2011年10月18日火曜日

小型風力・水力発電メーカー 普及に本腰

-----化学工業日報、2011/10/17

------小水力発電ニュース------
      再生可能エネルギー法の成立を機に、風力・水力発電メーカーが製品提案を強化している。とくに自治体や工場向けに、小型タイプの風車や水力発電機を訴 求。また発電機の単品販売に加え、スマートグリッドシステムの提案を開始するなど、水力・風力発電の本格普及に向けた取り組みを加速している。

中略

   小水力発電システムを製造・販売するシーベルインターナショナル(東京都千代田区、海野裕二社長)は、従来の落差型水力発電とは異なる流水式水力発電シ ステムを提案する。水力発電機器内部で水流を圧縮、放流する仕組みで、落差0?からの設置が可能。上下水道や工場排水施設、農業水路など「導入ターゲット は無数に存在する」(同社)。とくに日本国内で約40万キロ以上あるといわれる農業水路に着目し、自治体などへ提案を強化する方針だ。

また、発電機器の単品販売に加え、スマートグリッドシステムの販売に本腰を入れる企業も登場した。シンフォニアテクノロジー(東京都港区、武藤昌三社長)は、自社製の風力・水力発電機の単品で販売する一方、太陽光や蓄電機能を付加した発電システムを本格展開する。
  同社の風力・水力発電機は、三重の自社工場で生産する。風力発電装置のブレード部分にはアルミ合金を使用。03年の発売以来、地方自治体を中心に累計で900台を納入している。06年から展開するマイクロ水力発電装置は、自治体や工場を中心に40台の販売実績を持つ。

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