・-----KNB News、2011/11/15
------小水力発電ニュース------
早月川支流で進められている全国初の市民出資による小水力発電事業が15日までに8億円近い目標額を達成する見通しとなりました。
来年4月には発電所の営業が始まります。
リポートです。
この事業は滑川市に本社がある電気事業者、アルプス発電が早月川支流の小早月川で進めている「立山アルプス小水力発電事業」です。
小早月川の砂防堰堤から取水し、2.8キロ下流に設置する発電所へ送り、年間520万から550万キロワットを発電してPPS・特定規模電気事業者に電気を売る計画です。
初期投資費用およそ12億円の7割弱に当たる7億8100万円を市民出資でまかなう計画を立て、太陽光発電や省エネ設備の市民出資ファンド募集に実績がある東京の会社が、去年9月から出資を募っていました。
その結果、15日までに目標額に達する見通しとなり募集を終了しました。
出資者は富山県内外から530人余りに上るということで、この業者を通じて発電事業者の売電収入から出資額に応じて分配金が支払われます。
発電所の建設は現在、最終段階に入っていて来月にも点検を兼ねた試運転を行い、来年4月から営業開始する予定で、実現すれば全国初の取り組みです。
アルプス発電の古栃均社長は「自然エネルギーへの関心の高まりを強く感じる。しっかりやっていきたい」と決意を新たにする一方、出資を募っていたおひさまエネルギーファンドの永田光美マネージャーは「募集期間は、エネルギーの選択を自分自身や子どもたちの未来の問題として真剣に考えるようになった時期でもあった」と話していました。
リンク先に動画有り
http://www2.knb.ne.jp/news/20111115_30287.htm