないので、天候次第で発電量が大きく変わる太陽光や風力より供給面で安定している。北陸電力は富山県魚津市に中小型の水力発電所を新設すると発表した。
  適地の多い岐阜県や群馬県が国に発電特区を申請し、事業化の機運が高まっている。日本工営は鹿児島県伊佐市と連携し、水力発電所を建設する。東京電力子会社の東京発電も茨城県北茨城市から譲渡を受けた水力発電所の遺構を再整備して運転を始めた。発電特区の申請も相次いでいる。
  企業と自治体が連携し、小規模水力発電所を建設する動きが広がり始めた。水車を回して発電する小規模水力発電は全国に2万カ所以上の適地があるとされる。1カ所の発電能力は小さいが、積み上げれば全国で原発15基分に相当する1500万キロワット分の潜在力があるとされる。2012年7月からの全量買い取り制度の対象になっている。[2012年3月21日]

転載元
http://bizacademy.nikkei.co.jp/column/keyword/article.aspx?id=MMACzf005021032012