2012年6月13日水曜日

垂直3連水車で小水力発電装置 富山高専生が開発

・-----北国新聞、2012/06/09

開発した垂直3連水車を調整する
工藤さん(右)と白川准教授
=富山市の富山高専  
------小水力発電ニュース------
  富山高専(富山市)の学生グループが8日までに、「垂直3連水車」による小水力発電 装置を開発し、特許を申請した。直径を小さくした水車を縦に3つ並べることで装置の小 型化を実現、ごみも引っ掛かりにくい構造とし、小川や農業用水への設置に適したものと した。再生可能エネルギーへの関心が高まる中、グループは県内企業の協力を得て実用機 の製作に向けて準備を進めており、山間地への小水力発電の普及を目指す。
  専攻科2年の工藤佑馬さん(21)ら6人が開発した。通常は1つの大きな水車を回す のに対し、直径約20センチのものを縦に3つ配置。1番上の水車が水を受けると、2、 3番目が順に回転、チェーンを通じて得られた動力が上部の発電機に送られる仕組みとし た。
  工藤さんらによると、フィルターでごみを取り除き、発電に必要な水量だけを水車に落 とし込む構造とし、枯れ葉などを引っ掛かりにくくした。上から水が落ちてくる直径4~ 5メートルの水車と比べてエネルギー効率は劣るが、増水の影響を受けにくく、水が装置 にぶつかった時の落水音も小さい。このため、人家に近い場所でも設置しやすい。
  水車の直径など装置の大きさは、設置場所に応じて変えることができる・・・

つづき
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120609201.htm