2011年10月20日木曜日

農水省、農村へ小水力発電の導入促進-設備含め半額援助

・-----日刊工業新聞、2011/10/20

------小水力発電ニュース------
   農林水産省は2012年度から農村の小水力発電施設の導入について、調査や設計にかかる費用のほか設備自体の費用についても2分の1まで補助する。従来は導入に向けた調査や設計の費用を補助していた。既存の小水力発電の実証試験支援事業と合わせて、9億3200万円を12年度予算概算要求に盛り込んだ。
   設計などに加え設備も補助対象とし、ソフトとハードの両面から小水力発電の普及を後押しする。電力会社からの購入電力削減や売電による農業施設の運営費削減のほか、台風や地震など災害発生時のリスク対応力を強化する狙いもある。
   小水力発電は主に出力1000キロワット以下の比較的小規模な発電施設。農業用水などの農業水利施設で未開発の水力エネルギーは11万9000キロワットとあるとされ、これらをすべて利用すれば年間で標準的な家庭約14万戸分の使用電力に相当する5億8500万キロワット時を発電できる見込み。

転載元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020111020aaap.html