総合商社の丸紅が、これまで光が当たることのなかった“地味エネルギー”の全国展開を狙っている。
水路の高低差を活用した出力1000キロワット以下のミニ水力発電事業に本格参入するのだ。大手企業の全国展開は初。これまで採算面からあまり普及しなかったが、その実力は意外と侮れない。
環境省は全国の小規模水力発電の能力について、2005年の11万キロワットから2020年には163万キロワット、2030年には302万キロワットへと大幅に拡大すると予測。未開発の中小規模の水力発電を合わせると、総出力は1200万キロワットを超えるとの試算もあり、拡大余地は十分ある。ある程度の水量があればどこにでも設置できるうえ、設置コストも数億円程度で済む。太陽光や風力と異なり発電量に大きな変動がないのも強みだ。
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