・-----上毛新聞、2011/10/29
------小水力発電ニュース------
地域限定で規制緩和し予算や税制面でも優遇する政府の「総合特区」に、県は飲食や土産物の生産販売など観光産業 に必要な電力を小水力発電で賄う「小水力発電によるスマートグリッド構築とその活用特区」を申請した。対象地域は前橋市や片品村など6市町村。観光客の移 動手段に使う小型電気自動車(マイクロEV)の開発と3千台設置も盛り込んだ。再生可能エネルギーを全面活用した先進リゾートとして発信、10年間で観光 客3割増を目指す。
対象は、前橋、桐生、みどり、片品、みなかみ、川場の6市町村。豊富な水資源と、尾瀬やスキー場、渡良瀬渓谷などの観光地を抱える。各市町村内でエリアを定め、宿泊から特産品の加工販売までほとんどの電力を小水力発電で賄う。
一部区域内は、マイクロEVのほか、電動アシスト自転車や電動福祉車両などEV限定で走行を許可し、二酸化炭素(CO2)排出を極力抑える低炭素型の観光システムをつくる。マイクロEVは群馬大などと共同で新たに開発する方針だ。
2020年3月の数値目標として、CO2排出量を半減することや、観光入り込み客を1900万人から2500万人に増やすほか、マイクロEVを6市町村に500台ずつ配置することも掲げた。
申請が認められれば、本年度は事業調査、12年度に設備の仕様決定や機器の開発委託、13年度は小水力発電建設・稼働とスマートグリッドの構築、14年度にマイクロEVなど小型の電動式の乗り物を稼働させる。
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