2012年6月25日月曜日

小水力、活用広がる

・-----読売新聞、2012/06/22

------小水力発電ニュース------
勢いよく流れる水が安定した
電力を生む
(桐生市黒保根町で)

 設置容易、発電安定 県、市町村を後押し

「持ち運びできるし、水さえあれば発電できる。災害時には非常用電源としても活用できます」
高崎市との境界に位置する前橋市鳥羽町の群馬工業高等専門学校。周辺には田畑が広がり、敷地内には農業用の用水路もある。用水路の水は一度板でせ き止められ、金属製の水車に向かって、勢いよく流れ落ちる。同校の田中英紀教授が昨年6月に設置し、高崎市内の企業などと共同で開発を進めている小水力発 電の発電機だ。
せきで70センチほどの落差を作り、夏場なら一般的な白熱電球2個分程度の130ワット、水が少ない冬場でも40ワット程度の発電が可能だ。水車 への水の当て方を工夫したり、水を受け止める羽根の材質を樹脂から丈夫なステンレスに変えたりする改良を続けた結果、農作業が少なく水量が減る冬場でも安 定して発電できるようになった。電気はバッテリーに蓄えておき、夜間照明にも利用できる。
看板でPRする、
ぐんまフラワーパークの水力発電機
田中教授が想定するのが、用水路が多い農業地帯にあるハウスの作業用照明などに活用する案だ。消費電力が少ないLED(発光ダイオード)を使って 校内のテニスコートの照明に使ったところ、練習が可能なだけの光量を得られたという。流量が安定している工場排水の利用に適しているほか、重さも全体で 50キロ程度で持ち運べるため、田中教授は製品化にも意欲を見せる・・・

つづき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1338913642326_02/news/20120622-OYT8T00311.htm

群馬高専に設置された、
水路を利用した小水力発電機