2011年10月12日水曜日

県「小水力発電」普及に全力 モデル地点、14に倍増 新潟

-----産経ニュース、2011/10/12

------小水力発電ニュース------
  東京電力福島第1原子力発電所の事故をきっかけに、太陽光や風力などの自然エネルギーへの関心が一段と高まる中、農業用水、湧き水といった身近な水の流れを利用する「小水力発電」が注目されている。県内では魚沼市など5カ所で稼働しており、電力不足への対策として普及が拡大しそうだ。狭い場所に設置できる上、天候に比較的左右されないなどの利点があるからで、県は8月に支援窓口を設置したほか、導入の可能性・採算性が高いモデル地点を近く現在の7カ所から14カ所に増やして導入を促す。

  小水力発電は農業用水路など小規模な水流の落差、流量を利用するもので、一般的に最大出力1千キロワット以下を指す。発電時に二酸化炭素(CO2)を排出せず、大きなダムによる水力発電とは比較にならないほど発電量は小さいが、雨の多い日本では太陽光や風力よりも発電量が安定しているとされる。

・・・中略・・・

  このため、県は小水力発電導入のマニュアルを作成し、新潟市東区の新潟浄化センターのような導入モデル地点の指定を拡充する。新規参入の研究会開催にも力を入れる方針だ。今月7日に県が新潟市中央区の県工業技術総合研究所で開いたセミナーには企業の担当者など約50人が出席し、会場がほぼ埋まるなど導入機運も高まっている。

つづき
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111012/ngt11101202180001-n1.htm