2011年6月20日月曜日

なるほドリ:小水力発電ってなに? /京都

-----毎日jp、2011/06/19

------小水力発電ニュース------
◇稼働率高く環境にも優しい 「脱原発」で重要性高まる


なるほドリ 福島第1原発事故で、自然エネルギーが注目されてるね。

記者 そうですね。これまでも資源節約と地球温暖化防止のための「再生可能エネルギー」として推進が必要とされてきました。しかし、日本は「原発」を偏重したため、世界的に見れば遅れ気味です。今回の事故で「脱原発」の必要性が認識され、重要性が一気に高まったのです。

Q よく聞く太陽光発電が一番有効なの?
A それは企業の研究開発や国・自治体の補助制度で最優先されてきたからです。でも、太陽光で十分に発電できるのは晴れた昼間だけで、年間8760時間のうち1000時間ほどと稼働率は低いのです。

Q 稼働率が高い再生可能エネルギーはないの?
A 実は昔からある小水力発電は河川で5000時間程度、優先水利権のある水路などでは8000時間を超えると言われます。水は密度が空気の約 1000倍で、エネルギー転換のための発電設備は風力よりはるかに小さくて済むなど環境負荷が小さい利点もあります。毎秒1立方メートルの水量と10メー トルの落差があれば理論上は98キロワットの発電が可能で発電効率などのロスが3割程度あるとしても70キロワットが生み出されます。山地が多くこう配が 急で、降水量にも恵まれた日本には出力100キロワットほどの適地が数千カ所、数十キロワットなら数万カ所あると見込まれています。東北、北陸などが中心 ですが、環境省が08年度に実施した調査では府内でも候補地が挙げられています。

Q それならこれまでにもっと普及してきたはず。

つづき
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110619ddlk26070381000c.html